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『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』オマージュ/引用、トリビアチェックポイントまとめ【ネタバレ注意】

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 『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』には、物語の構成から一瞬だけ登場するアイテムまで、過去作へのオマージュや引用、小ネタ、トリビア、隠れ要素が無数に散りばめられています。

 もちろん、知らなくても充分に楽しめるのが『フォースの覚醒』ですが、知っているとより楽しめるチェックポイントをまとめました。

 1回見ただけではわからなかったネタを、2回目以降の観賞の前にこちらの記事でチェックして頂ければ幸いです。また、『フォースの覚醒』で見たネタを確認するために『スター・ウォーズ』過去作を見直す、というのもいいですね。

 当然ながら、この記事はネタバレ満載です。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』公開から1週間が経ちましたが、未見の方は以下からの記事にはご注意を!

 また、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』カメオ出演総まとめ!も合わせてご覧ください。

 『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』にカメオ出演していたキャストをまとめました!  『フォースの覚醒』は、これまでの『スター...
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目次

過去作オマージュ/引用

ストーリーのカギを握るドロイド

 機密データを持ったドロイドを狙うファースト・オーダーに追われながらも、主人公達がそのドロイドをレジスタンスの基地まで送り届け、最後の作戦ではその基地自体を破壊される前にファースト・オーダーの基地を破壊する、という物語の構成は『エピソード4/新たなる希望』と同じストーリーライン。

 両作品ともに、ドロイドがストーリー上のマクガフィンとなっている。

「2187」

 フィンのストームトルーパーの番号FN−2187は、『エピソード4/新たなる希望』でレイアが収監されたデス・スターの独房の番号「2187」からの引用。

 その「2187」の元ネタは、カナダのアーサー・リプセット監督による短編映画「21-87」。全編モノクロで、様々な映像を巧みにコラージュしたこの作品にジョージ・ルーカスは感銘を受けたという。

 この「21-87」の中には「フォース」という言葉も登場していることからも、この映画がルーカスに与えた影響の大きさが実感出来る。

 機械/管理社会の支配を描いている「21-87」から、個人を「FN−2187」と数字でしか呼ばないファースト・オーダーの非人間的な体制の一端を覗かせるのは、実に正しい引用と言える。

Xウィングの対地防衛用砲塔

 ポー・ダメロンがXウィングをジャクーから発進させようとする際に、Xウィングの底部から出した対地防衛用砲塔を使ってストームトルーパーを攻撃するが、これは『エピソード5/帝国の逆襲』でエコー基地から脱出する際にハンが帝国軍にミレニアム・ファルコンの対地防衛用砲塔を使用するシーンと、シチュエーションも含めて似ている。

拷問台

 ポー・ダメロンとレイが拘束される拷問台は、『エピソード5/帝国の逆襲』でハン・ソロが拘束された拷問台にデザインが似ている。

助けに来たストームトルーパー

 ポー・ダメロンの前でストームトルーパーのヘルメットを脱ぎ、助けに来たと言うフィンは『エピソード4/新たなる希望』でルークがレイアを助けに来た時と同じシチュエーション。

ウィルヘルムの叫び

 フィンとポー・ダメロンがタイ・ファイターで、スター・デストロイヤー「ファイナライザー」から逃走する際に、やられたストームトルーパーが過去の『スター・ウォーズ』シリーズと同様の「ウィルヘルムの叫び」を上げる。

レイの家

 ジャクーでレイが住むのは、エンドアの戦い後に行われたジャクーの戦いで使用されたと思われるAT-ATの残骸。また、レイの家には廃材で作ったと思われる反乱軍パイロットの人形がある。

 手芸も出来るぞ!レイちゃん!

変わらないミレニアム・ファルコン

 レイはミレニアム・ファルコンを見て「ガラクタ(garbage)」と言うが、ルークとレイアもそれぞれ「piece of junk」(『エピソード4/新たなる希望』)、「bucket of bolts」(『エピソード5/帝国の逆襲』)と同様に形容している。

 『フォースの覚醒』でもミレニアム・ファルコンの内部や計器類などはこれまでの作品のまま。『エピソード4/新たなる希望』でルークとハンが使った四連レーザー砲を、本作ではフィンが使用する。

トレーニング・リモート(シーカー)

 フィンがミレニアム・ファルコン船内で、『エピソード4/新たなる希望』でルークがライトセーバーの訓練に使用していたトレーニング・リモート(シーカー・ドロイド)を取り出す。

ミレニアム・ファルコンの密輸品の隠しスペース/ガスマスク

 レイとフィンがミレニアム・ファルコンの密輸用隠し倉庫床下に身を潜めるのは、『エピソード4/新たなる希望』でデス・スターに拿捕されたルーク達が密輸品の隠しスペースに身を隠すシーンと同じ。

 また、このシーンで有毒ガスの発生に備えて持ち出したのは、『エピソード5/帝国の逆襲』でハンとチューバッカ、レイアが小惑星の洞窟(と思いきやスペース・スラッグの体内)で使っていたガスマスクと同じもの。

ケッセル・ランのパーセク数

 レイは、ハン・ソロについて「ケッセル・ランを14パーセクで飛んだ」と言うが、劇中でハンが訂正するように『エピソード4/新たなる希望』でハンがミレニアム・ファルコンについて話していたのは「ケッセル・ランを12パーセク」だ。

 34年の間に、噂に尾ひれが付いたのか!

デジャリック・ホロチェス

 『エピソード4/新たなる希望』に登場したデジャリック・ホロチェスが登場。ミレニアム・ファルコン機内で、かつてチューバッカとR2–D2が対戦したホロチェスにフィンがぶつかると起動する!

The Force Awakens – Tippett Studio Holochess Stop-Motion Reel from Tippett Studio on Vimeo.

 この『フォースの覚醒』でのデジャリック・ホロチェスのシーンは、『エピソード4/新たなる希望』でデジャリックのシーンを制作したフィル・ティペットが、ジョン・バーグ、デニス・ミューレンとともに再び手掛けている!

 オリジナルのデジャリックモンスターのプロップから、今回の撮影用のデジャリックモンスターを新造。これを、『エピソード4/新たなる希望』当時と同じくストップモーションで撮影!

 CGでやってしまいがちなところを、ストップモーションで撮影していたことにも感動だし、伝説のスタッフが若いスタッフと共に作業するのは、『フォースの覚醒』のテーマである「継承」そのもので見事に本編とリンクする!

 本編にデジャリック・ホロチェスが登場した時の感動が増強されるので、上記のティペットスタジオのメイキングビデオは必見!

おなじみのセリフ!「イヤな予感がする」

 『スター・ウォーズ』シリーズに毎作登場するおなじみのセリフである「イヤな予感がする(I have a bad feeling about this)」を、本作『フォースの覚醒』ではハン・ソロが発言。

 ハン・ソロがこのセリフを言うのは、『エピソード4/新たなる希望』(デス・スターのゴミ圧縮機での「I got a bad feeling about this」)、『エピソード6/ジェダイの帰還』(エンドアでの「I have a really bad feeling about this)に続き3回目。

チューバッカ、ドロイドに吠える

 チューバッカがBB-8に吠えて追い払うのは、『エピソード4/新たなる希望』のデス・スター内でマウス・ドロイドにチューバッカが吠えて、おびえたマウス・ドロイドが逃げるシーンと同じ。

マズ・カナタの城の旗

 マズ・カナタの城の入口にかかっている旗には、『スター・ウォーズ』シリーズの様々なマークが登場。

●ボバ・フェットの装甲服にデザインされていたマンダロアのマーク(ジェングの頭骨)
●「クローン・ウォーズ」のズィロ・ザ・ハットに
 タトゥーとして掘られていたブラック・サンのマーク
●「クローン・ウォーズ」のホンドー・オーナカの海賊団のマーク
●「反乱者たち」に登場するシカトロ・ヴィザーゴの組織である
 ブロークン・ホーン・シンジケートのマーク
●『エピソード1/ファントム・メナス』に登場したいくつかのポッドレーサーの旗
●帝国軍のコスチューム団体「501部隊」のマーク

 1000年に渡って銀河を見てきたマズ・カナタのことだから、彼女の酒場にはマンダロアの賞金稼ぎやギャング、海賊もよく訪れたのだろう。これまでの歴史を偲ばせられる…

 「501部隊」は帝国軍の精鋭部隊という劇中設定があるため、ここでは現実のコスチューム団体ではなく帝国軍部隊のマークとして登場していることが考えられるが、ボランティアとして貢献し続ける「501部隊」へのリスペクトを込めての描写だろう。隊員の方々も、これはうれしいでしょうね!

マズ・カナタの酒場

 タコダナにあるマズ・カナタの酒場は、『エピソード4/新たなる希望』に登場したタトゥイーンのモス・アイズリーの酒場(カンティーナ)を意識した演出に。

 レジスタンスにBB-8の到着を連絡するドロイドの口が、2-1Bと同じくマイクで出来ているなど、小ネタが満載!

 ちなみに、マズ・カナタの酒場で流れている音楽は「Jabba Flow」と「Dobra Doompa」で、ジョン・ウィリアムズの楽曲ではなく、リン=マニュエル・ミランダの作曲。

 さらに、J・J・エイブラムスはリン=マニュエル・ミランダとともにこれらの曲のボーカルとして歌っている!

ライトセーバーの木箱

 マズ・カナタが持っていたアナキンとルークが使ったライトセーバーは、『エピソード4/新たなる希望』でオビ=ワンがこのライトセーバーを保管していたのと似た木箱に入っている。

 ただ似ている木箱なのか、それとも誰か(ルークとか)がオビ=ワンの家からこの木箱を持ち出したのか?

フォースのビジョン

 レイがアナキンとルークが使ったライトセーバーに触れることで見たビジョンでは、『エピソード5/帝国の逆襲』でダース・ベイダーとルークが戦ったクラウド・シティの回廊が登場。

 また、ダース・ベイダーから父であることを伝えられた時のルークの叫び声「NO!」も聞こえる。

 さらに、ユアン・マクレガーとアレック・ギネスによる「Rey, these are your first steps」というオビ=ワンの声と、フランク・オズによるヨーダの声も聞こえる!

取り囲まれたハンの元に駆けつける援軍

 マズ・カナタの城がファースト・オーダーの攻撃に遭い、ハン、チューバッカ、フィンがストームトルーパーに取り囲まれてしまい、手を挙げているところにレジスタンスの援軍が駆けつけ形勢逆転となるシーンは、『エピソード6/ジェダイの帰還』でエンドアのシールド発生装置のバンカーの前でハン・ソロ率いる反乱軍部隊が手を挙げているところに、イウォークの援軍が現れ形成逆転するシーンとシチュエーションが似ている。

「スターキラー」

 ファースト・オーダーの「スターキラー基地」は、『スター・ウォーズ』の初期稿でのルークの名字(「ルーク・スターキラー」)から取られている。

 ちなみに、「スターキラー」はゲーム「スター・ウォーズ フォース アンリーシュド」の主人公の名前にも使われていた。

再登場!アクバー提督とナイン・ナン

 『エピソード6/ジェダイの帰還』に登場したアクバー提督、そしてレジスタンスのパイロットとなったナイン・ナンが再登場。

 演じるのは、ティム・ローズ(アクバー提督)とマイク・クイン(ナイン・ナン)で、『ジェダイの帰還』のオリジナルキャストがカムバック。

シールド発生装置の解除に向かうハン

 スターキラー基地の攻撃のため、ハン・ソロ率いる部隊がシールド発生装置を解除する展開は『エピソード6/ジェダイの帰還』の第2デス・スター攻撃作戦と同様。

ゴミ圧縮機

 ハンとフィンは、シールド発生装置を解除させたキャプテン・ファズマをゴミ圧縮機付きのガベージシュートに投げ込もうと話すが、『エピソード4/新たなる希望』でハン自身はデス・スターのガベージシュートに飛び込んでいる。

別行動を取る潜入者

 スターキラー基地に潜入した際に、ストームトルーパーが「We think they may be splitting up」と言っているが、これは『エピソード4/新たなる希望』のデス・スター内でストームトルーパーが言うセリフ「We think they may be splitting up(彼らは別行動をとっているようです)」と同じ。

VT-17

 『エピソード4/新たなる希望』で、オビ=ワンがデス・スター内に潜入した際にストームトルーパー達が「VT-16」について話していたが、レイがスターキラー基地内を隠れ進む際に遭遇したストームトルーパー達は「VT-17」について話している。型番が進んだ!

「I’ve been waiting for…」

 ハン・ソロと対面したカイロ・レンが言う「I’ve been waiting for this for a long time」というセリフは、『エピソード4/新たなる希望』でダース・ベイダーがオビ=ワンと対面した際に言う「I’ve been waiting for you, Obi Wan.」に近い。

 また、レイ、フィンの目の前で頼りになるハン・ソロが倒されるのは、同じく『エピソード4/新たなる希望』で導いてくれたオビ=ワンがルークの前でダース・ベイダーに倒されるシーンと同様だ。

ルークとアナキン、ハン・ソロとカイロ・レン。
相似する親子の対面

 ハン・ソロとカイロ・レン(ベン)の親子対面のシーンは、『エピソード6/ジェダイの帰還』でのルークとダース・ベイダー(アナキン)のスカイウォーカー親子のシーンと相似している。

 アナキンの求めに対してルークがヘルメットを外し、アナキンとルークはその目で最初で最後にお互いの顔を見る。カイロ・レンはハン・ソロの求めでヘルメットを外し、父に子の顔を見せる。

 2つの親子の対面は、いずれも父親が退場する形で締めくくられる。

 また、高所の足場での親子の対面という舞台設定は『エピソード5/帝国の逆襲』のクラウドシティでのルークとダース・ベイダーのシーンも連想させる。

雪に埋もれたライトセーバー

 カイロ・レンとの戦いでフィンが落としたアナキン/ルークのライトセーバーが雪に埋もれ、それをレイがフォースでつかみ取るシーンは、『エピソード5/帝国の逆襲』でワンパの雪洞に埋もれたアナキン/ルークのライトセーバーをフォースで手繰り寄せるシーンから。

 埋もれた雪の中でライトセーバーがフォースで小刻みに揺れ出すところもそっくり。

カイロ・レンの顔の傷

 カイロ・レンは、レイとの戦いの最中に彼が崇拝する『エピソード3/シスの復讐』のアナキン・スカイウォーカーと同じく顔に傷を負う。

 ちなみに、アナキンがこの傷を受けたのはクローン大戦中。

スノークのホログラム

 最高指導者スノークは、ハックス将軍、カイロ・レンといったファースト・オーダーの面々に大きく投影されたホログラムで通信するが、これは『エピソード5/帝国の逆襲』でパルパティーン皇帝が自身の顔を大きくホログラム投影してダース・ベイダーに通信していたことを連想させる。

「May The Force Be With You」は、あの人が…

 本編ラスト、「スカイウォーカーの地図」を元にルークの居所へと旅立つレイに対して、レイアが『スター・ウォーズ』シリーズおなじみのセリフ「May The Force Be With You(フォースと共にあらんことを)」で送り出す!

 ハン・ソロのミレニアム・ファルコンを、アナキン、ルークのライトセーバーを受け継いだレイに対して、レイアが言うこのセリフ…う~ん、非常に感慨深い!

その他、『フォースの覚醒』本編のチェックポイント

ピンクのアストロメクドロイド、R2−KT

スター・ウォーズ R2-KT(クローン・ウォーズ版)

 幼くして難病にかかった、帝国軍のコスチューミング団体「501部隊」の創設者であるアルビン・ジョンソンさんの娘・ケイティさんを励ますために作られた、ピンク色に塗装したアストロメクドロイドがR2−KT。ケイティさんの死後も、R2−KTは様々なチャリティーで病気の子ども達を励ます存在になった。

 さらにR2−KTは、現実世界を飛び越えて「スター・ウォーズ クローン・ウォーズ」に登場し、『スター・ウォーズ』ギャラクシーのキャラクターに。

 そのR2−KTが、『フォースの覚醒』に登場!共和国時代から56年後、R2−KTはレジスタンスのために働いていた…

 『フォースの覚醒』でのR2−KTの登場箇所は、フィンとポー・ダメロンが基地で再会するシーンでポーのXウィングの後方に一瞬見えるシーンと、スターキラー基地を破壊して帰還後のシーン、ラストで飛び立つミレニアム・ファルコンを見送るシーンの3箇所で確認出来る。

 『フォースの覚醒』登場をきっかけに、より多くの方々にR2−KTを知ってもらいたいと思う。

レイが被った反乱軍パイロットのヘルメットの持ち主は

Star Wars: The Force Awakens Visual Dictionary

 「Star Wars: The Force Awakens Visual Dictionary」によると、レイがかぶったXウィングパイロットのヘルメットの持ち主はティアフォン・イエロー・エースのドスミット・ラエ(Dosmit Ræh)隊長。

 ちなみに、ティアフォン・イエロー・エースは『エピソード4/新たなる希望』でXウィングのレッド6に搭乗したジェック・ポーキンスが所属していた部隊。

金色に戻ったC-3POの左腕

 『フォースの覚醒』で印象的だったのは、C-3POの赤い左腕。

 C-3POの左腕がなぜ赤くなったのかは、2016年2月(当初の2015年12月から延期された模様)にマーベルコミックから発売される「Star Wars Special: C-3P0 #1」にて明かされるが、『フォースの覚醒』のラストシーンではC-3POの腕は金色に戻っている!

 赤かったC-3POの腕を、スターキラー基地破壊後に塗り直したのだろうか…

ラルフ・マクウォーリーの
コンセプトアートからの引用

Xウィング

Xウィング コンセプトアート

 新型XウィングのT−70は、ラルフ・マクウォーリーとジョー・ジョンストンが『スター・ウォーズ』制作時に準備していたデザインの流用。

ジャクーのアーチ

ラルフ・マクウォーリー コンセプトアート

 ジャクーに登場するアーチは、ラルフ・マクウォーリーがタトゥイーンのジャバの宮殿の一部として描いたデザインと同様のもの。

レイ

 レイのジャクーでのゴーグル(ちなみにストームトルーパーの流用)などの衣装は、『スター・ウォーズ』制作初期に女性主人公が構想されていた時のコンセプトアートに似ている。

BB−8

ラルフ・マクウォーリー コンセプトアート BB-8

 BB−8のデザインは、ラルフ・マクウォーリーがR2−D2のために描いた初期のコンセプトアートを元にしている。

ファースト・オーダーのスノートルーパー

ラルフ・マクウォーリー コンセプトアート

 ファースト・オーダーのスノートルーパーの胸元にあるエンブレムは、『エピソード5/帝国の逆襲』でラルフ・マクウォーリーが描いたコンセプトアートにあるスノートルーパーのヘルメットに描かれたデザインと同じ。

マズ・カナタの酒場のエイリアン

 マズ・カナタの酒場にいるHasskというエイリアンは、ラルフ・マクウォーリーが『エピソード4/新たなる希望』で描いたチューバッカのコンセプトアート、カンティーナのコンセプトアートにいるエイリアンを元にしたデザイン。

その他の『フォースの覚醒』トリビア!

キャストクレジットのトップはハリソン・フォード

 ハリソン・フォードがキャスト表記のトップとなった最初の『スター・ウォーズ』作品であり、またジェダイではないキャラクターがキャストのトップに記載されたシリーズ初の作品でもある。

ポー・ダメロンの名前の由来

 ポー・ダメロンのネーミングは、J・J・エイブラムスの個人アシスタントのモーガン・ダメロンと、彼女の娘のパンダのポーから取られている。

 そのモーガン・ダメロン自身も、『フォースの覚醒』にメタ提督(Commodore Meta)として出演している。

タコダナ以外にも!カンジクラブ、ミタカ…これも日本語?

 『フォースの覚醒』プロモーションでの来日時に、J・J・エイブラムスは惑星タコダナの名前の由来が自身が初めて日本で宿泊した場所、高田馬場であることを明かしたが『フォースの覚醒』本編を見てみると、他にも日本語っぽい名称が!

 まず、ハン・ソロを追うギャングであるタス・リーチが率いるカンジクラブ(Kanjiklub)。漢字クラブか?!

 さらに、ファースト・オーダーにミタカ中尉がいることが「Star Wars: The Force Awakens Visual Dictionary」に記載されている!

 高田馬場、三鷹と妙に場所が近しいあたりも気になるところ…カンジクラブ、ミタカ中尉の由来が本当に日本語なのか、真相解明が待たれる!

ケニー・ベイカーは「R2–D2コンサルタント」

 『フォースの覚醒』はケニー・ベイカーがR2−D2役としてクレジットされていない最初の『スター・ウォーズ』作品だが、ケニー・ベイカーの名前は「R2–D2コンサルタント」としてクレジットされている。

『スター・ウォーズ』2作目のPG−13指定

 『フォースの覚醒』はアメリカで、『エピソード3/シスの復讐』に続きPG−13指定(13歳未満の鑑賞には保護者の強い同意が必要)となった2作品目の『スター・ウォーズ』映画に。

 ストームトルーパーに血がべっとりと付くシーンなどが該当したのだろうか…

ビースティ・ボーイズからの引用

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 レジスタンスのパイロットのエロー・アスティの名前の由来は、ビースティ・ボーイズの1998年のアルバム「ハロー・ナスティ」から。

 また、彼のヘルメットにオーラベッシュで書かれた「Born to Ill」は、ビースティ・ボーイズのアルバム「ライセンスト・トゥ・イル」が由来。

ハリソン・フォードの息子の名もベン

 ハン・ソロは、息子であるカイロ・レンの本名がベンであることを明かすが、演じるハリソン・フォードの息子の名前もベン・フォードである。

ベンは「レジェンズ」スピンオフにも、異なる息子として登場

 「レジェンズ」となったスピンオフではルークの息子の名前がベン・スカイウォーカー。

 また、ハンとレイアの息子であるジェイセン・ソロは、いろいろあった上でダークサイドに転落しシス卿、ダース・ケイダスとなる。

「レジェンズ」に登場した、太陽にまつわる超兵器

 『フォースの覚醒』のスターキラー基地は、太陽をエネルギー源として他の惑星を破壊するほどのレーザーを生み出す兵器だが、「レジェンズ」小説「スター・ウォーズ フォースの覇者」にはサン・クラッシャーという帝国軍の超兵器が登場する。こちらは、太陽(恒星)を超新星爆発させるほどの威力を持つ兵器である。

J・J・エイブラムス作品おなじみの要素

「47」という数字

 スターキラー基地のシールド発生器があるのは47区画だが、「47」という数字は「エイリアス」、「LOST」、『スター・トレック』といったJ・J・エイブラムス作品に頻出する。

 ちなみに『エピソード6/ジェダイの帰還』では、第2デス・スターにまだシールドが残っていることが判明した直後、アクバー提督に「セクター47に敵艦」と報告される。

「ケルヴィン」

 レイがBB-8に「stay off Kelvin Ridge」と言うセリフがあるが、「ケルヴィン」という名前はJ・J・エイブラムス作品に頻出する。由来は、J・J・エイブラムスの祖父ハリー・ケルヴィンから。

 『スター・トレック』では、カークが産まれた船がU.S.S.ケルヴィン。ちなみにU.S.S.ケルヴィンの登録番号NCC-0514はハリー・ケルヴィンの誕生日が由来とのこと。

 『SUPER 8/スーパーエイト』ではガソリンスタンドの名前、『M:i-3 ミッション:インポッシブル3』ではイーサン・ハントが受け取る手紙の差出人、「LOST」ではケルビン・ジョー・インマンというキャラクター名の由来となるなど、J・J・エイブラムス作品の随所に登場。おじいちゃんもこれはうれしいはず…

『フォースの覚醒』を次回見るときの参考に!

 以上のように『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のオマージュ、引用、小ネタ、トリビアのチェックポイントをまとめましたが、何回見ても楽しめそうな程のボリューム!『フォースの覚醒』を次に見る時には、ぜひ上記をチェックしてみてください。

 また『フォースの覚醒』の新しい事実がわかれば、随時更新したいと思います。

 『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』カメオ出演総まとめ!も合わせてご覧ください!

 『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』にカメオ出演していたキャストをまとめました!  『フォースの覚醒』は、これまでの『スター...

 参考:imdbDenOfGeekHITFIXthedailybeastbuzzfeed.comThe Replica Prop Forum

コメント

  1. ykt株式会社 より:

    追加で参考までにどうぞ

    ハンソロがラスターから逃れる時、チューイがデスギャングに肩を撃たれますが、あれはep6のレイアがエンドアで肩を撃たれるシーンのオマージュかと
    同じくラスターがファルコンのコクピットをしゃぶってるシーン、あれはep5での洞窟でのシーンのオマージュだと思われます。
    また、レイのゴーグルの目の部分はストームトルーパーの目、ミタカというのは恐らくjjが来日の時に良く行くという三鷹の森ジブリ美術館に由来していると思われます。
    また、劇中フィンがマズの城から逃げようした時にいた赤いエイリアンキャプテン・イサノはグリーヴァスと同族
    ファズマの銀色の装甲はパルパティーンが使っていた銀色のナブークルーザーの装甲と同じものみたいですね。
    参考までにどうぞ

  2. ykt株式会社 より:

    追加で参考までにどうぞ!

    ・ラスターからハンソロとチューイが逃げるときのシーンで肩を撃たれるチューイ。あれはep6で肩を撃たれるレイアのオマージュ

    ・同じくラスターがファルコンのコクピットをしゃぶってるシーン。あれはep5での洞窟のシーンのオマージュ。

    ・ミタカの由来は恐らくJJエイブラムズが来日の時に良く行くという三鷹の森ジブリ美術館からかと

    ・フィンが一度マズの城で話していた赤色のエイリアンはキャプテン・イサノという名前(ちなみにグリーヴァスと同族)、三匹の天狗のようなエイリアンはデング姉妹という名前

    ・ハンソロが橋から堕ちるシーンは逆の立場であるけどep5のオマージュ。

    参考になれば幸いです

  3. YKT株式会社 より:

    何故か二回送ったことになってしまいました。
    申し訳ありません。

  4. 思吉本部長 より:

    ケッセル・ランの件、尾ひれが付いたのではなく真逆です。
    「パーセク」は速度ではなく天文学上の距離の単位ですので小さい方が“エラい”のです。

    ケッセル鉱山からの密輸ルートには「モー星団」というブラックホールの様なものがあり、近づきすぎると危険だそう。
    つまり、遅い船でそこを通過しようとすると大きく迂回する事となり「パーセクが延びる」事となります。
    ハン・ソロは2パーセク遅い数字を言われた為に癪に触ったのかと思います。

    「モー星団」の設定は現在公式かどうか微妙ですが、パーセクの解釈は合っているかと思われます。

  5. summer2005 より:

    >ykt株式会社さん

    確かに、ジブリ美術館にJ.J.エイブラムスは何度か足を運んでいるようですね!
    三鷹…ありえそうです!

    また、ファズマのクローム装甲はナブークルーザーと同じとは!

    http://starwars.wikia.com/wiki/Phasma

    教えて頂き、ありがとうございます!

    コメントですが、もしご希望でしたら
    2件のうちいずれかを削除することも出来ますので、その場合はご一報ください。

    >思吉本部長さん

    パーセクについて、教えて頂きありがとうございます!
    記事中の該当箇所に線を引かせて頂きました。

    モー星団は今のところレジェンズ設定のようですね。
    http://ja.starwars.wikia.com/wiki/%E3%82%B1%E3%83%83%E3%82%BB%E3%83%AB/%E3%83%AC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%82%BA

  6. 匿名 より:

    レイとフィンがファルコンで隠れたのは密輸用隠し倉庫ではなく単なる整備用のスペースではないでしょうか。
    ハンが帝国の逆襲で修理の際に降りていた場所です。
    密輸用隠し倉庫はハンの「帰ってきたぞ」のシーンの真下あたりにあるはずです。
    帝国の逆襲のファルコンの整備シーンと新たなる希望の倉庫に隠れるのを同時にオマージュした感じではないでしょうか。

    • summer2005 より:

      >匿名さん
      『フォースの覚醒』を見直したところ、確かにレイとフィンが隠れたのは
      直前まで作業していた整備スペースでしたね。ご指摘ありがとうございました!
      記事の文章を訂正しました。

  7. ダース・ベイダー より:

    エピソード1のアナキン・スカイウォーカーが3POを紹介するさいに
    マズ・カナタの人形があったようなきがします!

    • summer2005 より:

      >ダース・ベイダーさん
      興味深いですね!
      マズ・カナタは『フォースの覚醒』で作られたキャラクターなので
      制作年がだいぶ前の『ファントム・メナス』では影もないですが、
      今度観賞する時にチェックしてみます!

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