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追悼キャリー・フィッシャー。追悼メッセージの数々と、未来に遺るレイア姫の「希望」

 2016年12月28日(水)の朝、TVニュースを見て思わず声が出るほど驚愕しました。そのニュースとは、現地時間27日(火)午前8時55分、『スター・ウォーズ』でレイア・オーガナを演じたキャリー・フィッシャーが60歳で逝去したというものでした。

 キャリー・フィッシャーは12月23日(金)に、ロンドンからロス行きの飛行機内にて着陸約15分前に心臓発作を発症。病院に搬送され、ER(救急救命室)からICU(集中治療室)に移されている状態であると報道されました。

 その後、『雨に唄えば』の名女優であり、キャリー・フィッシャーの母のデビー・レイノルズのSNSアカウントから、キャリー・フィッシャーが安定した容体であることを明かしていました。

 こうした知らせなどもあって、私は一命は取り留めたものと思っており、10分ほど呼吸が止まっていたという他の乗客の証言もあったので、後遺症などがなければ良いなと思っていたのですが…まさかの驚きと、すぐには信じられない悲しいニュースとなってしまいました。

 キャリー・フィッシャーが倒れたのは、例のハリソン・フォードとの不倫も告白している回顧録「The Princess Diarist」のプロモーションのため、ロンドンから帰国する途中でした。自身の人生を著書で振り返った直後というのも、数奇なものを感じます。

 また、心臓発作によって倒れたということですが、飛行機への搭乗は心臓に負担がかかるものなので、「もしも」や、「たら」「れば」がないことはわかっていても、「もしも、キャリー・フィッシャーがこのタイミングで飛行機に乗ることがなければ…」とも思ってしまいます。

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目次

キャリー・フィッシャーの母、
デビー・レイノルズも翌日に逝去

 さらに信じがたいことに、前述したキャリー・フィッシャーの母であるデビー・レイノルズが娘が亡くなった翌日に脳卒中で逝去しました。亨年84歳。最期の言葉は「キャリーがとても恋しい、一緒にいたい」だったとのこと…

 デビー・レイノルズは、キャリー・フィッシャーの死後に自身のFacebookでキャリー・フィッシャーを愛してくれたすべての人々への感謝のコメントを投稿していました。

 デビー・レイノルズが倒れたのは、キャリー・フィッシャーの葬儀の話し合いの最中であったそうです。娘の死が大きな悲しみとストレスとなったことでしょう。色々なことがあった親子関係ですが、その分、いかに娘のことを想っていたかを感じさせられるようです。

キャリー・フィッシャーを追悼するファン

 これらのニュースは、世界中の『スター・ウォーズ』ファンに衝撃と悲しみをもたらしました。そして、キャリー・フィッシャーへのファンによる追悼も様々な形で行われています。

ダウンタウン・ディズニーでの追悼

 現地時間12月28日(水)の夜には、光るライトセーバーを手にキャリー・フィッシャーを追悼するため、カリフォルニアのディズニーランド・リゾートにあるダウンタウン・ディズニーにファンたちが集いました。

ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームのスタープレート

 さらに、ハリウッドで多くのスターたちの名前が刻まれた星型のプレートが並ぶハリウッド・ウォーク・オブ・フェームには、ファンの手によるキャリー・フィッシャーのスターが現れました。

 キャリー・フィッシャーはハリウッド殿堂入りしておらず、彼女のプレートはまだありません。

 星型のプレートにはキャリー・フィッシャーの名前と共に、以下のメッセージが記されていました。

Carrie Fisher. May the Force be with you always. Hope.
(キャリー・フィッシャー
 フォースがいつもあなたとともにあらんことを。
 そして希望を。)

 最後の「Hope」は、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』にちなんだものでしょう。

キャリー・フィッシャーの愛犬は
娘のビリー・ロードの元へ

 キャリー・フィッシャーがどこに行くにも連れていた愛犬のゲイリー。飼い主を亡くしたこのゲイリーは、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でコニックス中尉を演じた娘のビリー・ロードが、母から引き継いで飼うことになったようです。

 キャリー・フィッシャーは自身に何かあった場合、娘にゲイリーを託すと願っていたとのこと。

『スター・ウォーズ』
キャスト/スタッフからの追悼メッセージ

 キャリー・フィッシャーの悲報は、多くの『スター・ウォーズ』キャスト/スタッフにも衝撃と悲しみをもたらしました。キャストやスタッフだけではなく、『スター・ウォーズ』に関する様々な著名人や企業アカウントも、SNS上でキャリー・フィッシャーへの追悼メッセージを送っています。

ルーカスフィルム/ディズニー

 ルーカスフィルム社長のキャスリーン・ケネディ、ウォルト・ディズニーカンパニー会長のボブ・アイガーの声明が掲載されています。

マーク・ハミル

 ルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルは「言葉がない」とツイート。

 最初のツイートとは対照的に、マーク・ハミルは続けて公私ともに親しかったキャリー・フィッシャーへの思いをつづっています。その悲しみは、図り知れません。

 ちなみに、マーク・ハミルの息子のネイサン・ハミルも『ジェダイの帰還』の撮影現場でのキャリー・フィッシャーとの1枚を投稿しています。

ジョージ・ルーカス&ハリソン・フォード

 『スター・ウォーズ』の創造主であるジョージ・ルーカス、そしてハン・ソロを演じたハリソン・フォードも、それぞれ追悼メッセージを表明しています。

ピーター・メイヒュー

 チューバッカ役のピーター・メイヒュー。ピーター・メイヒューとキャリー・フィッシャーは撮影現場での様々な写真から、その仲の良さが伺えます…

アンソニー・ダニエルズ

 C-3PO役のアンソニー・ダニエルズ。クリスマスプレゼントとして、キャリー・フィッシャーの回復を祈っていましたが、クリスマスツリーの下にそれはなかったと悲しみを表現。

ビリー・ディー・ウィリアムズ

 『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』、『ジェダイの帰還』でキャリー・フィッシャーと共演した、ランド・カルリジアン役のビリー・ディー・ウィリアムズ。

デヴィッド・プラウズ

 『スター・ウォーズ』オリジナル・トリロジーでダース・ベイダーを演じたデヴィッド・プラウズ。

ワーウィック・デイビス

 『ジェダイの帰還』のイウォークのウィケット役など、『スター・ウォーズ』シリーズで様々な役を演じているワーウィック・デイビスは、『ジェダイの帰還』撮影時のキャリー・フィッシャーとの写真を投稿。

 「PS:ミルクとクッキーをありがとう。」という追伸からも伺えますが、ワーウィック・デイビスもこの時はまだ子どもです…

『フォースの覚醒』スタッフ/キャスト

J・J・エイブラムス(バッド・ロボット・プロダクションズ)

 バッド・ロボット・プロダクションズのTwitterアカウントでは、おなじみのメモ形式でJ・J・エイブラムスからのキャリー・フィッシャーへの追悼メッセージを掲載。

ジョン・ボイエガ

 『フォースの覚醒』でフィンを演じたジョン・ボイエガ。悲しみつつも、キャリー・フィッシャーと出会えたことに感謝の気持ちを表しています。

オスカー・アイザック

 『フォースの覚醒』でポー・ダメロンを演じたオスカー・アイザックは、Facebookにキャリー・フィッシャーとマーク・ハミルが写った写真を投稿。日の光が差す中、この二人が並ぶ美しい1枚です。

グェンドリン・クリスティー

 『フォースの覚醒』でキャプテン・ファズマを演じたグェンドリン・クリスティー。

『スター・ウォーズ』
プリクエル・トリロジー スタッフ/キャスト

サミュエル・L・ジャクソン

 メイス・ウィンドゥを演じたサミュエル・L・ジャクソンは、「銀河の光は、私たちのレイア姫を失ったことで淡くなった」と、キャリー・フィッシャーが亡くなった悲しみを表現。

ダニエル・ローガン

 『エピソード2/クローンの攻撃』でボバ・フェットを演じたダニエル・ローガンは、一緒に参加したコンベンションでの1コマでしょうか、キャリー・フィッシャーの頭にキスするほほえましい写真を投稿。

レイ・パーク

 『エピソード1/ファントム・メナス』でダース・モール役を演じたレイ・パーク。

マシュー・ウッド

 『スター・ウォーズ』シリーズのサウンドエディターにして、『エピソード3/シスの復讐』でグリーヴァス将軍の声を演じたマシュー・ウッド。

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』
スタッフ/キャスト

ディエゴ・ルナ

 『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』に出演したディエゴ・ルナも、キャリー・フィッシャーを悼んでいます。

フォレスト・ウィテカー

 『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』でソウ・ゲレラを演じたフォレスト・ウィテカー。

マイケル・ジアッキーノ

 『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』で音楽を担当したマイケル・ジアッキーノは、10歳の頃に両親からもらったオールドケナーのレイアのフィギュアの写真を投稿。いかに『スター・ウォーズ』ファンであるかが伝わってきます。

「クローン・ウォーズ」「反乱者たち」スタッフ/キャスト

デイヴ・フィローニ

 「クローン・ウォーズ」、「反乱者たち」の製作総指揮のデイヴ・フィローニが投稿した絵は、本人が描いたものでしょうか。レイアのホログラムを投影するR2-D2のかたわらにいる犬は、キャリー・フィッシャーの愛犬のゲイリーのようです。

アシュリー・エクステイン

 「クローン・ウォーズ」、「反乱者たち」でのアソーカ・タノの声優であるアシュリー・エクステイン。

 SF作品ファンの女性向けのファッションブランドである「Her Universe」を創設したアシュリー・エクステインらしく、「キャリー・フィッシャーはオタクな女の子に『新たなる希望』をくれた」とコメント。

ジェームズ・アーノルド・テイラー

 「クローン・ウォーズ」のオビ=ワン・ケノービの声優であるジェームズ・アーノルド・テイラー。

その他、『スター・ウォーズ』スタッフ/キャスト

ライアン・ジョンソン

 「スター・ウォーズ エピソード8」の監督のライアン・ジョンソン。彼が監督する作品が、キャリー・フィッシャーの遺作となります。レイアはどのような活躍をするのか、早く見たいような、いつまでも楽しみに待ち続けたいような…

ケヴィン・スミス

 自作の『ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲』にてキャリー・フィッシャーを出演させ、『フォースの覚醒』ではストームトルーパーの声優も務めたケヴィン・スミス。

『ファンボーイズ』スタッフ/キャスト

 キャリー・フィッシャーがカメオ出演した『ファンボーイズ』のスタッフ/キャストも追悼の意を表しています。

カイル・ニューマン

 『ファンボーイズ』監督のカイル・ニューマン。セレクトした写真のキャリー・フィッシャーが本当に愛らしい。カイル・ニューマンのキャリー・フィッシャーへの愛を感じます。

 また、『ファンボーイズ』撮影中の写真もツイート。キャリー・フィッシャーと働けて、夢を叶えることが出来ました。

サム・ハティントン

 『ファンボーイズ』で主人公エリックを演じたサム・ハティントン。

クリス・マークエット

 『ファンボーイズ』でライナスを演じ、キャリー・フィッシャーとはキスシーンもあったクリス・マークエット。キャリー・フィッシャーの著作である「崖っぷちからのはがき」を賞賛しています。

ダン・フォグラー

 『ファンボーイズ』でハッチを演じ、最近は『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』にも出演し話題となったダン・フォグラー。

ウィリアム・シャトナー

 「スター・トレック」のカーク船長役であり、『ファンボーイズ』にも出演したウィリアム・シャトナーもキャリー・フィッシャーへの追悼を表明。

アダム・F・ゴールドバーグ

 『ファンボーイズ』の脚本を書いたアダム・F・ゴールドバーグ。キャリー・フィッシャーが演じた女医の登場シーンの脚本を書いたのは、楽しかっただろうなぁ…

涙なくして見られなくなった『ローグ・ワン』

 もうご覧になった方はよくわかると思いますが、キャリー・フィッシャーの訃報によって現在公開中の『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は、これまでよりも涙なくして見られない作品になってしまいました…

 ネタバレになるので、詳細は『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』トリビアチェックポイントまとめ【ネタバレ注意】のエントリーに記されています。

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のトリビア、隠れ要素(イースターエッグ)、カメオ出演、他作品との関連といった、より 『ローグ・ワン』が楽しめるチェックポイントをまとめました。この記事はネタバレを含んでいます。観賞後にチェック!

1年後、「エピソード8」で
キャリー・フィッシャー演じるレイアに会える

 「スター・ウォーズ エピソード8」の主要撮影は2016年7月に終了しているので、キャリー・フィッシャーの遺作は「スター・ウォーズ エピソード8」となります。来年の今頃、キャリー・フィッシャー演じるレイアの姿を映画館で見れば、スクリーンが涙で曇りますね…

 「スター・ウォーズ エピソード8」の撮影が終了したことが、正式発表されました!  これは、starwars.com、『スター...

 ただ、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』をご覧になった方はわかるかと思いますが、個人的には将来「エピソード8」以外にもレイアの姿を見ることが出来るのではないかと思っています。物語を語る上で必要なのであれば、今よりもより洗練された最新技術の力を借りて、レイアはまたスクリーンに戻ってくるのではないでしょうか。

※追記:ルーカスフィルムは、レイア姫/将軍を演じるキャリー・フィッシャーの演技をデジタル技術で再現する計画はないと発表しています。

キャリー・フィッシャーが遺した「希望」
人々の心の中で、いつまでも

 キャリー・フィッシャーの死は、俳優だけではなく「レイア姫」というカルチャーのアイコンとなった人物の死と受け取られているように思えます。

 姫を助けに来たヒーローであるルーク・スカイウォーカーにも文句を言い、ハン・ソロのようなならず者にもひるむことなく、老獪なターキンをも出し抜き、ダストシュートに落ちることも厭わない、勝ち気で勇気あるプリンセス像。

 ウーマン・リブの時代を経て、ただ助けられるだけの姫ではなく、自分で考え行動し、戦うヒロインを演じたキャリー・フィッシャーは、多く人々に勇気と希望を与えました。その多大なる影響を、改めて感じさせられます。

 また、ルーカスフィルムがディズニーに買収されたことにより『スター・ウォーズ』シリーズが再始動し、『フォースの覚醒』でキャリー・フィッシャーが再びレイアとして女優業に帰って来たことも、振り返ってみると本人にとっても、多くのファンが待つ世界にとっても良い結果となったのではないでしょうか。

 そして、今やディズニーのプロパティとなった『スター・ウォーズ』キャラクターたちは、これからも永きに渡って愛され続けていきます。

 「レイア姫」は、「シンデレラ」や「白雪姫」と同じように、そのキャラクターを形作ったキャリー・フィッシャーの名とともに、これからもずっと人々の心の中で生き続けることでしょう。

 これこそが、「希望」です。

コメント

  1. 匿名 より:

    2016年は多くのスターウォーズ俳優が亡くなりましたね。特にEP4でスターウォーズを作り出してした面々が目立つのは時代の移り変わりを感じざるを得ませんね…