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「スター・ウォーズ:アコライト」第4話「昼」レビュー/トリビアチェックポイント【ネタバレ注意】

(C)2024 Lucasfilm Ltd.

 Disney+ (ディズニープラス)で配信中の「スター・ウォーズ:アコライト」第4話「昼」レビュー/トリビアチェックポイントです。

 この記事では、「スター・ウォーズ:アコライト」第4話「昼」のストーリーやレビュー(感想・考察・批評)、トリビアの解説といった、このエピソードをより深く知るためのテキストを綴っています。

 この記事はネタバレがございますので、「スター・ウォーズ:アコライト」第4話「昼」の本編鑑賞後にご覧ください。

 「スター・ウォーズ:アコライト」の他のエピソードについては、以下のカテゴリーからご参照ください。

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「スター・ウォーズ:アコライト」第4話「昼」レビュー

コーファーでケルナッカを探す、ジェダイとメイ

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 日が沈みゆく中、光と闇が交錯する…

 第3話「運命」では、オーシャとメイの生い立ちと復讐劇の原点を明かすため、全編で16年前のブレンドクでの出来事にフォーカスを当てたが、第4話「昼」では再び第2話「復讐/正義」の後日に戻り、2人の標的を抹殺したメイの次の動きと、これに対応してメイを止めようとするソルらジェダイたち、そしてオーシャのドラマが描かれる。

 そのストーリーの中心となるのは、16年前にブレンドクを訪れた4人のジェダイのうち、ソル以外では唯一残されたメイのターゲットであるケルナッカだ。

 標的の命を狙うメイ、カイミールと、メイの襲撃を阻止しようとするジェダイたちの2つの勢力が、それぞれコーファーの森に隠遁するケルナッカを目指していく。

「スター・ウォーズ:アコライト」第4話「昼」ストーリー

 コーファーでは、ケルナッカが宇宙船の残骸の中で食事の準備をして過ごしていた。ケルナッカが暮らす住居の壁には、様々な模様が刻まれている。

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 コルサントのジェダイ・テンプルで、ボッケンセーバーによる剣術トレーニングを終えたジェキ・ロンの前に、オーシャ・アニセヤがお別れを言いに来た。

 オーシャ・アニセヤは、メイ・アニセヤを捜して自身の無実を証明してくれたジェキ・ロンに礼を言う。

 ジェキ・ロンは、メイが捕まえるまでオーシャが留まると思っていたが、オーシャは、メイは今やジェダイの問題であり、自身はジェダイではないと答える。次にコルサントへ来る時は連絡するので、カンティーナでマスター・ソルの話をしようというオーシャは、ソルにはもう十分迷惑をかけたと別れの挨拶をせずに出て行くことを示唆する。

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 宇宙船、エグザイルⅡでコーファーに到着したメイとカイミール。

 カイミールによると、コーファーはほぼ未開の惑星で、森へは賞金稼ぎも入らないという。

 カイミール自身は隠れているウーキー探しで苦労しつつも命懸けで森に入っているが、それはマスターのためではなくメイのためなのだという。オーシャはあと3時間で日が沈んでしまうと言い、2人は森へと向かう。

 ジェダイ・テンプルでは、マスター・ソルをはじめとしたジェダイたちが戦闘するメイを記録したホログラムを見ていた。

 ジェダイ・マスター、ホールデンは、彼女の戦闘におけるすべての選択は感情に導かれているもので、その動きが速いが弱いと分析。

 キ=アディ・ムンディは技術はあるとし、ソルはメイも正体を知らず、恐れている何者かが訓練を施したと言う。

 ホールデンは、ジェダイ・オーダーから分裂した者たちであるスプリンター・オーダーか、より悪いものかと思案する。スプリンター・オーダーなのであれば、我々も知るはずだとも。

 ジェダイのひとりが、メイは大きな脅威になるかも知れないと警戒すると、ソルは無軌道なだけだと言うが、ヴァーネストラ・ローはメイがソルから逃れて2人のジェダイ・マスターを殺したと返す。さらにヴァーネストラ・ローは、メイが子どもの時に故郷であるブレンドクに赴いたソルを含む4人のジェダイが標的にされていることを話し、ホログラムでのメイの動きからジェダイが教えたものと推測。

 キ=アディ・ムンディはジェダイ最高評議会への警告を進言するが、ヴァーネストラ・ローはジェダイ最高評議会は銀河元老院への報告義務が生じ、こうしたスキャンダルは恐怖と不信につながるため、自分たちで対処しなければと告げる。

 ヴァーネストラ・ローは、誰がメイを教えたか知るべく、まずマスター・ホールデンに、コーファーからケルナッカを救出し、メイを止めるように命じる。

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 会議の終了後、ヴァーネストラ・ローは16年前にメイが生存している可能性を伏せたとソルに問いただす。ソルはメイが落下したことを目撃し、生存しているとは思えなかったことを説明する。さらにソルは、自身をメイを連行する一員にするように言うが、ソルにオーシャとメイとの個人的なつながりがあることを理由にヴァーネストラ・ローは同意しない。

 メイは彼女のマスターによるより大きな計画の一部であると推測するヴァーネストラ・ロー。それは見えにくく、ある種の変革で均衡を崩すような何かであると。

 ソルは、メイが抵抗してホールデンが無力化するようなことがあれば、マスターを探る術は失われると懸念。メイを降伏させる見返りが必要だと言う。

 コーファーでケルナッカの元へと向かうメイとカイミールは、2人のマスターについて話し合う。メイはカイミールに、どのような類の契約をマスターと結んでいるのか尋ねるが、ただ借りがあるのだという。マスターは人を集めているというが、2人ともマスターの顔も知らない。

 さらにメイは、ジェダイだった妹のオーシャはジェダイ・マスターのソルを慕っている様子だったことをカイミールから聞く。

 オーシャがジェダイ・テンプル内を携帯型の修理ドロイドであるピップとともに歩いていると、ソルから呼び止められて任務に加わって欲しいと頼まれる。メイに取り入るためのエサであると察したオーシャは断るが、ソルはオーシャが生きていると伝えた時にメイの目はやわらぎ、別人になったという。

 オーシャが来れば、ソルにも行く許可が出る。メイにはまだ善が残っており、オーシャのことを愛しているというソルの説得に、オーシャは任務への参加を決める。

 ハイパースペースを航行するポラン-717ジェダイ輸送船内では、コーファーでマスター・ケルナッカは1年以上連絡を絶っており、警告の連絡にも無反応だとヨード・ファンダーが集まったジェダイたちに説明。

 コーファーに到着した一行は、現地民に聞き込みケルナッカは森に入ったきりであると確認。同行していた追跡者のバジルの能力によって、その後を追う。その途中、メイはヨード・ファンダーにもしメイがオーシャの説得に応じないようであれば、メイを止めて欲しいと頼む。ヨード・ファンダーは、メイはオーシャにとって幼い頃からの傷であり、ソルはオーシャにメイともオーシャ自身とも向き合わせたいのかもと推測する。

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 メイとカイミールが森の中を進む一方、バジルを先導にジェダイたちも森の中を探索。バジルは異変を感じて、一行に警告する。オーシャは木に止まっていたアンブラモスにふと触れると、それは動き出して森の中を飛びはじめた。ソルは光に集まる修正を活かして、ライトセーバーでアンブラモスを両断した。

 オーシャは、アンブラモスを感じたものの、刺激して死なせてしまったとジェキ・ロンに言う。フォースに姿を変えるところを見られたので光栄だとするジェキ・ロンに、オーシャは自分は真のジェダイとは違うとする。喪失感に苦しみ、不条理に感じて、メイを憎みながらも会いたいと思っていたと明かすメイに、何を失うかより、何を生き延びるかであると語るジェキ・ロンは、多くを生き延びたとなぐさめるのだった。

 カイミールいわく、目的地まで南へ10分ほどの地点まで来たところで、メイはウーキーと戦うため少しの休憩を要求。メイは、マスターはこれを「最後の学び」と呼び、「最後は自ら学び、丸腰でジェダイを殺せ」と言っていたという。ジェダイは無防備な者を攻撃しない。武器を持たずに殺さなければならないという考えに、メイは不可能だと言う。カイミールは、休息するメイのために水を取って来ることに。

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 ジェダイたち一行は、追跡者であるバジルを見失ってしまう。

 そんな時、森の中でメイの悲鳴が鳴り響く。駆け付けたカイミールは罠にかかり、メイに助けを求める。しかし、現れたメイは、ジェダイを殺す必要も約束を果たす必要もないと森の中を駆けずり回って気付いたと語る。オーシャの生存がわかった以上、マスターよりも妹が大事なので、ケルナッカに投降してジェダイの元へ向かうという。

 カイミールはジェダイに投獄されると言うが、メイはすべて話すつもりであり、カイミールに殺されると警告されるが、見つかるわけがないと断言。罠にかかったカイミールを残して、メイは去って行く。

 感知する力が戻ったというオーシャはメイと向き合えるというが、ソルは向き合う相手はお前も私もメイではなく過去だと諭す。無事にメイと宇宙船に戻ったらすべて説明するとソルはオーシャに約束する。

 メイはケルナッカの住居を発見するが、バジルと遭遇。ジェダイたちがバジルの叫びを聞く一方、メイはケルナッカの住居に入る。しかし、そこにいたケルナッカはすでに何者かによって殺されていた。マスターが来たことを悟るメイ。

 メイがいるケルナッカの住居を取り囲んだジェダイたち。しかし、その背後に静かに黒い影が迫る。ヨード・ファンダーの静止も聞かずオーシャに近付いた黒い影は、赤いライトセーバーを起動した…

「昼」は過ぎ行き、 闇夜がやって来る

 「昼(Day)」というエピソードタイトルは、メイが到着してからの約3時間のコーファーの日中でのメイたちと、オーシャ、ジェダイらによるケルナッカ探索がエピソードの中心であることに加えて、夕暮れになり、あたりが闇に包まれた夜には黒幕であるマスターが現れるというエンディングに向けて、ダークサイドの帳が降りて来るという意味も感じられる。

 コーファーの山々や雲海に沈んで行く太陽のカットは、こうしたエピソードの先行きやその先の時代の流れを暗喩しているかのようである。

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 第4話「昼」の描写からは、光輝くジェダイの黄金時代が翳っていく、そのはじまりすらも垣間見られるようだ。

 実際にジェダイ・マスター2人が殺害され、またジェダイの影響が伺える実行犯を何者が訓練したかもわからないという状況の中で、ジェダイ最高評議会への警告を進言するキ=アディ・ムンディに対してヴァーネストラ・ローはこの件がジェダイ最高評議会を通して銀河元老院に露見すること、またそれが引き起こす恐怖と不信を考え、内輪で処理しようとする。

 第1話「失って/見つけて」でも、元身内によるジェダイ殺害が知られれば政敵の攻撃材料になってしまうと懸念して秘匿するなど、この時期のヴァーネストラ・ロウは保守的なジェダイという印象だ。

 15歳で早くもジェダイ・ナイトとなり、戦いの数々を経てフォースの意志によって導きに従うウェイシーカーとなるなど、書籍シリーズ「スター・ウォーズ ハイ・リパブリック」でこれまでの人生が語られてきたヴァーネストラ・ロウだが、「スター・ウォーズ:アコライト」での彼女に至るまでの間に、まだまだ語られていないストーリーがあるに違いない。

 また、『ファントム・メナス(エピソード1)』よりも若き日のキ=アディ・ムンディの登場にも驚いたが(詳細はトリビアチェックポイントの項目で)、同作でのシスは滅んでから1000年経つというセリフから、「スター・ウォーズ:アコライト」でのメイ・アニセヤの事件は、キ=アディ・ムンディの中ではシスの復活と捉えられるものではなかったことが伺える。

双子の妹への思いは、闇よりも強く

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 コーファーが闇に包まれる一方で、対照的にメイはオーシャとの出会いによって改心を遂げる。マスターよりも、家族であるオーシャの方が大事であるという決心をするのだ。

 ソルは、オーシャの生存を聞いた際の反応もあって、暗殺者となってしまったメイの中にも善があると信じており、その姿勢は『ジェダイの帰還(エピソード6)』でのルーク・スカイウォーカーや『シスの復讐(エピソード3)』でのパドメ・アミダラのようである。

 しかし、メイの中の善を信じるソルとの接触よりも、オーシャと再会したことがメイにとって大きな影響を及ぼしたことは言うまでもないだろう。

 ソルはさらに、オーシャに対して無事にメイと戻ったらすべて説明するとメイに約束している。これはブレンドクでの火災で、まだ言っていないことがあるからなのだろう。

 メイと比べれば大きな変化ではないが、オーシャも感知する力が戻ったという。ブレンドクの魔女だった頃のように、再びスレッドを操ることが出来るようなるのか。

 コーファーでケルナッカが暮らしている宇宙船内には、ブレンドクの魔女であるマザー・アニセヤの周囲にあったマークや、『最後のジェダイ』でのオク=トーで見られた陰陽のようなマークが刻まれていることが見受けられる。ケルナッカが1年以上、音信不通となっていたこととの関連はあるのだろうか。

「アコライト」 シリーズ中盤を盛り上げるエンディング!

 第4話「昼」において、両陣営が追い求めるストーリーのキーとなったケルナッカは、メイが投降する間も無くすでに倒れていた。これはメイの裏切りを予測していたかのようにジェダイの前に姿を現したマスターが、先回りしてケルナッカを殺したということなのか?

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 第4話「昼」は、全8話となる「スター・ウォーズ:アコライト」の前半部分の最後のエピソードにふさわしく、そのラストはいよいよ黒幕であるマスターがライトセーバーを起動させたジェダイたちの前に姿を現したところで幕を降ろすという、続きが非常に気になるものとなっている!

 ジェダイたちとマスターとの戦いが見られるのか、ケルナッカを倒したのは何者なのか、マスターを裏切ったメイは…連続活劇(シリアル)かのようなエンディングは、シリーズ後半の展開に期待が膨らむ。

「スター・ウォーズ:アコライト」第4話「昼」トリビアチェックポイント

制作初期のストーリーではキャッシークが登場

 制作初期のストーリーでは、ケルナッカが隠遁している惑星はコーファーではなく、ウーキーの故郷であるキャッシークだった。

ボッケンセーバー

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 ジェキ・ロンをはじめとしたジェダイたちはボッケンセーバーを使って剣術のトレーニングを積んでいる。

 「スター・ウォーズ:アソーカ」第3話「パート3:飛び立つ時」では、サビーヌ・レンがヘルメットで目隠しをしたトレーニングであるザトーチの際に、日本語の木剣が由来と思われるボッケンセーバーを使用している。

『スター・ウォーズ』シリーズ二役目のインドラ・オーブ

 マスター・ホールデンを演じているインドラ・オーブは、これまでにも『スター・ウォーズ』シリーズに出演経験がある。

 『スカイウォーカーの夜明け(エピソード9)』にて、ブーリオの首が出されたファースト・オーダー最高評議会に出席しているファースト・オーダーの士官をインドラ・オーブは演じており、マスター・ホールデンが『スター・ウォーズ』シリーズでの二役目となる。

キ=アディ・ムンディ

 ホロカムで撮影された、メイ・アニセヤの戦闘を見て会議をしているジェダイたちの中に、長い頭部を持つセレアンがいる。

 「スター・ウォーズ:アコライト」第4話「昼」のエンドクレジットを見ると、「マスター キ=アディ・ムンディ」という役名が記載されている!やはりこのセレアンのジェダイは、キ=アディ・ムンディだった!

 キ=アディ・ムンディは、『ファントム・メナス(エピソード1)』にジェダイ評議会の評議員として登場。『クローンの攻撃(エピソード2)』でもヨーダやメイス・ウィンドゥとともに随所に登場しており、捕らえられたオビ=ワン・ケノービを救うジェダイたちとともにジオノーシスへ向かい、クローン戦争の発端となるジオノーシスの戦いに参加。

 「クローン・ウォーズ」では主に第二次ジオノーシスの戦いでの活躍が描かれ、『シスの復讐(エピソード3)』にてオーダー66発令時に、率いていたクローン・コマンダーのバカーラをはじめとしたギャラクティック・マリーンズ部隊からの攻撃に遭ってしまう。

 ヨーダ、メイス・ウィンドゥ以外では、キ=アディ・ムンディはプリクエル・トリロジー各作品でセリフのある唯一のジェダイ評議会メンバーである。

 プリクエル・トリロジーでキ=アディ・ムンディを演じたのはサイラス・カーソンだが、「スター・ウォーズ:アコライト」ではデレク・アーノルドがキ=アディ・ムンディを演じている。

 デレク・アーノルドは、『フォースの覚醒(エピソード7)』でヴォバー・ダンドや、ラガビーストのパペッティアのほか、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』ではパオやボー・ガレットを担当した。

 レジェンズの設定では、キ=アディ・ムンディは『ファントム・メナス(エピソード1)』の時点で60歳であるとされており、「スター・ウォーズ:アコライト」の時代設定に当てはめると生まれてすらいないことになる。

 1世紀以上後にも活躍していることから、正史(カノン)ではセレアンは長寿種という設定と考えられそうだ。

ケル・ドアのジェダイ

 一方で、コーファーでケルナッカを捜索するジェダイの中にケル・ドアがいるが、その呼吸マスクとローブの姿からジェダイ・マスターのプロ・クーンが連想されてしまうが、このキャラクターはプロ・クーンではない。

 イシア・パーン(Ithia Paan)という女性のケル・ドアである。

「彼女にはまだ善が残っている」

 ソルはメイについて、「彼女にはまだ善が残っている(There is still good in her)」とオーシャに言う。

 このセリフは、『ジェダイの帰還(エピソード6)』でルーク・スカイウォーカーがレイア・オーガナに言い、『シスの復讐(エピソード3)』でパドメ・アミダラがオビ=ワン・ケノービに言った「彼にはまだ善が残っている
(There’s good in him)」とほぼ同じだ。

タルラファー

 コルサントにてソルと会話しているオーシャの後方に、タルラファーが通り過ぎるのが見える。

 タルラファーは、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』にて、ハン・ソロとランド・カルリジアンのサバックの勝負を見ていた観客のワモスと同じ種族。

 「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」ファイナル・シーズン」では、タルラファーのフォース感知者の子どもであるバイルンと、その母親のアイリッシュが登場している。

ティナン

 コーファーでケルナッカを捜索する追跡者であるバジルの種族、ティナンは1979年の小説「Han Solo’s Revenge」で初登場。

 正史(カノン)では、小説「カタリスト」でティナンはセイリエント戦役で帝国軍と戦ったことが語られている。

セルカス

 ジェダイ・テンプルの宇宙港の廊下には、実写作品として初めてセルカスが登場している。

 セルカスは、ゲーム「Star Wars: Knights of the Old Republic」に初登場。正史(カノン)では「クローン・ウォーズ」シーズン3 第11話「平和を求めて」にてセルカスのチャタ・ヒョーキが登場している。

日本人初のジェダイキャスト、大島遥

 「スター・ウォーズ:アコライト」第4話「昼」では、大島遥がスタントパフォーマーとしてクレジットされている。ケルナッカの救出とメイを止めるため、コーファーへ向かったジェダイたちの一員である髪を束ねた女性を大島遥は演じており、コーファーのシーンの随所に登場している。

 スタントパフォーマー、女優の大島遥は、ドラマ「精霊の守り人」に出演後、2018年にイギリスに拠点を移して『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』、『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』、『マトリックス レザレクションズ』などの映画作品にスタントパフォーマーとして参加。

 インタビューによると、これまでにも『スター・ウォーズ』作品への出演をスケジュールの都合により断ったことがあったという。

 『スター・ウォーズ』に出演した日本人は、これまでに『ジェダイの帰還(エピソード6)』でテルシジ中尉を演じた楠原映二、『シスの復讐(エピソード3)』で議員役のマサ・ヤマグチ(山口英勝)、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のフイカ・シリュウ役の長井シーナ志保子、『最後のジェダイ(エピソード8)』のイドローゼン・ガワット役の伊川東吾、『スカイウォーカーの夜明け(エピソード9)』のレジスタンスの兵員役の村上隆がいる。

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』に出演した日本人キャスト、長井シーナ志保子さん独占インタビュー第2弾です。『ローグ・ワン』後の近況、そして海外で女優として働くことなどについてお話を伺いました!

 「スター・ウォーズ:アコライト」では、ついに日本人キャストが演じる初のジェダイが登場することになった!第4話「昼」の終盤では、大島遥が演じるジェダイは青いライトセーバーを起動している。

 Xでは、ライトセーバーの色を自分で選ぶことは出来なかったものの、「非公認戦隊アキバレンジャー」でアキバブルーのスーツアクターを務めて以降、青がイメージカラーとなっているため青をリクエストしたことが明かされている!

 第5話以降でのライトセーバーを使ったアクションにも期待!

木の根はノビー・ホワイト・スパイダーから

 コーファーの森にある木の根のデザインは、ラルフ・マクウォーリーが『帝国の逆襲(エピソード5)』のコンセプトアートにて描いた、ダゴバでルーク・スカイウォーカーが遭遇する巨大なクモであるノビー・ホワイト・スパイダー(本編には未登場)からインスパイアを受けたもの。

 ノビー・ホワイト・スパイダーは、「マンダロリアン」シーズン2 第2話「チャプター10:乗客」にて、マルド・クレイスでディン・ジャリンやグローグーらを襲撃したノビー・ホワイト・アイス・スパイダーや、「反乱者たち」でアトロンにいたクリクナ、またコミック「スター・ウォーズ:ポー・ダメロン ブラックスコードロン」に収録の短編「スター・ウォーズ:C-3PO」のスパイス・スパイダーといったクモ型のクリーチャーのデザインの源泉となっている。

「マンダロリアン」シーズン2 第2話「チャプター10:乗客」のストーリー、レビュー、隠れ要素(イースターエッグ)やオマージュなどのトリビアを、ネタバレありで解説します。

 「スター・ウォーズ:アコライト」はDisney+ (ディズニープラス)で配信中。

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