「スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン 2025」でのハズブロのブース、また「Hasbro『スター・ウォーズ』パネル」の模様をレポート!
さらに、この「Hasbro『スター・ウォーズ』パネル」に登壇されたハズブロ ブランド開発&マーケティング シニア グローバルマネージャーのジン・フーレさんと、ハズブロ プロダクトデザイン マネージャーのクリス・ライフさんにインタビューをさせて頂きました!
「スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン 2025」で発表されたハズブロの商品ラインナップや、ハズブロのブースの展示物だけではなく、ハズブロのお二人にハズブロ『スター・ウォーズ』商品について伺ったお話をご紹介!
- ハズブロブース
- Hasbro『スター・ウォーズ』パネルで発表された新商品ラインナップ
- ブラックシリーズ ローニン&R5-D56
- ブラックシリーズ シャドウズ・オブ・ジ・エンパイア 帝国の影 ダッシュ・レンダー
- ブラックシリーズ ゲーミング・グレイツ スター・ウォーズ ジェダイ:サバイバー カル・ケスティス /ターグル/スクーバ・スティヴ
- ブラックシリーズ ゲーミング・グレイツ スター・ウォーズ ジェダイ:サバイバー ナイトシスター・メリン
- ヴィンテージコレクション スター・ウォーズ ジェダイ:サバイバー ナイトシスター・メリン
- ヴィンテージコレクション スター・ウォーズ ジェダイ:サバイバー ロケット・ランチャー・トルーパー
- ヴィンテージコレクション ボバ・フェット/The Book of Boba Fett コブ・ヴァンス
- ヴィンテージコレクション マンダロリアン モフ・ギデオン(ダーク・トルーパーアーマー)
- ヴィンテージコレクション スター・ウォーズ:バッド・バッチ クロスヘアー
- ブラックシリーズ スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望 ハン・ソロ
- ブラックシリーズ スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望 チューバッカ
- ヴィンテージコレクション バンサ&タスケン・レイダー
- ファンとの質疑応答も
- ハズブロのジン・フーレさんとクリス・ライフさんにインタビュー!
ハズブロブース
「スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン 2025」のショーフロア入口の近くにあるハズブロのブースでは、Hasbro『スター・ウォーズ』パネルで発表された新商品のほか、発売中の商品の数々や、クラウドファウンディング企画「ハズラボ(HasLab)」の大型商品が多数展示!
キャラクターごとの様々な色とグリップの違いが楽しめる、フォースFX エリート ライトセーバーの数々!
ここまでエレクトロニックヘルメットが集められている光景を見ることは、なかなかありません…
このフォトスポットは、コルサントのジェダイ・テンプルにあるフォースと深く結びついた「スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ」などに登場するウネティ・ツリー、グレート・ツリーにインスパイアされたデザイン。
「スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン 2025」の会期中は、このグレート・ツリーの前でライトセーバーのトレーニングが行われていました!
「スター・ウォーズ:ビジョンズ」のローニンとR5-D56のブラックシリーズのパッケージアートを用いたフォトスポットも!
昨年にクラウドファウンディング企画「ハズラボ(HasLab)」で展開された、スター・ウォーズ ヴィンテージ・コレクション モス・アイズリー・カンティーナプレイセット!
やはり実物を目にすると、その巨大なサイズを実感します…
同じく「ハズラボ(HasLab)」の最初のクラウドファウンディング商品であるスター・ウォーズ ヴィンテージ・コレクション ジャバのセール・バージ(ケタンナ)!セール・バージの外装、そして内部も作り込まれたプレイセットであることがわかります。
そして同じく「ハズラボ(HasLab)」のスター・ウォーズ ヴィンテージ・コレクション ゴースト!ファントムIIの脱着も可能であるなど、「スター・ウォーズ 反乱者たち」の多くの劇中シーンを再現できる大型ビークルトイです!
実物が見る機会が非常に限られる「ハズラボ(HasLab)」の商品が、これだけ展示されているのは貴重!
商品の販売も、3日間に渡って常に行列ができていました!
「スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン 2025」で日本語のみのプレミアムパッケージにて販売の「スター・ウォーズ ブラックシリーズ ローニン&R5-D56」だけではなく、ここまでの品ぞろえのハズブロの『スター・ウォーズ』商品をその場で購入することができるとあって、多くの来場者が購入列に並んでいました。
Amazonやトイザらスでの販売が中心となる中、ハズブロの『スター・ウォーズ』グッズのファンにとっては3日間だけと言わず国内に常設して欲しいほどのブースです!
Hasbro『スター・ウォーズ』パネルで発表された新商品ラインナップ
4月18日(金)11時30分には、ツインサンズステージにて「Hasbro『スター・ウォーズ』パネル」が開催され、ハズブロの『スター・ウォーズ』商品が多く発表されました!
登壇したのは、ハズブロのブランド開発&マーケティング シニア グローバルマネージャーのジン・フーレさん、ハズブロ プロダクトデザイン マネージャーのクリス・ライフさん。
グローバル ブランドデベロップメント&マーケティングのホープ・レクールさん、グローバル デザイン&イノベーションのエミリー・カントルーペさん。
ブラックシリーズ ローニン&R5-D56
まずは「スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン 2025」にて日本語のみのプレミアムパッケージでハズブロブースにて販売された「スター・ウォーズ ブラックシリーズ ローニン&R5-D56」!
「スター・ウォーズ: ビジョンズ」の「The Duel」と同様に白黒を基調としたカラーリングで、ローニンのダイナミックな動きを再現。風になびく服は、ワイヤーを使って表現できるようになっています。
ライトセーバーや杖、2つのロケットスラスター、6つのドロイドツールを含む11個のアクセサリーが付属。
パッケージデザインは水墨画風で、パッケージをディスプレイしてもかっこいい仕様です。
ブラックシリーズ シャドウズ・オブ・ジ・エンパイア 帝国の影 ダッシュ・レンダー
スター・ウォーズ ブラックシリーズからは、1996年から展開された『帝国の逆襲』と『ジェダイの帰還』の間の1年間を舞台としたマルチメディア・プロジェクト「シャドウズ・オブ・ジ・エンパイア 帝国の影」のダッシュ・レンダーがリリース!
「シャドウズ・オブ・ジ・エンパイア 帝国の影」とダッシュ・レンダーの名前が発表された時、場内には大きな歓声が挙がりました!
特徴的な大きな肩のパッドもこだわりを持って再現され、髪も深い色調に彩色。
パッケージデザインは「シャドウズ・オブ・ジ・エンパイア 帝国の影」をイメージした紫色となっています。
ブラックシリーズ ゲーミング・グレイツ スター・ウォーズ ジェダイ:サバイバー カル・ケスティス /ターグル/スクーバ・スティヴ
ダッシュ・レンダーはゲーム「シャドウズ・オブ・ジ・エンパイア 帝国の影」でも活躍しましたが、近年のゲーム「ジェダイ:サバイバー」からカル・ケスティス、ターグル、スクーバ・スティヴのブラックシリーズ!
「ジェダイ:サバイバー」も人気で、ターグルコールも!
カル・ケスティスは髭があるバージョンで、BD-1も付属。ターグルは可動部多数で、ブラスターやライトセーバーなどのアクセサリーが7個付属しています。
ブラックシリーズ ゲーミング・グレイツ スター・ウォーズ ジェダイ:サバイバー ナイトシスター・メリン
「スター・ウォーズ ジェダイ:サバイバー』からは、ナイトシスター・メリンのブラックシリーズも!
短剣や、ナイトシスターの魔法のエフェクト、槍といったアクセサリーが付属。
ヴィンテージコレクション スター・ウォーズ ジェダイ:サバイバー ナイトシスター・メリン
ナイトシスター・メリンは、ブラックシリーズだけではなくケナーをイメージしたブリスターパッケージのヴィンテージコレクションにも登場!
こちらは杖、短剣、ナイトシスターの魔法のエフェクト付の手のパーツなど、4個のアクセサリーが付属。
ヴィンテージコレクション スター・ウォーズ ジェダイ:サバイバー ロケット・ランチャー・トルーパー
ヴィンテージコレクションの「スター・ウォーズ ジェダイ:サバイバー」のキャラクターには、ロケット・ランチャー・トルーパーも登場。
「スター・ウォーズ ジェダイ:サバイバー」のフィギュアでの再現の幅が広がっていきます。
ヴィンテージコレクション ボバ・フェット/The Book of Boba Fett コブ・ヴァンス
「マンダロリアン」、「ボバ・フェット/The Book of Boba Fett」に登場のコブ・ヴァンスは、モス・ペルゴの保安官の衣装にてヴィンテージコレクションでリリース。
ブラスターピストルやライフル、またホルスターも備えており、パッケージデザインは『スター・ウォーズ』で象徴的な水分抽出機を背景にしたコブ・ヴァンスの写真が用いられています。
ヴィンテージコレクション マンダロリアン モフ・ギデオン(ダーク・トルーパーアーマー)
「マンダロリアン」からは、モフ・ギデオン(ダーク・トルーパーアーマー)もヴィンテージコレクションに登場。
エフェクト付きのエレクトロ・スタッフのほか、ブラスターやジェットパックが付属。国外では2025年夏に発売予定なものの、日本での発売は未定となっています。
ヴィンテージコレクション スター・ウォーズ:バッド・バッチ クロスヘアー
続いて、ヴィンテージコレクションに「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」のクロスヘアーが加わることが発表されると大きな歓声が!
スナイパーライフル、ブラスター、取り外し可能なバックパック、ヘルメットの4個のアクセサリーが付属し、スナイパーライフルは半分に分解してバックパックに収めることも可能。
ブラックシリーズ スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望 ハン・ソロ
再びブラックシリーズの新商品に戻ると、『エピソード4/新たなる希望』のハン・ソロがリリースされることが発表。
ベストが別パーツになっているほか、可動部は見直しが行われており、手首は袖と別パーツとして手首と手を個々に可動させることができ、ズボンのコレリアン・ブラッド・ストライプが途切れないように太ももの回転関節はなくす形にしたほか、ダッシュ・レンダーと同様にブーツの上部に可動部が設置されています。
ブラックシリーズ スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望 チューバッカ
さらに、ハン・ソロの相棒であるチューバッカも『エピソード4/新たなる希望』のバージョンでブラックシリーズに登場。
毛むくじゃらの造形を再現するとともに、可動部を設けることにはいろんな苦労もあったそう。頭部は、ほかの箇所よりもやわらかい仕上がりになっており、頭部を動かしてポージングすることが可能に。
ヴィンテージコレクション バンサ&タスケン・レイダー
『エピソード4/新たなる希望』からは「Return To Tatooine」として、ヴィンテージコレクションにバンサ&タスケン・レイダーが登場!
1998年以来となる新規造形で、『エピソード4/新たなる希望』のバンサを長い毛を用いて再現。唇の上には口髭があり、口も開閉!歯も見せることができます!首や肩、足首、尾も可動。
角は質感と砂漠で風化した雰囲気を塗装で表現されており、バンサの鞍などのディテールは映画の制作写真から再現。
フィギュアのタスケン・レイダーは、ケナーの時代と同様にバンサに座らせやすくなっている仕様となり、ガッフィ・スティックとブラスターライフルが付属。
ファンとの質疑応答も
パネルの最後には、ファンとの質疑応答のコーナーも。ファンからは様々な新商品発売の希望の声が寄せられていました!
興味深い質問としては、ハズブロがこの数年間、子供向けのおもちゃからコレクター向けのおもちゃに少しずつ移行しているようなので、子供向けのおもちゃへと回帰することを検討しているかというものがありました。
これに対して、ハズブロには登壇者たちが所属するファンチームのほかに子供向け製品のチームもあり、ブースに展示されているカイバー・クリスタルが10個付属しており、選んだクリスタルによってライトセーバーの光と音が変化するパワークリスタル・ライトセーバーなどがあるように、子供向け製品のチームも創造、革新を続けているという答えが。
ハズブロは常に、次世代のファンとなる若年層のファンを歓迎するための入り口を作っているということでした。
この「Hasbro『スター・ウォーズ』パネル」は、以下に質疑応答の模様も収めた動画もございます。
ハズブロのジン・フーレさんとクリス・ライフさんにインタビュー!
さらに、この「スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン 2025」では、「Hasbro『スター・ウォーズ』パネル」に登壇されていた、ハズブロのジン・フーレさんとクリス・ライフさんにインタビューさせて頂きました!
ジン・フーレさんは、ハズブロのブランド開発&マーケティング担当シニアグローバルマネージャーとして、ハズブロの『スター・ウォーズ』ファン向け製品のマーケティングを統括されており、新製品発表を行う配信「ハズブロパルス」を指揮されています。
幼い頃からケナーの『スター・ウォーズ』玩具で遊んできたというクリス・ライフさんは、HasLab、ブラックシリーズ、ヴィンテージコレクション、レトロコレクション等の製品を取り扱い、『スター・ウォーズ』ファン向け製品のデザインチームを率いています。書籍から玩具、コレクターズアイテム、テーマパークなど、30年近く『スター・ウォーズ』関連のプロジェクトに従事されています!
―― 今回のパネルで発表されたフィギュアは、アニメやゲームのキャラクターも多かったです。実写のキャラクターと並べた時に違和感がないように、どのようにデザインの調整をされているのでしょうか?
クリス・ライフ 多くの参考資料と非常に熟練した造形師たち、この2点が重要です。私だけでなくアメリカの造形師チームなどグループ全体の人々が関わっています。そして、ルーカスフィルムとも緊密に連携して適切に再現できるよう努めています。これはちょっと…
ジン・フーレ 科学と芸術の融合のようなものですね。
クリス・ライフ そう、芸術ですね。
―― 映画やドラマの公開スケジュールに合わせて、商品を発売することは大変だと思います。製品開発のスケジュールについてお伺いしたいのですが、どれくらい前から商品企画しているのでしょうか?
クリス・ライフ できる限り早く着手します。しかし、時には作品が公開されるまで参考資料が得られないこともあります。
私たちはルーカスフィルムと緊密に連携しており、早い段階で資料を入手できることもあれば、一般の方々と同じタイミングで情報を得ることもあります。実際の作業、つまり製品を完成させるまでには、12ヶ月から18ヶ月、つまり1年から1年半ほどかかります。
開発自体の時間の後、生産と配送の期間が必要になりますので、企画開発開始から商品が店頭に並ぶまで12ヶ月から18ヶ月間かかることになります。
―― 「Hasbro『スター・ウォーズ』パネル」では、多くのファンからの質問に答える場面がとても印象的でした。ファンの方々のニーズや関心を、どのように製品に反映させているのでしょうか?
ジン・フーレ ファンの皆さんとは、このようなコンベンションでお会いします。直接お話しする時間を多く持ち、皆さんの質問や要望を聞きます。
パネルでも、あなたが聴いていたように「このフィギュアは出せますか?」といった声が上がっていましたよね。ですので、このような直接のコミュニケーションは私たちにとってとても重要です。
それに加えて、私たちチーム自身が熱烈なファンなので、自主的にも多くのリサーチを行っています。オンラインで、インターネットやソーシャルメディアをチェックし、ファンが何を言っているのかに耳を傾けています。そこにも私たちが掘り下げるべき情報がたくさんあるからです。
多くのファンは様々な考えを持っていて、欲しいものについての動画や投稿をしています。それらは私たちが持ち帰るべき、とても重要な情報なのです。
―― 「Hasbro Pulse」の動画配信による新商品発表は、日本では時差で深夜になってしまうのですが、多くの日本のファンが見ています。「Hasbro Pulse」も、ファンからの要望やニーズに応えるための活動の一つなのでしょうか?
ジン・フーレ ええ、そうですね。ファンとコミュニケーションを取り、データを収集するための様々な方法があると思いますが、「Pulse」はファンがコメントを寄せたり、私たちがそれに対応したりできる場のひとつです。
もちろん私たちの告知の場でもありますが、私たちが直接お会いできない時にファンが私たちに意見を伝えられる場所でもあります。
できれば直接お会いしたいのですが、深夜にご覧になっているファンの皆さんには、ただただ「(日本語で)ありがとうございます」としか言えません!
―― 日本で「スター・ウォーズ セレブレーション」が開催され、多くのライセンシーがブースを出展しています。他のライセンシーからアイデアを得たり、刺激を受けたりすることはありますか?
ジン・フーレ ファンと話すこと、他にどのような何があるかを見ること、トレンドを把握すること、あるいは単にトレンド全般について話すことなど、すべての情報が私たちにとってリサーチです。
すべての情報を取り入れて、分析・考慮しますし、このようなイベントに実際に参加することは非常に重要だと考えています。そうすることで、日本のファンの方々、そして世界中のファンの方々の間で何が起こっているのかを肌で感じることができます。
ですからご質問にお答えするとその通りで、あらゆるものが私たちの製品ラインの計画に貢献しています。
クリス・ライフ 私からも付け加えるのですが、ここに来て、ファンの方々が私たちとどのように交流しているかを見たり、私たちが他のブースのファンとどのように交流しているかを見たりすることは、より良いファンコミュニケーションに繋がると思います。
そして、ここは特に日本なので、普段なかなかお会いできないファンの方々がいらっしゃいます。オーストラリアやニュージーランドから来ている方々もいて、彼らにとってはアメリカやヨーロッパに行くよりもずっと来やすい場所です。ですから、それは重要なことだと思います。
―― ハズブロの『スター・ウォーズ』製品の購入者は現在どのような方々が多いですか?
ジン・フーレ 購入者層は多岐にわたります。私たちの製品は、子供から大人、そして長年コレクションを続けている大人の方々まで幅広いです。ですから、本当に広範囲に及びます。
特定のスケールを好む特定の方々の層もいらっしゃいます。ただ、本当に誰もが楽しめるものを提供できるようにしたいと考えており、それは私たちにとって非常に重要なことです。ですから広大な範囲であり、非常に多様です。
クリス・ライフ ジンが言うように、広大な範囲であり、私たちは全ての様々な方々のために製品を用意しています。
子供たちがおもちゃを手にしてファンになり、やがてカジュアルなファンになり、そして熱心なコレクターへと成長していくのを見届けたいと思っています。そして私たちが作る製品が、ファンダムのそれぞれの段階に適したものであるようにしたいと考えています。
―― 私自身、子どもの頃から「パワー・オブ・ザ・フォース」シリーズを買って集めておりまして、子どもの時から親しんでいくことでおっしゃる通り、より根強いファンになってくることを実感しています。
ジン・フーレ 20年後の「セレブレーション」で、「20年前に『セレブレーション』にいました」と言ってくれる子どもたちに会いたいですね。それがすべてです!
クリス・ライフ 同じことですが、私はジンよりも長くこの業界にいます。私がデザインしたおもちゃで遊んでいた人たちが、今では私たちと一緒に働いています。それは、『スター・ウォーズ』がいかに年齢を超越し、人々が成長してそのおもちゃが彼らにさらなるおもちゃを作りたいと思わせ、この世界の一部になりたいと思わせるかを示す素晴らしい例だと思います。
―― 『スター・ウォーズ』は映画作品として素晴らしいのはもちろん、おもちゃで遊んだ記憶もファンダムを形成する上でとても重要ですよね。
ジン・フーレ なぜなら家に持ち帰り、遊び、コレクションに加え、ともに成長して手元に置いておき、そして20年ぶりに箱から取り出したり手に取ったりすると、当時の思い出がすべてよみがえってくるんです。
クリス・ライフ 私が好んで考えるのは、私たちがしていることは、人々に感情を捉える方法を作っているということです。
もし私がダース・ベイダーとルークのフィギュアを棚に並べて、『ジェダイの帰還』を観て感じた感動、その瞬間をそこに留めることができたら。それを捉えて変換し、他の人々に伝えてコミュニケーションすることは、とても力がわくことです。そして、それは私たちが得意とすることだと強く思っています。
―― 私自身、子どもがいるんですが、当時遊んだフィギュアを子どもたちにそのまま譲っていまして、世代に渡って親しまれてるということは、今お話を伺ってとても共通するところがあると感じました。
ジン・フーレ 世代から世代へと受け継いでいるのですね。
クリス・ライフ それは素晴らしいことですね!
―― 今回、日本での「セレブレーション」に参加されていますが、最も期待することは何でしょうか?
ジン・フーレ 私にとって、以前から知ってはいましたが、今回初めて直接体験できた最も興味深いことの一つは、この地域のファンの方々です。
アメリカ出身なのでそちらの状況はよく目にしますが、私たちはグローバル企業であり、世界中にファンがいます。そして、子どもの頃にフィギュアを持っていたことや、それを自分の子どもたちに受け継いでいるといった話をしてくれる人々の情熱を目の当たりにします。
そういった話は、私たちがどこにいても心に響きます。しかし、ここにいて、そのつながりを直接感じられることが大好きです。
クリス・ライフ 私も基本的に同じで、ここに来て、こちらのファンの方々と話すことです。それは異なる視点を与えてくれます。それがあなたであれ、あそこにいる彼であれ、彼女であれ、誰でも。そう、誰もが異なる視点を持っています。そして、私たちがより多く関わり、会話を重ねるほど、それが私たちの仕事に本当に役立ち、私たちがそれをより良く行う方法を教えてくれると思います。
―― 日本のファンの方に、メッセージをお願いします。
ジン・フーレ 先ほども申し上げましたが、たとえ異なるタイムゾーンで時差があっても、私たちのビデオを視聴してくださるなど、熱心なファンの皆様に感謝しています。本当に感謝しています。皆さん、そして皆さんが私たちに与えてくれる全てのエネルギーと応援に感謝しています。もう一度言わせてください。本当にありがとうございます!
クリス・ライフ 感謝の気持ちです。私たちにとって、ここに来て、夜に東京を散策し、お店でおもちゃを見たり、異なる視点から物事を見たりすることは、非常に重要で大きな意味があります。先ほども言いましたが、あらゆる異なることを理解することが私たちの作るようなおもちゃをより良くするのに役立つのです。
ジン・フーレさん、クリス・ライフさんとお話をさせて頂いて、「スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン 2025」という普段なかなか会えない日本のファンと直に接することができる機会を本当に大切に思われていることを実感しました。パネルはもちろん、「Hasbro Pulse」に至るまで、ファンとのコミュニケーションを大事に、近い距離感を持っていることがよくわかります。
また、ケナーの時代から世代を超えて『スター・ウォーズ』ファンから愛され続けているハズブロ『スター・ウォーズ』商品は、公開されてから48年の歴史を持つ作品とともに歩んできたこと、そして今後もそれは続いていくであろうことを改めて感じました。
そんな『スター・ウォーズ』とともに歩んできたライセンシー企業のパネルやブースを、時差なく、間近で体感できる場だった「スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン 2025」。今後も多くのファンが、まずは今回発表された新商品を待ちつつ、ハズブロ『スター・ウォーズ』商品を世代を超えて親しんでいくことでしょう!
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