2025年12月7日(日)の「東京コミコン2025」(「東京コミックコンベンション2025」)で行われた、「東京コミコンにフォースあれ!スター・ウォーズ・ギャザリングステージ」の模様をレポート!
東京コミコン恒例となった、メインステージに『スター・ウォーズ』のコスチュームファンが集結し、ゲストと一緒に撮影する「スター・ウォーズ・ギャザリングステージ」。
出演は、『エピソード2/クローンの攻撃』、「クローン・ウォーズ」にてボバ・フェットを演じ、毎年このステージでおなじみのダニエル・ローガン。入場時には、お子さんも連れてステージに現れました!
そしてアナキン・スカイウォーカーの日本語吹き替えを演じ、最近では「スター・ウォーズ:ビジョンズ」Volume3の「The Duel: Payback」にてグランド・マスターを演じたことも記憶に新しい浪川大輔。
MCは杉山すぴ豊が務め、また「大阪コミコン」PR大使を務めたNMB48の安部若菜、三鴨くるみもステージのサポートに来場。
「スター・ウォーズ・ギャザリングステージ」の模様は、動画もございます。
日本での「セレブレーション」を振り返って
東京コミコン2025に来場するセレブリティの中で、毎回来場しているダニエル・ローガン参加の発表が9月下旬までされていなかったことで多くのファンから心配のメッセージが東京コミコン事務局に寄せられたことが明かされると、ダニエル・ローガンは「日本が大好きです! ここにいる皆さん一人ひとりのことが大好きですし、長年皆さんが私を支えてくれ、ここに訪れ続けることが出来ています。皆さんの変わらぬ応援と愛に、心から感謝しています。
プロモーターの方々、そしてコミコンをこれほど特別なイベントにするために尽力してくれている全ての人たちに、大きな感謝と拍手を送りたいと思います。大石さん(株式会社東京コミックコンベンションの代表取締役会長である大石恵司のことかと思われる)、そして彼のチーム全員にです。 彼らはこのイベントを実現させるために、そして世界中からセレブリティたちを日本に招き、皆さんに会わせるために、休むことなく働き続けてくれています。
しかし、コミコン史上初となるジョニー・デップさんのような方を迎えることができたのは、皆さんのおかげなんです。彼の参加がここ東京で実現したのは、皆さんの応援があったからこそです。
なので私とコミコンチーム全員を代表して言わせてください。(日本語で)ありがとうございます!」と、東京コミコンのセレブ親善大使らしく日本のファンと東京コミコンのスタッフへの感謝の気持ちを表しました。
今年2025年の『スター・ウォーズ』の大きなトピックといえば、なんといっても東京コミコンと同じ幕張メッセで4月に行われた「スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン 2025」の開催。
「セレブレーション ジャパン 2025」の思い出について浪川大輔は、「セレブレーションは世界中から、『スター・ウォーズ』単体でこれだけの人から本当に愛されている作品なんだなっていうのをすごい感じました。『スター・ウォーズ』を愛してやまない方たちの集まりだったんで、あったかい空気で、非常に海外の空気も味わえるぐらいのステージでした」と、世界中のファンたちが集った祝典の雰囲気を振り返りました。
『スター・ウォーズ』ファンについて、安部若菜は「世代も幅広いなと思っていて。私も両親と一緒に『スター・ウォーズ』を見ていたんですけど、今日もこのステージに来てらっしゃる方とかもホント同じぐらい。20代の方もいれば、それより上の方もいらっしゃったり、ホントに幅広い世代。世界中で愛されてる作品なんだなっていうのを、こういうステージでも改めて実感しますね」と、その印象をコメント。
三鴨くるみは、最初の『スター・ウォーズ』視聴体験は友達の家で『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』を見たことだといいます。
ダニエル・ローガンは、日本での「セレブレーション」について「『スター・ウォーズ』が、僕を含めこれほど多くの人々の人生を変えてきたというのは、すばらしいことです。特にここ日本では、『スター・ウォーズ』に対する愛と情熱を強く感じます。『スター・ウォーズ』は本当にすばらしいものですし、その一部であれる機会に心から感謝しています。
東京コミコンであれ、大阪コミコンであれ、「スター・ウォーズ セレブレーション」であれ、日本に来てほしいと声をかけてもらえれば、僕はいつでも日本に戻ってきたいと思っています」と、日本でのイベントには引き続き参加していくことを宣言。
「ビジョンズ」Volume3のグランド・マスターとアナキンの演じ分けは
浪川大輔といえば、配信されて間もない「スター・ウォーズ:ビジョンズ」Volume3の「The Duel: Payback」に出演。
もともとアナキン・スカイウォーカーの声の出演をしていた中で、「スター・ウォーズ:ビジョンズ」Volume3の「The Duel: Payback」にてグランド・マスターを演じたことについて、浪川大輔は「『スター・ウォーズ』のすごさって、『スター・ウォーズ』でありながらいろんな側面からいろんな作品が仕上がるっていうことが、やっぱりさすがの『スター・ウォーズ』であって。監督さんがそれぞれいらっしゃって、その監督に合わせてキャラクター作りっていうのができるので、そういう意味では今回のローニンとの対決があったんですけど、グランド・マスターというキャラクターは監督のやりたいことをしっかりと演じるように気をつけました」といいます。
グランド・マスターについては、光と闇のバランスをはっきりと表現したことに驚きの声も挙げていましたが、アナキン・スカイウォーカーとグランド・マスターの演じ分けは、「アナキンの場合はやっぱりその成長過程みたいなものが表現され、闇落ちとかそういうことも含めて大事にして、『揺れ』を大事にしてたんですけど、グランド・マスターはその『揺れ』はないみたいな。このカチッとしたところを変えて、意識しました」と、その成熟の度合いを演技に反映したそうです。
また浪川大輔自身が闇落ちしそうになった時には、サウナで自分を見つめ直しているそう!
『クローンの攻撃』ジョージ・ルーカスからの演技指導
ここで場内では、『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』の予告編が上映。
ボバ・フェットを演じたダニエル・ローガンは、マンダロリアンの魅力について、「ボバ・フェットというキャラクターが生み出されなければ、「マンダロリアン」のような素晴らしいドラマや映画を作る機会は決して訪れなかったでしょう。『スター・ウォーズ』の大ファンとして、マンダロリアンが劇中で見せたような活躍を、ボバ・フェットでも見たかったなと心から願っていました。 この先どうなるか、ボバ・フェットが次にどこへ向かうかは誰にもわかりませんが、今日流れた予告編で見たように、彼が賞金稼ぎとして活躍する姿が見られることを期待しています」と、ドラマシリーズともまた異なる、将来のボバ・フェットの活躍への希望に言及しました。
『エピソード2/クローンの攻撃』で、ジャンゴ・フェットの首が斬り落とされることについてジョージ・ルーカスからどのような演技指導があったのか質問されたダニエル・ローガンは、「実は、ジョージ・ルーカスは映画の中でジャンゴ・フェットの首が斬り落とされるなんて、一度も教えてくれなかったんです。僕が初めてジャンゴの首が飛ぶのを見たのは、プレミア上映で完成した映画を観た時でした」と、東京コミコン2022でも話していたように事前にストーリー展開は知らされていなかったと話しました。
「あのシーンの撮影は、まるで『撮り忘れ』を撮るような感じでした。ジョージ・ルーカスが衣装部屋に入ってきて、『私のボバ・フェットはどこだ?』って言ったんです。僕のことですね。
そしてセットへ向かう途中、彼はヘルメットを掴んで僕にこう言いました。『膝をついて、ヘルメットを手に取り、こうやって自分の頭に当てるんだ』と。 僕が数回その演技をしたら彼は『ありがとう』と言い、その時は何も深く考えませんでした。後になってやっと、父さんがメイス・ウィンドゥに首をはねられたんだと気づいたんです」と、『エピソード2/クローンの攻撃』でのジャンゴ・フェットのヘルメットを拾い上げるシーンからのジョージ・ルーカスの演技指導を、ダニエル・ローガンがその場で実演!
さらに、「実はカットされたバージョンでは、僕は泣いていたんですよ」と、ジャンゴ・フェットが倒されたシーンでのジョージ・ルーカスからの演技指導の詳細と、ボバ・フェットが泣いていたアザーカットの存在も明かしました!
東京コミコン2022でもこのシーンのエピソードは話されていましたが、より踏み込んだお話となりました…

またダニエル・ローガンは、アナキン・スカイウォーカーの声を演じた浪川大輔がいるということで、「僕からも質問があります。『セレブレーション』で公開された、アナキン・スカイウォーカーとボバ・フェットの未公開シーンを見た人はいますか?
(会場の反応を見て)見ていないようですね。実は、アナキンがボバ・フェットを追いかけるというエピソードが2つあって、僕らが戦うシーンがあるはずだったんです。YouTubeに未放送エピソードのアナキン・スカイウォーカーとボバ・フェットの追跡・戦闘シーンが上がっています」と、「スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン 2025」の「ルーカスフィルム・アニメーション 20周年」パネルにて公開された、コルサントのビルの間のスカイレーンをジェットパックを装着したボバ・フェットが、スピーダーバイクで追跡するアナキン・スカイウォーカーと空中戦を展開する「クローン・ウォーズ」未完成エピソードのフッテージに言及し、幻となったアナキン・スカイウォーカーとボバ・フェットの接点を東京コミコンに集まったファンに伝えました。
このシーンは、飛行しながらあらゆる武装を用いていくボバ・フェットのダイナミックなアクションとともに、『帝国の逆襲』でのダース・ベイダーからの仕事依頼や、『ジェダイの帰還』でルーク・スカイウォーカーと対決して親子ともに戦ったことになるなど、様々なつながりの可能性があっただけに未完成となったことが惜しまれます…
『スター・ウォーズ』コスチュームファンがステージに集結!
最後に、『スター・ウォーズ』コスチュームファンがステージに登場!
浪川大輔は「愛がいっぱいあふれてます!すごい!いいですね」とコメントし、自身が声の出演を務めたアナキン・スカイウォーカーのコスチュームファンたちと並び立ちました!
ダニエル・ローガンは「(日本語で)大好き!かっこいい!かわいい!(英語で)美しい!」とコメントし、ダース・レヴァンのコスチュームを着たファンが持っていたライトセーバーを借りて、側転しながらの演舞を披露!観客からは大きな歓声が上りました!
様々なコスチュームファンがステージに勢揃い!
ウッディとボー・ピープデザインのマンダロリアンも!
浪川大輔がステージに来場するということで、アナキン・スカイウォーカーやダース・ベイダーのコスチュームも多かった印象です!
イウォークたちも一緒に!
最後は、集結した『スター・ウォーズ』ファンとの記念撮影!
浪川大輔が「May the Force be with」の掛け声を発声!
ダニエル・ローガンも素敵な表情で記念写真に収まりました!
そばにいたファンとの交流も!
最後は「スター・ウォーズ セレブレーション」のように、サイン入りTシャツバズーカを客席に発射!
浪川大輔もTシャツバズーカにチャレンジ!
2人は熱いハイタッチ!
トークの合間にも話をしているなど、このステージで様々なコミュニケーションが取られていた様子でした!
浪川大輔とダニエル・ローガンの各作品での演技の裏側も語られつつ、公開まであと半年を切った『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』の期待をファンとともに高めるステージとなりました!































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