日本でも10月にディズニー・チャンネルで放送されたのも記憶に新しい「フィニアスとファーブ」と『スター・ウォーズ』のコラボエピソード「フィニアスとファーブ/スター・ウォーズ大作戦」のブルーレイ/DVDが発売されます。
ちなみに、「フィニアスとファーブ」はマーベルとも「フィニアスとファーブ/マーベル・ヒーロー大作戦」でコラボしています。ディズニー・チャンネル自社制作アニメということもあって自由度が高く、他のプロパティと比較的絡ませやすいのでしょう。
「フィニアスとファーブ/スター・ウォーズ大作戦」
レビュー
シリーズを見ていなくても楽しめる!入門編的作品
「フィニアスとファーブ/スター・ウォーズ大作戦」は、「フィニアスとファーブ」や『スター・ウォーズ』と地続きではなく独立した作品で、「フィニアスとファーブ」のキャラクターが『スター・ウォーズ』ギャラクシーに遊びに来た、という感じ。
「フィニアスとファーブ」のこれまでのエピソードとは連続性がないので、見たことがない方でもキャラクター設定を押さえておけば楽しめます!
基本的なストーリーは、タトゥイーンに住むフィニアスとファーブがデス・スター設計図(が収められたディスク)を手に入れたことからデス・スターを巡る冒険に旅立つという、『エピソード4/新たなる希望』の物語の裏側で「フィニアスとファーブ」のキャラクターが実は活躍していたというお話。
また、「フィニアスとファーブ」のキャラクター達に『スター・ウォーズ』キャラクターになぞらえた役割を持たせていますが、ルークやハン、レイアといった『スター・ウォーズ』キャラクターもそのまま登場し、「フィニアスとファーブ」のキャラクター達とも絡みます。
もちろん「フィニアスとファーブ」と『スター・ウォーズ』を両方知っていると最も楽しめますが、ストーリーや世界観は『スター・ウォーズ』、キャラクターの面白さは「フィニアスとファーブ」と、両作品の入門編にもなっているのが秀逸。
もちろんファンが楽しめる『スター・ウォーズ』ネタが満載!
そして、『スター・ウォーズ』ネタは結構細かいところまで詰め込んでいるので驚いた!
タトゥイーンのシーンでは、すでに腕を斬られたポンダ・バーバとドクター・エヴァザンがいたり、モス・アイズリーの街中にはキティック・キードカック(カマキリ)がいるなど、マニアックなキャラもチラリと登場!T-16スカイホッパーなどのファンがわかるビークルが登場するのも良いです。
「ジャージャーのせいにしよう」だったり、「デス・スターの一般人が爆破に巻き込まれてかわいそうだ論」などの『スター・ウォーズ』ネタのギャグも笑える!「わかっている」人達が作っています、これ。
音楽や効果音は『スター・ウォーズ』のまんまですし、オープニングのスター・デストロイヤー登場シーンなどの名場面は、本家の迫力をかなり忠実に描いています。きっと、アニメーターも『スター・ウォーズ』を再現出来るとあってがんばったんだろうなぁ…
ブルーレイ/DVDには、「フィニアスとファーブ/スター・ウォーズ大作戦」の他に、「フィニアスとファーブ」の8つの短編も収録。
発売日は4月24日(金)で、レンタル、オンデマンドも同日に開始されます。
手元に置いておきたい方、10月の放送を見逃した方はぜひ!
2005年より「スター・ウォーズ ウェブログ」を運営。「『スター・ウォーズ』究極のカルトクイズ Wikia Qwizards<ウィキア・クイザード>」世界大会優勝者。ディズニープラス公式アプリ「Disney DX」のオリジナル動画や記事など、様々な出演/執筆も行っています。2010年、『ファンボーイズ』日本公開を目指す会を主宰しました。