ジョージ・ルーカスが来年4月に開催される「サンフランシスコ国際映画祭」で、同映画祭50周年を記念した「アービング・バド・レビン賞」を授与されることがわかりました。
その能力や興行手腕、これまでにない革新的な業績を残したことが受賞理由のようです。
ラハム・レガット事務局長による「ジョージ・ルーカス以前の映画と以後の映画は全くの別物だ」というコメントがありますが、それはごもっとも。
確かに『スター・ウォーズ』以降、特撮技術は大きなウリになり、暗い現実を映し出したアメリカン・ニューシネマから、ヒーローが活躍する派手な活劇がハリウッドの主流になるという変化をもたらしたと言えます。
もっとも、「現実の陰惨さを描いた芸術作品が押しやられ、映画は遊園地のアトラクションと同じになってしまった」という見方もありますが・・・
今でこそ当たり前になっていますが、それまであまりうまくいっていなかった映画のマーチャンダイジングを大成功させたというのも大きな功績。制作側にとっても制作資金調達になるので、映画ビジネスの幅を広げました。
そして大量のグッズを買い集めるコレクターが登場・・・『スター・ウォーズ』は、多くの人のライフスタイルも変えました・・・