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「スター・ウォーズ/フォースの覚醒 in コンサート」東京公演レビュー!映画をオーケストラで楽しむ贅沢体験

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 「スター・ウォーズ/フォースの覚醒 in コンサート」の10月15日(日)昼公演を観賞してきました。会場は、東京・渋谷のBunkamuraオーチャードホール。

 この公演は『スター・ウォーズ』の映画全編を通して楽しめる、日本初のフルオーケストラコンサート!演奏は、東京フィルハーモニー交響楽団です。

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ローソンチケット
オリジナルデザインチケット

スター・ウォーズ/フォースの覚醒 in コンサート

 ローソンチケットでは、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒 in コンサート」オリジナルデザインチケットが購入出来ました。通常の公演名などのテキストだけが表記されたチケットよりも、やはりピクチャーチケットの方が雰囲気が出ます。チケットの紙も、少し厚めで良いです!

コンサートオリジナルグッズは販売せず!

スター・ウォーズ フォースの覚醒 in コンサート

 こうしたイベントでは限定のオリジナルグッズにも期待したいところですが、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒 in コンサート」には、コンサートオリジナルグッズの発売はありませんでした!

 ロビーの販売グッズのパネルには『フォースの覚醒』、『最後のジェダイ』の既存グッズが掲載されており、こちらのみ販売されていました。また、公演パンフレットの発売もなかったです。

スター・ウォーズ フォースの覚醒 in コンサート

 こうした既存グッズと『スター・ウォーズ』関連書籍、また音楽公演ということでサントラ、そして映画本編のブルーレイが販売されていました。

 音楽イベントは物販も大きな収益源なので、ファンの購買意欲の高いイベント限定グッズを作らないとは、もったいない限り。

 ただ、『最後のジェダイ』関連グッズが解禁されてからまだそこまで日が経っていないためか、販売スペースにはそれなりに行列が出来ていたので、まぁこれはこれで良いのでしょう…

 振り返ってみると、2012年の「スター・ウォーズ in コンサート」は開催の半年前には実施決定が発表され、約4カ月前からチケットの販売を始めていました。

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 「スター・ウォーズ/フォースの覚醒 in コンサート」は、公演2ヶ月前に開催が発表され、約1ヵ月前からチケット一般販売開始と、「スター・ウォーズ in コンサート」と比べるとスケジュールの感覚が短いので、限定グッズの用意がなかったところを見ると、急遽決まったので時間がなかったのかなぁ、と想像してしまいます…

「スター・ウォーズ/フォースの覚醒 in コンサート」
レビュー

シネオケならではの、途切れることのない音楽と映画の一体感!

スター・ウォーズ フォースの覚醒 in コンサート

 「スター・ウォーズ/フォースの覚醒 in コンサート」10月15日(日)昼公演は、13時より開演。

 実際の映画と同様にルーカスフィルムのロゴから上映がスタート。「A long time ago in a galaxy far, far away . . . .」の静寂の後、『スター・ウォーズ』メインテーマで一気に場内は映画の世界へ!

 シネマ・コンサート(シネオケ)は、映画全編をスクリーンで上映しながらステージ上のオーケストラがそのシーンの音楽を生演奏するというコンサート。スクリーンは、オーケストラメンバーと重ならないように高めの位置に上映されています。

 『スター・ウォーズ』メインテーマで演奏が始まってから、『フォースの覚醒』劇中で音楽が途切れるシーンはあまり多くはありません。普段、意識しないようなシーンでも実は低音楽器が鳴っていたりすることに気付きます!

 オーケストラの演奏は、ほとんど休みがなく続いていく!改めて『スター・ウォーズ』は、音楽が大きなパートを占めていると実感しました。

長時間の演奏が可能な集中力と、映像とのシンクロに感服

 通常の演奏会は一曲ごとにはじまりと終わりがありますが、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』では前述のようにシーンの大半で何らかの音楽を使用している上に、スクリーンでは映画は上映され続けているので、演奏における時間の流れは基本的に途切れることはありません(休符は「お休み」ではなく、音楽の一部なのでその間も音楽的な時間は流れ続けます)。

 この点が、2012年の「スター・ウォーズ in コンサート」との最大の違いです。

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 さすがに上映されている2時間以上もの間、指揮・演奏し続けるというわけではなく、前半・後半で分かれてはいますが、それぞれ1時間以上もの間、常に音楽に神経を使い、様々なアンテナを立て続けるのは至難の技だと思います。

 少しでもズレれば、上映シーンとのシンクロがなくなり違和感のあるものになってしまうでしょう…音の入りのタイミングや、また指揮を振るテンポも映画本編に合わせた一定のものにしなければならず、またそれに応えられるだけの演奏技術も必要です。

 今回、こうした映画全編を上映しながら音楽を生演奏するシネマ・コンサートは初めて観賞したのですが、これは指揮者の体力と集中力を要する演奏会ですね…

 指揮者のニコラス・バック氏は様々な映画のライブコンサートの実績があるので、このシネマ・コンサート特有の技術やコツもお持ちなのでしょう。

 指揮台にはスコアとともにモニターで映画本編がスクリーンと同じく表示されており、こちらも確認しながら指揮をしていたようでした。

フルオーケストラで映画を楽しむ、ゴージャス体験!

 演奏中は、スクリーンで映画を上映しているため指揮台以外のステージ上の照明は暗くなっており、譜面台を照らす照明があるのみなので、各楽器の演奏の様子はあまり良く見えなかったです。

 そのため、演奏者を見るという楽しみは通常のコンサートよりも小さかったです。ただ、エンドクレジットではステージ上も照明が当たり、バイオリンやコントラバスなどの弦楽器が弓を引く様子がよく見えました。

 その分、スクリーンで映画本編が楽しめるわけですが、オーケストラが奏でる音楽と、セリフや効果音などの音楽以外の音量のバランスが取れており、映画館での観賞と遜色なく実に自然に聴こえていました。

 フルオーケストラによる音楽で、映画を大スクリーンで楽しむ…通常の映画館での観賞料金と、コンサートのチケット代を比較してみれば自明の理ですが、これはとても贅沢な体験ですね…

前半と後半はどこで分けたか

 公演は、休憩20分を挟んで前半と後半に分かれていましたが、前半部分はタコダナでライトセーバーを手に取りフォースビジョンを見た後、レイが駆け出して行ったシーンまで。

 休憩後の後半は、スクリーンへの映像上映がないまま「レイのテーマ」の演奏から始まり、その続きから上映が始まりました。

 また、エンドクレジットのラストは劇場公開版からアレンジが加えられたバージョンに。劇場公開版のチャイムによるメインテーマのメロディも余韻があって好きなのですが、演奏会としての盛り上がりを考えたらこのアレンジですかね。

 終演後は、鳴り止まない拍手が!しかしアンコールはなく、そのまま公演終了…普通の演奏会だとアンコールがあるものですが、シネマ・コンサートという形態なので上映のない演奏はやらないことにしているのでしょうか?

 ちなみに、マズ・カナタの城の酒場で演奏されている「Jabba Flow」は、さすがに効果音扱いでステージ上で生演奏されることはありませんでした…

今後の『スター・ウォーズ』
シネマ・コンサートにも期待

 このように「スター・ウォーズ/フォースの覚醒 in コンサート」は、映画とオーケストラを同時に楽しんでしまうというシネマ・コンサートならではの贅沢さが味わえる演奏会でした。

 映画とオーケストラが同時に楽しめるという特性から、どちらかに集中したい!という方もいるかも知れませんが、これは好みであったり、興味がどこに向かっているかということによるかと思います。

 あと、映画を1本まるごとオーケストラが演奏していたりしますと、映画のすべての楽曲が途切れず収録されたサウンドトラック盤「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス~アルティメット・エディション~」を思い出すわけです。

 結局、『エピソード1/ファントム・メナス』のみとなっていますが、他のタイトルも今からでも遅くないから発売して欲しい!

 こうなると、『フォースの覚醒』以外のシネマ・コンサートも聴いてみたくなるというもの。

 来年2018年の『スター・ウォーズ』日本公開40周年を記念して、『エピソード4/新たなる希望』をフルオーケストラと大スクリーンで!という企画があったら、今回の反響を見ると盛況になるのではないでしょうか?