Disney+ (ディズニープラス)で配信中の「スター・ウォーズ:モール/シャドウ・ロード」シーズン1 第5話「チャプター5 尋問」レビュー/トリビアチェックポイントです。
この記事では、「スター・ウォーズ:モール/シャドウ・ロード」シーズン1 第5話「チャプター5 尋問」のストーリーやレビュー(感想・考察・批評)、トリビアの解説といった、このエピソードをより深く知るためのテキストを綴っています。
この記事はネタバレがございますので、「スター・ウォーズ:モール/シャドウ・ロード」シーズン1 第5話「チャプター5 尋問」の本編鑑賞後にご覧ください。
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「スター・ウォーズ:モール/シャドウ・ロード」シーズン1 第5話「チャプター5 尋問」レビュー
ドロイドが招いた危機
2B0T(トゥー=ブーツ)の通報により、モールを追ってジャニックスに現れた帝国軍。
「チャプター5 尋問」では、帝国の到来によりジャニックスを取り巻く環境が一変し、帝国の介入を防ぐためモールの存在を通報せずに捜査してきたブランダー・ローソンらジャニックス市民防衛局は尋問される側となり、ジェダイの師弟であるデヴォン・イザラ、イーコ=ディオ・ダキはこれまでよりもさらに追われる身となっていく。
モールはこのエピソードでは控えめな役回りとなり、ストーリーの中心となるのは帝国の影響を直接受けるブランダー・ローソンとジェダイの師弟だ。
自身のプログラムの規範に則ったトゥー=ブーツであるが、これによってジャニックスそのものが危うい状況となってしまう。冒頭のジャニックスの市街地がスター・デストロイヤーの影で覆われていくシーンは象徴的だ。
50年近く前から『スター・ウォーズ』のドロイドは、自我を持ち、自律して作動しているように描写されてきた。
現実世界ではこの数年でAIは進化、普及し、あたかもドロイドのように身近な存在となってきているが、惑星全体の行方を左右するような重大な判断・行動を機械の手に委ねておいて良いのか、トゥー=ブーツが引き起こした事態からはブランダー・ローソンのような規則だけではなく、複合的に考えられる人間の判断の重要性も考えさせられる。
尋問官、マロックの秘められた能力
結果として、クライス署長は「異動」となってしまい、続いてブランダー・ローソンがエピソードタイトルの通り、尋問官による「尋問」を受ける。
その尋問官はファースト・ブラザー、マロックだ。
マロックは「スター・ウォーズ アソーカ」に登場し、アソーカ・タノと対決。その最期は、緑色の煙のようなものが噴き出しており、ナイトシスターの魔術のような超常的なものの関与を思わせた。

「スター・ウォーズ:テイルズ・オブ・ザ・エンパイア」のエピソード「献身」にもマロックは登場していたが、「スター・ウォーズ:モール/シャドウ・ロード」ではモールを追う尋問官としてジャニックスにやって来た。
マロックはサイコメトリーを用いてモールの痕跡を辿っていくが、「スター・ウォーズ アソーカ」に至るまでの歩みが「スター・ウォーズ:モール/シャドウ・ロード」で明かされるのかも注目だ。
帝国というゲームチェンジャー
一方、デヴォン・イザラ、イーコ=ディオ・ダキは、惑星を封鎖し、地上の交通機関にも検問を設けるなど包囲を強める帝国から逃れ、街を出ようとするが、デヴォン・イザラはこのよう逃げ隠れをする日々がこの先もずっと続くことに、能力を無駄にしていると苛立つ。
モールの影響を受けているとデヴォン・イザラを諌め、たとえ帝国は共通の敵だとしてもモールとは相容れないというイーコ=ディオ・ダキ。
駅での検問においてジェダイ・マインドトリックで切り抜けるも、別のTKトルーパーに異変を気付かれてジェダイの師弟は窮地に陥る。
デヴォン・イザラ、イーコ=ディオ・ダキが帝国に発見されたことをスパイボットが察知したことで、まだジャニックスに取り残されていることをモールは知る。
ライリー・ローソンは、父に会いにジャニックス市民防衛局へ向かうも会えず、帝国に勤めている母のドレア・ローソンにホログラムで通信をするが、抵抗せずに帝国に協力するように言われる。
デヴォン・イザラ、イーコ=ディオ・ダキは、街の中で身を潜める上で頼れる人が1人だけいることに思い至る。それは、ライリー・ローソンだ。
「チャプター5 尋問」は、帝国軍が登場してきたことで、これまでの「スター・ウォーズ:モール/シャドウ・ロード」のエピソードと比べると、多勢の帝国軍から隠れながら、追われる反乱者たちという『スター・ウォーズ』でおなじみの構図となっており、既視感が強くなっている。
しかし、それぞれのキャラクターが様々な思惑を持っており、それらが絡みつつも思わぬところでつながっていく様子は本作ならではだ。
まだモールはデヴォン・イザラを諦めていない中、配下のマンダロリアンの中には不満の声も聞こえてきつつ、尋問官の足音も迫る。帝国というゲームチェンジャーが現れた中、シーズン1の後半でこれらのキャラクターたちがぶつかりあっていくことだろう。
「スター・ウォーズ:モール/シャドウ・ロード」シーズン1 第5話「チャプター5 尋問」トリビアチェックポイント
TKトルーパー
ジャニックスに押し寄せた帝国軍のトルーパーは、「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」で登場したTKトルーパーだ。
カミーノが壊滅し生産出来なくなったクローン・トルーパーに代わり、銀河中から銀河帝国に忠誠を誓う新兵が集められ、TKというコードネームが付与された。
このTKは、ストームトルーパーの識別番号として用いられているもので、TKトルーパーがストームトルーパーの始まりであることがわかる。
TKというコードネームは、『エピソード4/新たなる希望』にてデス・スターのドッキングベイ327に捕らえられたミレニアム・ファルコン内に入って出て来ないストームトルーパーを、帝国軍士官のトレイダムが「TK-421」と呼称していたことから、以来ストームトルーパーのコードネームとして定着。
この「チャプター5 尋問」では、TK-0228が登場している。
コスチューミング団体の501軍団でも、TKナンバーが隊員のIDのひとつとして用いられている。
LAAT/iガンシップ
帝国軍のTKトルーパーは、LAAT/i(Low Altitude Assault Transport/infantry、低空強襲トランスポート/兵員用)でジャニックスの地上に到来する。帝国軍のLAAT/iは、グレーのカラーリングとなっている。
LAAT/i、リパブリック・ガンシップは『エピソード2/クローンの攻撃』のジオノーシスの戦いで電撃的に登場。「クローン・ウォーズ」にも多数のエピソードで共和国軍の地上戦にて活躍した。
IMG-099 インペリアル・マークIVパトロール・ドロイド
ブレイク中尉が引き連れてきた、ドローンのように空中を飛行しているドロイドはIMG-099 インペリアル・マークIVパトロール・ドロイドだ。
IMG-099 インペリアル・マークIVパトロール・ドロイドは、1997年公開の『エピソード4/新たなる希望 特別篇』のモス・アイズリー宇宙港のシーンに追加された、パトロールや偵察を目的としたドロイドである。
Move along
TKトルーパーは、ブランダー・ローソンを尋問に連れて行く際に「Move along(進め)」と言う。
これは『エピソード4/新たなる希望』にてモス・アイズリー宇宙港のサンドトルーパーがオビ=ワンのマインドトリックにかかり、ルークのランドスピーダーを通した時のセリフと同じ。
サイコメトリー
マロックはフォースを用いた能力のひとつであるサイコメトリーにより、モールのアジトでの戦闘の痕跡から何が起こっていたかを感じ取り、追跡していく。
サイコメトリーは、「クローン・ウォーズ」にてクインラン・ヴォスが追跡に活用。
ゲーム「Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー」、「Star Wars ジェダイ:サバイバー」に登場したカル・ケスティス、未邦訳の小説「Star Wars: The Force Collector」のカー・ナク・シンも、サイコメトリー能力を持っている。
「スター・ウォーズ:モール/シャドウ・ロード」は、Disney+ (ディズニープラス)にて独占配信中。































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