Disney+ (ディズニープラス)で配信中の「スター・ウォーズ:モール/シャドウ・ロード」シーズン1 第4話「チャプター4 誇りと復讐」レビュー/トリビアチェックポイントです。
この記事では、「スター・ウォーズ:モール/シャドウ・ロード」シーズン1 第4話「チャプター4 誇りと復讐」のストーリーやレビュー(感想・考察・批評)、トリビアの解説といった、このエピソードをより深く知るためのテキストを綴っています。
この記事はネタバレがございますので、「スター・ウォーズ:モール/シャドウ・ロード」シーズン1 第4話「チャプター4 誇りと復讐」の本編鑑賞後にご覧ください。
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「スター・ウォーズ:モール/シャドウ・ロード」シーズン1 第4話「チャプター4 誇りと復讐」レビュー
恐怖は我が味方
自身が苦境の際に裏切った者たちに復讐し、粛清していくモールと、その影を追うブランダー・ローソンがついに直接対決!「スター・ウォーズ:モール/シャドウ・ロード」シーズン1の前半の大きな山場となるエピソードだ。
ルーティ・ヴァリオは、パイク・シンジゲートの本拠地であるオーバ・ディアに赴き、指導者であるマーグ・クリムに連絡した通り、奪われた金と破壊された荷物の弁償のためクレジットを運ぶ。
しかしこれはモールの罠であり、宇宙船に潜んでいたローブを被った人物がライトセーバーでパイク・シンジゲートの構成員を斬り捨てていく。ルーティ・ヴァリオは背後からスタン・ビームで撃って襲撃者を気絶させ、マーグ・クリムの前に引っ立てる。
モールらしき人物が不意打ちでスタン・ビームに撃たれたのは、レジェンズの小説「ダース・モール 闇の狩人」の一場面を彷彿とさせられる。
だが、襲撃者はザブラクではあったがモールではなかった。
その場に現れた本物のモールは、あっという間にマーグ・クリムを殺害してパイク・シンジゲートを制圧。カルトという近衛兵の隊長を従え、モールの配下としてパイク・シンジゲートの首領にさせる。
『ファントム・メナス(エピソード1)』のプロモーションでは、各キャラクターにフォーカスしたトーン・ポエムと呼ばれる予告編が展開された。そのダース・モール編である「One Truth」にある「恐怖は我が味方だ」というモノローグを思い起こさせ、まさに恐怖を用いて従えさせるモールの本領が見られる。
ローソン、ジェダイの師弟がモールを追う
ジャニックスでは、モールの元を脱出したデヴォン・イザラがイーコ=ディオ・ダキに合流。モールが現れたことにより、帝国軍が追ってくるためジャニックスを離れようとするイーコ=ディオ・ダキに対して、デヴォン・イザラはモールの居場所がわかったので市民に危険を及ぼすモールへジェダイとして正義を突きつけようと主張。
イーコ=ディオ・ダキは、もはやジェダイは今の銀河の守護者ではないと反対するが、デヴォン・イザラもローソンという刑事に面識があることを知る。
そしてブランダー・ローソンの元に、名指しで匿名の通報が来る。逃亡者の居所について、「ダキおじさん」からだ。
出動準備をする中、2B0T(トゥー=ブーツ)はいよいよ帝国に通報しようとするが、ブランダー・ローソンはトゥー=ブーツの電源を落とす。
先にモールの潜伏先を訪れていたデヴォン・イザラとイーコ=ディオ・ダキは、ブランダー・ローソンが率いる部隊の到着を確認。
落ち着かないデヴォン・イザラと、微動だにせずそれを窘めるイーコ=ディオ・ダキは、『ファントム・メナス(エピソード1)』でのシード・パワー・ジェネレーターの戦いでのレーザー・ドアの前のダース・モールとクワイ=ガン・ジンを想起させられる。
ブランダー・ローソンの前に現れたルーティ・ヴァリオは、モールとのホログラム通信をつなぐ。
名誉を重んじる聡明な男だとブランダー・ローソンを称賛するモールは、包囲したことを示唆しつつも、お互いにジャニックスに帝国を関わらせたくないことから、街に危害を及ぼすことはしないので、アジトでの活動を一切妨害しなければ休戦しようと申し出る。
しかし、ブランダー・ローソンはモールに投降を求め、モールの配下であるシャドウ・コレクティヴの面々とジャニックス市民防衛局の間で銃撃戦が始まる。
デヴォン・イザラとイーコ=ディオ・ダキは、モールを探し出して対峙。
モールはジェダイが置かれた状況を、命乞いを続けて必死に生きるようなことはせず、それほどの力があるならば人の上に立ち尊ばれて然るべきはずだと言うが、イーコ=ディオ・ダキはお互いに「生きる」ことの定義が異なり、我々は他者のためにのみ力を使うのだと説く。
力のためにフォースを用いるのか、守るためにフォースを用いるのか。ダークサイドとライトサイドの、お互いのフォースを用いる考え方の決定的な違いが浮き彫りなる会話だ。
お互いの考えは平行線であり、何が真実か見極めようというモールとデヴォン・イザラ、イーコ=ディオ・ダキはライトセーバーを交える。
モールの配下であるシャドウ・コレクティヴとブランダー・ローソンが率いるジャニックス市民防衛局、そしてモールとジェダイの師弟の戦いが廃墟で繰り広げられる。
ライトセーバーバトルは、モールとジェダイの師弟が戦うということで『ファントム・メナス(エピソード1)』でのクワイ=ガン・ジンとオビ=ワン・ケノービとの戦いを想起させるが、CGアニメーションならではの暗所での華麗な立ち回りと赤や青の光の照り返しや、廃墟での高低差を活かした演出が出色だ。
帝国軍、ジャニックスへ
戦いの末に、劣勢となったイーコ=ディオ・ダキをデヴォン・イザラが救う様子を見たモールは、自身は師であるダース・シディアスから裏切られているため、この師弟の絆に羨望を感じたのかも知れない。
クライス署長が率いるジャニックス市民防衛局の援軍が来たことから、モールらは撤退。ブランダー・ローソンは、デヴォン・イザラとイーコ=ディオ・ダキに遭遇し、彼らがジェダイであることを知るが、そのまま逃がす。
応援でやって来たトゥー=ブーツにブランダー・ローソンは電源を切ったことを謝罪するが、トゥー=ブーツもまた謝罪する。
ついにジャニックスにスター・デストロイヤーが来てしまった。ブランダー・ローソンもモールも望んでいなかった帝国の介入がはじまってしまう。
ブランダー・ローソンがジャニックスの自治を守るために、帝国へ通報せず苦闘してきたこともここまでだ。帝国に通報しなかったことが発覚すれば、ブランダー・ローソン自身の立場も危うくなるかも知れない。
通報したのはトゥー=ブーツだが、このドロイドも自身のプログラムの規範に則ったまでである。ブランダー・ローソンがスイッチを切るに至り、このコンビの考え方の亀裂は決定的になってしまった。
モールを追ってやって来る帝国軍。モールと尋問官の衝突の中で、ジェダイたちはどう立ち回るのか。そしてブランダー・ローソンと帝国軍との連携は行われるのか。シーズン1の後半からは、ディテクティブ・ストーリーというよりもよりおなじみの『スター・ウォーズ』の舞台設定が活かされ、物語に変化がもたらされることになりそうだ。
「スター・ウォーズ:モール/シャドウ・ロード」シーズン1 第2話「チャプター2 邪悪な企み」トリビアチェックポイント
パイクのキャラクターデザイン
「スター・ウォーズ:モール/シャドウ・ロード」に登場するパイクのデザインは、実写の「ボバ・フェット/The Book of Boba Fett」と、アニメの「クローン・ウォーズ」のデザインを融合したものとなっている。
カルトの声の出演はスティーヴン・ブルーム
パイク・シンジゲートの近衛隊長のカルトの声優は、「スター・ウォーズ 反乱者たち」でゼブを演じたスティーヴン・ブルームだ。
英雄たちの戦い
モールと、デヴォン・イザラ、イーコ=ディオ・ダキの戦いのシーンでは、『シスの復讐(エピソード3)』の「英雄たちの戦い」のフレーズが使用されている。
パルパティーンのような攻撃
モールはデヴォン・イザラ、イーコ=ディオ・ダキとのライトセーバーでの戦いで、『シスの復讐(エピソード3)』でパルパティーンが自身を逮捕しに来たメイス・ウィンドゥ、サシー・ティン、キット・フィストー、エージェン・コーラーに対して攻撃を仕掛けた時のように、叫び声を上げながら身体をスピンしてライトセーバーを振り回している。
プローブ・ドロイド
スパイボットがジャニックスの異変を察知した時に聞こえるのは、『帝国の逆襲(エピソード5)』にて登場して以来、シリーズ随所に登場するプローブ・ドロイドの効果音だ。
視聴者は、プローブ・ドロイドの効果音を聞いて帝国軍の到来を知ることが出来るのだ。
帝国のマーチ
ジャニックスの上空にスター・デストロイヤーが現れるカットでは、「帝国のマーチ」が使用されている。プローブ・ドロイドの効果音以上に、ジャニックスが帝国の支配下に置かれることが明示される演出だ。
「スター・ウォーズ:モール/シャドウ・ロード」は、Disney+ (ディズニープラス)にて独占配信中。











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