New York Daily Newsより。
ジョージ・ルーカスがハリウッド超大作映画の終焉について語ったインタビューが掲載されています。以下、ルーカスのインタビュー文です。
「今現在の映画市場の力では、1作品に2億ドルを費やすのは非現実的だ。
そういう映画は今後は制作費の回収すらできないよ。『キング・コング』に何が起こったか見てみるといい(訳注:『キング・コング』は2億700万ドルの制作費をかけたが、アメリカでは1ヶ月で興収1億500万ドルしか稼げなかった)。
私はアカデミー賞の主要ノミネート作品が、インディペンデント映画中心になったのは素晴らしいことだと思う。
それはビジネスにとって良いことか? いや、ビジネスにとっては悪いことだろう。だけど映画製作はビジネスに関するものではない。芸術に関するものだ!
2025年までに平均的な映画のコストは1500万ドル以内になると私は予測している。」
確かにハリウッド大作はちょっと低迷気味です。特に昨年はアメリカの興行成績は全体的にイマイチ。映画館への足が遠のく中、制作・宣伝費が変わらなかったら利益も下がるのは当然でしょう。
映画製作はビジネスじゃなくて芸術だ!としたルーカスの発言はよくぞ言った!という感じですが、やっぱりベストなのはビジネスとしても作品としても成功するものではないかと思います。