2月8日(水)から開催の第83回東京インターナショナル・ギフト・ショー春2017にて行われているディズニー商品総合展示会「DISNY EXPO JAPAN 2017」に今年も行って来ました。今回も、『スター・ウォーズ』関連グッズにフォーカスしてレポートします。
「DISNY EXPO JAPAN 2017」は、ディズニー、ピクサー、『スター・ウォーズ』(ルーカスフィルム)、マーベルといったウォルト・ディズニーの4ブランドのキャラクター商品を各ライセンシー企業が展示するとともに、それぞれの映画、テレビ番組、ゲーム情報といった各種情報も紹介される、ビジネス関係者向けの展示会です。
昨年までの「DISNEY EXPO JAPAN」の模様は以下のエントリーをご参照ください。気付けば、2014年から数えて今回で4回目のレポートになります…
例年、「DISNY EXPO JAPAN」は他のキャラクターライセンス企業のコーナーの一角に位置していたのですが、今年の「DISNY EXPO JAPAN 2017」は他のキャラクター企業のブースから離れた展示棟に移動。元々、ブースと呼ぶには大き過ぎるスペースでしたが、今回は従来よりもさらに拡大したように思えました。
目次
40周年を盛り上げる、『スター・ウォーズ』コーナー
「DISNY EXPO JAPAN 2017」では各ブランドのコーナーが設けており、『スター・ウォーズ』コーナーでは最新作である『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』グッズ、『スター・ウォーズ』40周年記念アニバーサリーグッズ、日本特有の『スター・ウォーズ』グッズ、ツムツム『スター・ウォーズ』グッズなど、ジャンルに分けて様々なグッズが並んでいました。
『スター・ウォーズ』40周年記念グッズ登場!
まず、注目すべきは『スター・ウォーズ』40周年記念アニバーサリーグッズ。1977年の『スター・ウォーズ』公開から2017年で40周年を迎えることを記念して、期間限定の特別なブランディングの下でのグッズコレクションが展開されます。
各グッズは、『スター・ウォーズ』40周年記念ロゴや、『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』のポスタービジュアルをデザイン。この『スター・ウォーズ』40周年記念ロゴは、今年いたる所で目にすることになりそうです。
展示されていた『スター・ウォーズ』40周年記念アニバーサリーグッズは、まずキッチン関連用品では記念ロゴが入ったトレー、木目プレート/スタッキングコップ(いずれもブラック/ホワイトの2種類)がありました。
また大胆に『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』のポスタービジュアルを全体にデザインしたお重も!
ホビー関連では、メディコムトイから「BE@RBRICK R2-D2 (SW 40th Anni.Ver)」が発売。価格は税込 1080円。
さらに、『スター・ウォーズ』バージョンの「Special DARTSLIVE CARD」も。
これはオンラインダーツマシン「DARTSLIVE」で使える専用ICカードで、特別な効果音でダーツを楽しむことが出来るほか、壁紙のダウンロードも可能。価格は2160円(税込)。
これらの『スター・ウォーズ』40周年記念アニバーサリーグッズは、アニバーサリー直前の4月から順次発売となります。今年の5月4日の「スター・ウォーズの日」は、こうした40周年グッズを揃えて迎えることが出来そうですね…
寿司桶に寿司皿も!驚きの『スター・ウォーズ』和食器
日本特有の『スター・ウォーズ』グッズのカテゴリーについては、単なる和柄グッズだけではなく、『スター・ウォーズ』キャラが浮き出る有田焼の醤油皿発売!商品に込めた思いを作り手にインタビューのエントリーでもご紹介したように、ますます本格的なアイテムが登場。正直、ここまで来たか!と驚く商品群です…
特に多かったのが和食器。
以前、『スター・ウォーズ』一番くじの景品でもあった土鍋(税込3780円)はまだ想定の範囲内という感じですが、R2-D2とC-3POがデザインされた寿司桶(税込8640円)に、ダース・ベイダー、ストームトルーパー、デス・スターの3種類の寿司皿(税込3672円)まで!
寿司皿というのは回らない方のお寿司屋さんで目にする、寿司を置く木製の下駄のような皿です。有田焼の醤油皿である「STAR WARS SOY SAUCE DISH」と組み合わせれば、もうご家庭で『スター・ウォーズ』テーマの寿司屋が出来ますね…
これが意外と違和感がないのが、『スター・ウォーズ』と和のグッズの相性の良さをよく表しています。寿司グッズの他にも、しゃもじやまげわっぱも!しゃもじは毎日使うものだけに、いつもフォースを感じていたい『スター・ウォーズ』ファンには良いかも知れません。
その相性の良さにより、日本で独自の進化を遂げていく『スター・ウォーズ』グッズ。他の国にはない、日本文化ならではのグッズはこれからも国内外で注目されていくことでしょう。
これらの商品は、2017年11月の発売予定です。
『スター・ウォーズ』新作グッズ情報
バンダイから、ついに1/2スケールBB-8プラモデルが4月発売!
バンダイの『スター・ウォーズ』プラモデルシリーズの新商品情報は、「1/2 BB-8」プラモデル!
思い起こせば、昨年の「DISNY EXPO JAPAN 2016」に参考出品されてから1年…
東京おもちゃショー2016でも参考出品として展示されていましたが、ついに「1/2 BB-8」プラモデルが4月に発売されます!以下の写真は、東京おもちゃショー2016に展示されていた時のもの。
「1/2 BB-8」プラモデルは、BB-8のカメラアイ部分がLEDで発光するギミックが付いているほか、複数のアームが用意されており、劇中での電撃使用時などが再現可能!
BB-8の頭部は複数のパーツに分かれており、色プラ仕様なので塗装しなくてもある程度の見栄えになりそう。高さ33.5cmのボリューム感満点の大型モデルで、『スター・ウォーズ』プラモデル史に名を残すことになるでしょう…
タカラトミー
大型といえば、タカラトミーからは「空ビ製フィギュア ファースト・オーダー ストームトルーパー」が4月に発売。
こちらは、エアーで膨らむ高さ1800mmのふわふわなストームトルーパーのフィギュア。フィギュアというよりも、スケール的にはマネキンに近いくらいです…等身大のスタチューは置けなくても、いざとなったら収納出来る空ビ製フィギュアの方がハードルは低いでしょうね。
実物大に近い、ファースト・オーダー ストームトルーパーに警備してもらいましょう!価格は15800円(税込)。
テンヨー
パーツを外して組み合わせることで、手のひらサイズのハイクオリティーメタルモデルが出来上がるメタリックナノパズルシリーズの『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』第2弾として、AT-ACTとK-2SOが4月28日に発売。
メタリックナノパズルシリーズの『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』第1弾である、Uウィング・ファイターとタイ・ストライカーは発売中です。
リズム時計工業
BB-8がアラーム時刻になると、劇中同様に動き、光り、音声が鳴るデジタル時計であるアクションクロック/BB-8は、2月に発売された新商品。
セガ・インタラクティブ
セガ・インタラクティブは、アクリル製のミニフィギュアと背景ディスプレイの壁紙がセットになった商品「アクリルジオラマコレクション」にて『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』を発売。
この「アクリルジオラマコレクション」では、引き続きディズニー映画の公開に合わせてシリーズを展開していくとのことで、12月には『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の「アクリルジオラマコレクション」も発売予定とのこと。
ディズニーXD、Dlifeでの
『スター・ウォーズ』放送情報
続いて、ディズニー関連テレビ局での『スター・ウォーズ』放送情報です。
ディズニーXDとDlifeでは、『スター・ウォーズ』特別編成を5月と12月に放送予定。それぞれ、「スター・ウォーズの日」と『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』公開に合わせての盛り上げでしょう。
また、ディズニーXDでは「LEGO スター・ウォーズ/フリーメーカーの冒険」新シリーズが9月から放送予定となっています。
ちなみに『スター・ウォーズ』とは関係ないですが、その他のディズニー映画の日本公開スケジュールは『マイティ・ソー/ラグナロク(仮題)』が11月、ディズニー/ピクサー最新作『ココばあちゃんのバラード』が『最後のジェダイ』と同じ12月、また『ブラック・パンサー(仮題)』が2018年2月、『シュガーラッシュ2(仮題)』が2018年3月という予定になっています。
40周年と『最後のジェダイ』が2大トピック
ファンが欲しくなるグッズに期待
年を追うごとに、「DISNY EXPO JAPAN」では『スター・ウォーズ』がディズニーブランドの中にすっかりなじみ、板に付いてきた感じがします。
また毎年映画を公開することにより、常に話題を起こし『スター・ウォーズ』グッズの新商品を継続的にリリースすることも、その存在感を高めているかと思います。
逆に、『スター・ウォーズ』の商品化の市場は飽和しやすくなっているとも言えるので、今後はファンが欲しくなるような独創的なポイントのあるグッズがより求められるようになるのではないでしょうか。
まず今年の前半は『スター・ウォーズ』40周年アニバーサリーグッズ、そして後半には『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のグッズが大きなトピックスになるでしょう。今後のグッズ情報も楽しみです。
2005年より「スター・ウォーズ ウェブログ」を運営。「『スター・ウォーズ』究極のカルトクイズ Wikia Qwizards<ウィキア・クイザード>」世界大会優勝者。ディズニープラス公式アプリ「Disney DX」のオリジナル動画や記事など、様々な出演/執筆も行っています。2010年、『ファンボーイズ』日本公開を目指す会を主宰しました。