エピソード3/シスの復讐ノベル

 一般の映画に比べて、スターウォーズはノベライズの比重が大きい。本編では描かれない設定などの描写が小説では可能である事も理由のひとつであるだろうし、それはスピンオフ作品が小説から広がり始めたことからも伺える。

 このエピソード3/シスの復讐は500ページを超える大長編。ただ映画のストーリーを追うだけではなく、アナキンの心理描写を中心に据えて描いている(だからキャッシークのシーンはない)。著者のマシュー・ストーヴァーはメイス・ウィンドゥが主人公のスター・ウォーズ 破砕点や、ニュー・ジェダイ・オーダーシリーズのスター・ウォーズ 反逆者も手掛けている。

 アナキンは幼い頃に見た、死んだ星の光景が頭の片隅にこびり付いており、それは「死んだ星のドラゴン」というイメージでずっと苦しめてきた。

 「あらゆるものが死ぬのだ・・・星ですら燃え尽きる・・・」

 全銀河のヒーロー(序章「ヒーローの時代」がいい!)だが実は恐れているものがある若者が、その恐れゆえに悩み、苦しみ、かくして漆黒の「恐れを知らぬヒーロー」になるものの、大切なものたちを失ってしまう。

 また、「帝国の逆襲」のインペリアル・スター・デストロイヤー<アヴェンジャー>艦長ロース・ニーダが、本作では共和国軍の少佐として登場する。「帝国の逆襲」ではファルコン追跡に失敗、ベイダー卿に処刑されるという損な役だったが、エピ3ではグリーヴァス将軍と人質交渉し、さらにアナキンとオビ=ワン、議長が乗った船の不時着をサポートするという渋い活躍を見せる!この22年後、まさか処刑されるとは知る由もなく・・・(ちなみにスター・ウォーズ悪の迷宮には若き日のドドンナ将軍が登場、アナキンとオビ=ワンに指示を下す)

 映画本編ではカットされた、パルパティーン反対派の会合や、ヨーダとクワイ=ガンの会話シーンもあり、映画を見てから目を通してみると、また違った楽しみ方ができるだろう。

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