本日2020年6月18日(木)より、香港ディズニーランドが営業再開となります。香港ディズニーランドは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により2020年1月26日(日)から実に5か月間近くも休園となっていましたが、これで上海ディズニーランドに続いて世界のディズニーリゾートで2番目に再開することになります。
香港ディズニーランドは、東京ディズニーランドでは体験出来ない『スター・ウォーズ』アトラクションなどがあるため、『スター・ウォーズ』ファンにとっても楽しめる場所です。香港ディズニーランドが営業再開されるということで、2018年5月に訪れた際に体験した『スター・ウォーズ』関連アトラクションやショップ、グッズについて当時の様子をレポートします。
営業再開となったとはいえ、来園の7日前の事前予約が必要であるほか、近距離でのキャラクターグリーティングは中止となりますし、そもそも日本から香港への入境制限もあるため気軽に足を運べない場所となっていますが、行けない今だからこそ、またいつかは足を運べることを願って香港ディズニーランドの魅力を伝えられればと思います。
まずは、東京ディズニーランドをはじめとして人気のアトラクションと『スター・ウォーズ』がコラボレーションしたハイパースペース・マウンテンをご紹介!
※各種掲載情報は、2018年5月当時のものとなります。
そのほかの香港ディズニーランドの『スター・ウォーズ』アトラクションやショップ、グッズについては以下のエントリーをご覧ください。
ハイパースペース・マウンテンに搭乗前から発見が!
香港ディズニーランドに入り、メインストリートUSAを抜けて右側のトゥモローランドにハイパースペース・マウンテンはあります。
もともと、2016年に「Star Wars: Tomorrowland Takeover」というイベントの一環としてハイパースペース・マウンテンにリニューアルされました。
あのドーム型のデザインは東京ディズニーランドと同様の印象ですが、1階から入るエントランスであるという構造や、細部のデザインが大きく異なっています。
東京ディズニーランドのスペース・マウンテンといえば、長時間並ぶことを覚悟しなければなりませんが、香港ディズニーランドのハイパースペース・マウンテンはスタンバイでもなんと20分程度!この日は平日だったということを差し引いても、待ち時間は快適です!
香港ディズニーランドは、全体的に東京ディズニーランドのように大混雑しているという空間ではなく、キャラクターグリーティングも比較的待たずに楽しめますし、パレードも至近距離で見られるので、舞浜の混雑にうんざりしてしまった方々にはおすすめ出来ます。
2018年5月当時、ハイパースペース・マウンテンの入口付近にはダース・ベイダーとストームトルーパーのイースターエッグがありました!
BB-8とC-3PO、R2-D2のイースターエッグも。
巨大なXウィングで、気分は反乱軍パイロット
入口の右側には、Xウィングが!このスケール感は、アトラクション搭乗前に目にするとかなりテンションが高まります…!
Xウィングの側には、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』でカイバークリスタルを収めていたものと同様のコンテナも…
ハイパースペース・マウンテンと『スター・ウォーズ』スピンオフ作品のつながり
反乱軍パイロットのロッカーなのか「K. Idele」、「Y. Dahn」と持ち主と思われる名前とパイロットスーツが収納されています。
このスーツの持ち主のパイロットたちですが、「K. Idele」はスピンオフ小説/マンガの「ロスト・スターズ」に登場したケンディ・イデル(Kendy Idele)を想起させます。
ケンディは、「ロスト・スターズ」の主人公であるセインとシエナとともに帝国アカデミーで学ぶも、帝国軍入隊後に反乱軍へ転向したパイロット。ジャクーの戦いでは、かつての同級生であるシエナが艦長を務めるスター・デストロイヤーと戦うことに…
「Y. Dahn」は、雑誌「スター・ウォーズ インサイダー」に掲載のショート小説に登場した、ヨリ・ダーン(Yori Dahn)という反乱軍パイロットのキャラクターを連想させます。
それもそのはず、ハイパースペース・マウンテンはエンドアの戦いの1年後、反乱軍と帝国軍の決戦となったジャクーの戦いにて、反乱軍の77中隊(ブルー中隊)とともにスター・デストロイヤーと戦うというストーリーなのです。
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』に登場のジャクー、そしてジャクーの戦いが描かれた「ロスト・スターズ」やゲーム「スター・ウォーズ バトルフロント」の世界とつながるアトラクションと言えるでしょう。
スピンオフでの『スター・ウォーズ』ギャラクシーのキャラクターの気配を感じさせつつ、ストーリーに引き込むとは…ディズニーパークならではのバックグラウンド・ストーリーと、広大な世界の拡がりを持つ『スター・ウォーズ』との相性の良さを感じさせられます。
アクバー提督からのミッション指令!
こちらはファストパス発券機。フライトクルー・チェックイン・ステーションとあります。
発券機の随所にオーラベッシュが用いられており、こうした細部からも『スター・ウォーズ』ギャラクシーの中に入り込んだような気分になります。
左がハイパースペース・マウンテンのファストパス。右上は香港ディズニーランドのチケットで、R2−D2デザインとなっています。右下にあるのは、パーク内でもらったR2−D2とBB−8のイラストが特徴的なステッカーです。
壁面のサインもオーラベッシュ!
屋内に入ると、東京ディズニーランドのスペース・マウンテンのように注意事項を案内するビデオが。
これから向かうミッションを説明するパネルもあります。
さらに、アクバー提督のホログラムによるミッションブリーフィング映像も放映されています!アトラクションの搭乗間近で、まさに出撃前の反乱軍パイロットの気分に!
スピード感と『スター・ウォーズ』のビジュアル&サウンドが一体となった、ハイパースペース体験
ライド乗り場は、従来のスペース・マウンテンを踏襲したようなインテリア。ハイパースペース・マウンテンの身長制限は102センチ以上、6歳以下は16歳以上の方の付き添いが必要です。
いよいよ搭乗すると、コースターは東京ディズニーランドのスペース・マウンテンと同様に上り坂へ。前方と左右の壁面にある窓から見える星が一気に流れて、ハイパースペースに突入!
ハイパースペースを抜け、通常のスペース・マウンテンと同様に登った先はドーム全体に広がるジャクー付近の宇宙空間。ただ、ハイパースペース・マウンテンが異なるのは、この宇宙空間のドーム内にXウィングやタイ・ファイター、スター・デストロイヤーと、レーザーが乱れ飛ぶ映像が映し出されること!
そしてコースターの座席にはスピーカーが付いており、ここから『スター・ウォーズ』の楽曲や効果音が鳴り響く!
『スター・ウォーズ』の楽曲や、各機の臨場感ある通信、レーザーの発砲音と命中した機体の爆発音とともに、スペース・マウンテンが持つ暗闇を疾走するスピード感でXウィングとタイ・ファイターのドッグファイトを追いかけていけば、まさに自分が宇宙戦闘の中を飛び回っているかのようです!
この体感は、『スター・ウォーズ』のサントラを聞きながらチャリで疾走しても到底追いつけないし(でも、動作+音という点でちょっと感覚は近い気もする)、通常のスペース・マウンテンとも異なる魅力!
飛び交うレーザーをかいくぐり、タイ・ファイターをチェイスの末に撃破出来た時には、カーブが相次ぐ後半のポイントということでGを強く感じることも相まってドッグファイトを制したような爽快感が!ジェットコースターの疾走するスピードと映像、サウンドが見事に相乗効果を出しているアトラクションでした!
スリリングさ、怖さで言うと東京ディズニーランドのスペース・マウンテンに乗れれば大丈夫かと思います。ドーム内に映る映像は目をつぶらずに楽しんだ方が良いので、スペース・マウンテンで顔を伏せたり、目をつぶってしまう方は、ここはがんばりたいところ…
ハイパースペース・マウンテンから降りたら、搭乗中の記念写真を購入することも出来ます。
出口はそのまま、『スター・ウォーズ』グッズを販売しているショップのスペース・トレーダーに直結しています。
日本では味わえない、スピード感と『スター・ウォーズ』のビジュアル&サウンドが一体となったアトラクションであるハイパースペース・マウンテン。一言で言うと、メチャ楽しかった!舞浜の感覚からすると信じられないのですが、待ち時間も短いので繰り返し乗ってしまいました!
ハイパースペース・マウンテンの面白さと、余裕を持って楽しめる香港ディズニーランドでのテーマパーク体験により、香港ディズニーランドは私にとってお気に入りの場所となりましたが、香港は新型コロナウイルスの感染拡大の影響や政情もあって、訪れた2018年当時とはまた状況が変わってしまいました。
今回の香港ディズニーランドの営業再開が、香港が再び安全に楽しめるような場所となることへのきっかけになってくれればと願います。
そのほかの香港ディズニーランドの『スター・ウォーズ』アトラクションやショップ、グッズについては以下のエントリーをご覧ください。
そのほか、香港での『スター・ウォーズ』レポートは以下のエントリーをご覧ください。
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