甚平や蚊遣りといった日本の夏ならではアイテムの数々が、なんと『スター・ウォーズ』グッズ化!さらに、ふすまや盆栽(!)といった、これまでにない和の『スター・ウォーズ』グッズが、ベルメゾンにて発売されています。
ライトセーバースタンド&名刺入れに注目!ベルメゾンオリジナル『スター・ウォーズ』グッズ開発者に聞いてみた①のエントリーに続き、印象的な『スター・ウォーズ』グッズを開発した経緯はどのようなものだったのか、今回もベルメゾンを運営する株式会社千趣会の商品開発・企画をご担当された方にお話を伺いました!
目次
甚平や蚊遣りも!夏の和柄『スター・ウォーズ』グッズ
『スター・ウォーズ』甚平(じんべい)
まずは、男の夏を涼しげにする甚平(じんべい)が『スター・ウォーズ』デザインに!遠くから見ると自然な甚平ですが、近くで見るとわかる人はわかるデザインになっている点がおしゃれ。
いかにもキャラクターグッズという感じがしないデザインなので、主張が激しくなく、お祭りや普段使いで着られるのが大きなポイントです。
また、しっかりとした生地を選んでいるほか、後ろの首元には『スター・ウォーズ』ロゴが丁寧に刺繍されているのもこだわりのひとつ。ゴールドの刺繍でロゴが浮かび上がっています。
種類は、ダース・ベイダーやC-3PO、R2-D2がデザインされたブラック系と、ライトセーバーとデフォルメされたキャラクターが並んだブルー系の2柄。
同柄の甚平 キッズサイズもあるので、親子で『スター・ウォーズ』甚平コーデをすることも可能。父と子で、この夏の注目を支配出来る?!
これまで『スター・ウォーズ』のアロハシャツなどはありましたが、『スター・ウォーズ』の甚平の商品化はおそらく初。
株式会社千趣会のご担当の方に伺うと、ぜひ子どもたちにも着て欲しいとの思いから、甚平を企画したとのことです。
『スター・ウォーズ』蚊遣り
続いて、こちらも斬新な商品化なのが蚊遣り!
ダース・ベイダーとルーク・スカイウォーカーの決闘シーンのシルエットがデザインされており、蚊遣り線香を差し込むだけで取り付けすることが出来ます。
この蚊遣りも、『スター・ウォーズ』ではおそらく「銀河系初の商品化」とのこと!そりゃ、そうですよね…
この『スター・ウォーズ』蚊遣りは、線香から煙が立ち昇るとダース・ベイダーとルークのライトセーバーが火花を上げ、煙を出しているかのように見える、劇中を再現したかのような面白いコンセプトの商品!
キャッチコピーも、「父さんとは戦わない」ならぬ「蚊さんとは戦わない。」!日本の夏の風物詩である蚊遣り線香で、この夏は蚊と戦わないでも済むかも?!
銀河系初!盆栽&ふすま紙で
和室に『スター・ウォーズ』がやってくる!
続いて、こちらは使用シーンが夏に限らない日本ならではのベルメゾンオリジナル『スター・ウォーズ』グッズ。
『スター・ウォーズ』盆栽
まずインパクトがすごい商品なのが、盆栽!『スター・ウォーズ』の盆栽って!海外からの関心も高い盆栽も、『スター・ウォーズ』グッズ化されました。
盆栽といっても、これまでまったく触れたことがない方も安心な、お手入れいらずのフェイク盆栽です。お手入れはまったく不要なので、家庭はもちろん、オフィスなど様々なシーンで楽しむことができます。
器には『スター・ウォーズ』ロゴがデザインされ、ルークやダース・ベイダーなどのアクリル板が設置されています。
また、小型でどこにでも置きやすいサイズの湯呑みに入ったフェイク盆栽もあります。種類は、ダース・ベイダーやC-3PO、R2-D2の3タイプ。
この前代未聞の盆栽の『スター・ウォーズ』グッズを商品化しようと考えた経緯は、「世の中に無いSTAR WARSアイテム×日本」=「盆栽」だったということです。商品カタログ紙面上でも、そのインパクトで良い効果をもたらしているそうです。
『スター・ウォーズ』ふすま紙
同じくインパクト大なのが、水で張れるふすま紙2枚セット!
ふすまに張ることで、一面『スター・ウォーズ』デザインのふすまにすることが出来るというグッズです。ふすま全体のデザインを変えられるので、部屋の印象が一新されます!
種類は、迫力ある水墨画タッチのダース・ベイダー&ヨーダ柄と、様々な『スター・ウォーズ』キャラクターがデザインされた総柄の2種類。
ふすま紙での『スター・ウォーズ』の商品化も、おそらく「銀河系初」とのこと。
水で簡単に張れるというふすま紙ですが、実際に初心者でも張ることができたというレビューの声が届いているそうです。ただ、基本的に1度張るとはがすことは出来ないので、集中して貼らなければなりませんね。
日本ならではの『スター・ウォーズ』グッズの狙いとは
今回のベルメゾンオリジナル『スター・ウォーズ』グッズ新商品は、これからの春夏の時期に使える涼しげな和のアイテムが多く用意されています。
日本ならではの『スター・ウォーズ』グッズを多く打ち出したベルメゾンの狙いとは、どのようなものだったのでしょうか。
『スター・ウォーズ』自体が、日本文化から多くのインスピレーションを得ていることはご存知の通りですが、担当の方も個人的に『スター・ウォーズ』×和の親和性の高さを常々感じていたそう。
もちろん、和をコンセプトにした『スター・ウォーズ』グッズはこれまでにも数多く販売されてきたわけですが、面で大きく展開していた事例はなかったので、面で展開するというコンセプトから企画がスタート。
実際にご覧頂ければわかるように、和と『スター・ウォーズ』の相性はやはりバツグンに良く、企画を進めていくにあたり価値観や世界観を出しやすかったそうです。
また、もうひとつの狙いは他のメーカーでは商品化されていない、インパクトのあるグッズを展開することによる話題の創出。
『スター・ウォーズ』オリジナル商品を多く取り揃えているベルメゾンですが、まだファンの中での認知度は高くないと現状は感じており、今回の「和×STAR WARS」をフックに、ベルメゾンの『スター・ウォーズ』商品を知ってもらいたいと考えてのことだそうです。
ベルメゾンオリジナル『スター・ウォーズ』グッズ
開発裏話!
今回発売された、甚平や蚊とり、ふすまや盆栽などは、日本文化特有のグッズばかり。『スター・ウォーズ』グッズの企画・製造・販売には、当然ながら権利元であるアメリカのウォルト・ディズニー本社およびルーカスフィルムからの許諾が必要です。
しかし、これらのグッズはアメリカではなじみがないので、やはり権利元への説明は本当に苦労したそうです。
例えば扇子の場合、富士や竹といった日本文化のモチーフが柄として入っており、これらをそれぞれ英語で説明した資料を、ルーカスフィルムに提示してやり取りを重ねられました。
ただ、ルーカスフィルムも日本文化に興味を示しているようで、スムーズに承認を得た商品が多かったという印象のようです。
1980年代後半に実施されたパナソニックの『スター・ウォーズ』プロモーションで、すでに浮世絵風のデザインが用いられていたように、以前から積み重ねられてきた『スター・ウォーズ』での和風デザインの親和性の高さは、もはや定番とも言えるものになったのでしょう。
スタンダードになりつつある『スター・ウォーズ』和風グッズに、新たなインパクトを巻き起こしたベルメゾン。今年は、こんな『スター・ウォーズ』和風グッズで日本の夏とフォースを感じてみてはいかがでしょうか。
ベルメゾンオリジナル『スター・ウォーズ』グッズについては、ライトセーバースタンド&名刺入れに注目!ベルメゾンオリジナル『スター・ウォーズ』グッズ開発者に聞いてみた①のエントリーでもご紹介しています。
記事作成ご協力:株式会社千趣会
2005年より「スター・ウォーズ ウェブログ」を運営。「『スター・ウォーズ』究極のカルトクイズ Wikia Qwizards<ウィキア・クイザード>」世界大会優勝者。ディズニープラス公式アプリ「Disney DX」のオリジナル動画や記事など、様々な出演/執筆も行っています。2010年、『ファンボーイズ』日本公開を目指す会を主宰しました。