『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』にカメオ出演していたキャストをまとめました!
『フォースの覚醒』は、これまでの『スター・ウォーズ』シリーズと比べてもカメオ出演していたキャストの人数が多く、中には「まさかのあの人が!」という有名俳優までチラッと出演!
「あの『スター・ウォーズ』ならばぜひ出たい!」というキャストが多く、ここまでの俳優が集まったのではないかと思います。
また、隠し要素(イースターエッグ)的に登場する出演者も多いので、これを探してみるのも映画を隅々まで楽しむ方法のひとつ。
もちろん、この記事もネタバレ全開なので基本的には『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』観賞後にご覧頂くことをおすすめします。未見の方はご注意ください!
『フォースの覚醒』をすでに観賞された方々は、映画を思い出しながらカメオ出演キャストの登場箇所をチェックして、次回観賞時のお供にして頂ければ幸いです。
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』オマージュ/引用、トリビアチェックポイントまとめも合わせてご覧ください!
目次
ストームトルーパー役でのカメオ出演
ダニエル・クレイグ
スターキラー基地に囚われたレイのジェダイマインドトリックにかかるストームトルーパーは、『007』シリーズのジェームズ・ボンド役でおなじみ、ダニエル・クレイグが演じている!
これは、『フォースの覚醒』を撮影していたイギリスのパインウッドスタジオで、同時期に『007 スペクター』を撮影していたため実現したカメオ出演とのこと。
ストームトルーパーなので当然ダニエル・クレイグの素顔は登場しないが、その声と立ち居振る舞いでダニエル・クレイグを感じよう!
ちなみに、imdbではこのダニエル・クレイグが演じたストームトルーパーの役名をJB-007としているが、Wookieepediaによるとこれは確定的ではない模様。さすがに出来過ぎた設定になるしなぁ…
マイケル・ジアッキーノ
J・J・エイブラムス作品で音楽を担当してきたマイケル・ジアッキーノが、ストームトルーパー「FN-3181」役でカメオ出演。
FN-3181は、ジョージ・ルーカス商業映画長編デビュー作『THX-1138』が由来の、『スター・ウォーズ』をはじめとした作品でおなじみの番号「1138」の並び替えか?
ちなみに、『フォースの覚醒』はマイケル・ジアッキーノが音楽を作曲していない最初のJ・J・エイブラムス監督映画になることに。
ナイジェル・ゴッドリッチ
「レディオヘッド」のプロデューサーであり、J・J・エイブラムスの友人であるナイジェル・ゴッドリッチは、ストームトルーパー「FN-9330」としてカメオ出演。
スターキラー基地内で、ドアが開いた瞬間にチューバッカがボウキャスターで吹き飛ばしたストームトルーパーがナイジェル・ゴッドリッチが演じたキャラクターだ。
『スター・ウォーズ』ゆかりのカメオ出演キャスト
ユアン・マクレガー、アレック・ギネス
レイがアナキンとルークが使っていたライトセーバーに触れた瞬間に見るビジョン「フォースシークエンス」では、「Rey, these are your first steps」というオビ=ワンの声をなんとユアン・マクレガーが演じている。
さらに「Rey」の部分は、アレック・ギネスの「Afraid」と言ったセリフを加工して使用しており、新旧オビ=ワン役者の夢の共演となっている!
@maxreborules it was me originally but they replaced me with some guy named Ewan McSomething… 😜
— James Arnold Taylor (@JATactor) 2015, 12月 19
また、「クローン・ウォーズ」でオビ=ワンの声を演じたジェームズ・アーノルド・テイラーによると、元々は彼がこのセリフを収録した後に、「ユアン・マクなんとか」さんの声に差し替えをしたとのこと。
フランク・オズ
この「フォースシークエンス」では、フランク・オズもヨーダの声で出演。
オビ=ワン、ヨーダともにアーカイブ音声ではなく(アレック・ギネスは仕方ないとしても)新規録音をしているとなると、『フォースの覚醒』でのこれらのシーンは単なる過去のフラッシュバックではなく、2人がフォースを通じてレイに語りかけているという解釈が濃厚になるので『エピソード8』、『エピソード9』でオビ=ワンやヨーダが何らかの形で登場しても、驚かなくなってしまったぞ…
ワーウィック・デイビス
『エピソード6/ジェダイの帰還』でイウォークのウィケット役を演じたワーウィック・デイビスは、マズ・カナタの酒場にいるウォリヴァン(Wollivan)というエイリアン役で出演。
2014年に、ワーウィック・デイヴィスが『スター・ウォーズ エピソード7』することが発表された時の動画も面白かったなぁ…
ケヴィン・スミス
『クラークス』などの映画監督であり、『スター・ウォーズ』ファンとしても有名なケヴィン・スミス。
自身の映画の中では『スター・ウォーズ』ネタが多く(『ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲』ではマーク・ハミルが出演)、また『ファンボーイズ』でもカメオ出演していたケヴィン・スミスが、ついに『スター・ウォーズ』映画に声の出演をしている模様!
ただ、何の役柄を演じたのかは明かされておらず…
ケヴィン・スミスは超『スター・ウォーズ』ファンだから、きっととんでもなくうれしかったんだろうなぁ…何の声を担当したのか、早く自慢して欲しい!
キャリー・フィッシャーの娘!ビリー・ロード
レイア役のキャリー・フィッシャーの実の娘のビリー・ロードは、レジスタンスのコニックス中尉役で出演。『エピソード4/新たなる希望』のレイアと同じ、あのヘアスタイルで登場している!
クリストファー・リーの姪!ハリエット・ウォルター
レジスタンスの基地でチューバッカの傷の手当てをするドクター・カロニアを演じたハリエット・ウォルターは、ドゥークー伯爵役のクリストファー・リーの姪である。ハリエット・ウォルターは、テレビドラマ「ダウントン・アビー」などに出演。
J・J・エイブラムスゆかりのカメオ出演キャスト
グレッグ・グランバーグ
J・J・エイブラムスの幼馴染であり、『M:i-3 ミッション:インポッシブル3』、「LOST」、『SUPER 8/スーパーエイト』など、これまでのJ・J・エイブラムス作品にもカメオ出演してきたグレッグ・グランバーグは『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でもレジスタンスのパイロット、テミン・“スナップ”・ウェクスリー役で出演。
サイモン・ペッグ
ジャクーでレイからパーツを買っていたアンカー・プラット役を、『ホットファズ -俺たちスーパーポリスメン!-』、『ミッション:インポッシブル』シリーズや『スター・トレック』シリーズのサイモン・ペッグが演じている。
サイモン・ペッグは、サンディエゴ・コミコンで発表された『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のメイキング映像に登場していたので、カメオ出演することは公開前に周知の事実ではあった。
『スター・ウォーズ』ファンであるサイモン・ペッグ、メイキング映像からも喜びがガンガン伝わって来る…
J・J・エイブラムスの父も出演!
J・J・エイブラムスの父でテレビプロデューサーのジェラルド・W・エイブラムスがゲーリー・エイブラムスとしてキャプテン・サイプレス(Captain Cypress)役で出演。
ちなみに、ジェラルド・W・エイブラムスは『スター・トレック』ではバーの客を、『スター・トレック イントゥ・ダークネス』でも宇宙艦隊の提督を演じている。
サイモン・ペッグもそうだけど、『スター・ウォーズ』と『スター・トレック』の両方に出るなんてうらやましいぞ!
「フォース・フォー・チェンジ」当選者
チャリティ募金をした参加者の中から抽選で1名にロンドンの『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』撮影現場の見学と、本編へ出演権がプレゼントされた2014年に開催の「スター・ウォーズ フォース・フォー・チェンジ」。
このキャンペーンの当選者のDCバーンズ(DC Barnes)さんは、マズ・カナタの酒場のパトロンとして出演!
『フォースの覚醒』の撮影現場で本物ののミレニアム・ファルコンに乗ったり、J・J・エイブラムスに会ったり、ストームトルーパーのヘルメットを被ったりと、メチャメチャ楽しそう!これは一生モノだな~!
「ゲーム・オブ・スローンズ」組
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』には、TVドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」の俳優が多く出演している。
メインキャラクターでは、キャプテン・ファズマ役のグウェンドリン・クリスティー、ロア・サン・テッカ役のマックス・フォン・シドー(来春放映の「ゲーム・オブ・スローンズ」シーズン6に出演)がいるが、以上の2名を含めて総勢7名の「ゲーム・オブ・スローンズ」出身キャストが『フォースの覚醒』に出演している。
なぜ「ゲーム・オブ・スローンズ」出演俳優が多くキャスティングされているかというと、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のキャスティングディレクターのニナ・ゴールドは「ゲーム・オブ・スローンズ」でもキャスティングディレクターを務めているから。この作品に出演している俳優をよく理解していたので、「ゲーム・オブ・スローンズ」出演俳優が多くなったのだろう。
まず、『ラブ・アクチュアリー』ではクワイ=ガン・ジンことリーアム・ニーソンの息子役を演じ、『メイズ・ランナー』シリーズにも出演しているトーマス・サングスターは、ファースト・オーダーの将校役で『フォースの覚醒』に出演。
また、「ゲーム・オブ・スローンズ」でナイメリア・サンド役のジェシカ・ヘンウィックは、レジスタンスの女性パイロット、ジェス・テストール(Jess Testor)を演じる。
この他、マーク・スタンリーはレンの騎士団の一人で、ミルトス・イエロレモウはマズ・カナタの酒場のパトロンとして、エマン・エリオットはレジスタンスのブランス役で出演。
インドネシアからの刺客!『ザ・レイド』組
インドネシアのアクション映画『ザ・レイド』に出演のヤヤン・ルヒアン、イコ・ウワイス、また続編の『ザ・レイド GOKUDO』に出演したセセプ・アリフ・ラーマンが、ハン・ソロを追って現れたギャング、カンジクラブのメンバーを演じている。
これまでもジェダイナイトのバルター・スワンなど、アジア系俳優が演じる『スター・ウォーズ』キャラクターは存在はしたが非常に少数だった。『フォースの覚醒』は、これまでのシリーズよりもアジア系俳優が多く見受けられる作品となっている。
それぞれ、ヤヤン・ルヒアンがタス・リーチ(Tasu Leech)、イコ・ウワイスがラゾー・クイン=フィー(Razoo Quin-Fee)、セセプ・アリフ・ラーマンがクロキンド・シャンド(Crokind Shand)というキャラクターを演じる。『ザ・レイド』でのアクションを考えると、もう少し活躍させても良かったのではと思うが…
ちなみに、カンジクラブはナー・カンジ出身らしい。
その他のキャスト
ケン・レオン
アジア系俳優では、J・J・エイブラムス作品の「LOST」に出演のケン・レオンもレジスタンスのスタテューラ提督役で登場。レジスタンスの戦略指令室のシーンでレイアの側におり、印象を残している。
BB-8 ボイスコンサルタント
BB-8の声のボイスコンサルタントを務めたのは、『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』などに出演したコメディアンで、プロデューサーでもあるビル・ヘイダーと、TVドラマ「ハウス・オブ・ライズ」などに出演のベン・シュワルツの2人。
BB-8の声は、ipadを使っているとのこと!
ちなみにビル・ヘイダーは、他のディズニー映画だと『インサイド・ヘッド』のビビリ役でもあります。
ジュダ・フリードランダー
マズ・カナタの酒場のパトロン役では『アメリカン・スプレンダー』などのコメディアン、ジュダ・フリードランダーも出演。
多彩なカメオ出演!
今後のキャラクター設定構築にも期待
このように『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のカメオ出演は、超大物俳優から、まさかの『スター・ウォーズ』キャラクターの再演、『スター・ウォーズ』ファンが高じて出演したキャスト、国際色豊かな新しい風を感じるキャストなど多岐に渡っています。
次回観賞時には見逃さないよう、ぜひチェックを!
また『スター・ウォーズ』は一瞬だけ登場したキャラクターでも、彼らのストーリーや設定が構築されていくので、『フォースの覚醒』のカメオ出演キャラクターにどのような奥行きが出て来るのか、今から楽しみでもあります…
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』オマージュ/引用、トリビアチェックポイントまとめも合わせてご覧ください!
参考:imdb、VANITY FAIR、/FILM、/FILM、mtv、HITFIX
2005年より「スター・ウォーズ ウェブログ」を運営。「『スター・ウォーズ』究極のカルトクイズ Wikia Qwizards<ウィキア・クイザード>」世界大会優勝者。ディズニープラス公式アプリ「Disney DX」のオリジナル動画や記事など、様々な出演/執筆も行っています。2010年、『ファンボーイズ』日本公開を目指す会を主宰しました。
コメント
楽しく読ませて頂きました。
ただ、小さいことが気になって仕方ない・・・
ゲーム・オブ・スローン(ズ)
>通りすがりのストームさん
お読み頂き、またお知らせ頂きありがとうございます!
「ゲーム・オブ・スローンズ」の表記を修正しました。