リアルライブより。
『スター・ウォーズ エピソード5 帝国の逆襲』を監督したアーヴィン・カーシュナー監督が、ロサンゼルスにて現地時間11月29日に87歳でお亡くなりになりました。
世界中に衝撃を与えた『スター・ウォーズ』の続編という難題を、誰も想像がつかなかった作品に仕上げ、『スター・ウォーズ』サーガの中でも重要な1作となったのが『帝国の逆襲』。
主人公達の苦難と成長、そして出生にまつわる秘密を描いたストーリー、人間ドラマは前作よりも重厚に。ストーリーが途中から始まり、思わず続きが気になるエンディングへとつなげる構成は、最近増えてきたシリーズ映画の中継ぎ作品ではおなじみのものとなりました。
また、思わせぶりに登場したボバ・フェットなどの賞金稼ぎなど、ファンが食いつく要素を散りばめることでファン心理を獲得し、見事に世界観の拡張を果たしました。
アーヴィン・カーシュナー 略歴
アーヴィン・カーシュナー監督は、ロサンゼルスのテレビドキュメンタリー・シリーズの監督・カメラマンとしてキャリアをスタートし、1958年に低予算映画で映画界デビュー。
『帝国の逆襲』のほか、ショーン・コネリーがジェームズ・ボンドを演じた007シリーズ『ネバーセイ・ネバーアゲイン』、『ロボコップ2』の監督を務めています。マーティン・スコセッシ監督の『最後の誘惑』にゲスト出演したことも。
また、南カリフォルニア大学で教壇にも立っており、ジョージ・ルーカスの学生時代の師でもあります。この縁から、『帝国の逆襲』の監督を務めることになりました。
リンク先には、ルーカスからカーシュナー監督へのメッセージが。ルーカスにとっても映画ファンにとっても、重要な存在ということがわかります。
各界の著名人からのメッセージ
そして、各界の著名人からもメッセージが発表されています。
CNNでは、長年の友人であるフランシス・フォード・コッポラ、バーバラ・ストライサンド、さらにビリー・ディー・ウィリアムズからのメッセージが。
The Official Star Wars Blogでは、たくさんの著名人からのメッセージがまとめられています。
一部を紹介しますと、アンソニー・ダニエルズ、ダニエル・ローガン、『ファンボーイズ』監督のカイル・ニューマン、ケヴィン・スミス、イライジャ・ウッド、『ホット・ファズ』のエドガー・ライトとサイモン・ペグ、「Robot Chicken」の他新しい『スター・ウォーズ』コメディTVアニメも待機しているセス・グリーンなどなど。最近はTwitterで表明する方も多いですね。
アーヴィン・カーシュナー監督最後のインタビューは、Vanity Fairに10月に掲載されたものとなりました。今年30周年を迎えた『帝国の逆襲』を中心に語っています。
コメント
投稿者:summer2005 2010/12/7 13:22
>takoさん
『帝国の逆襲』当時で57歳だったのですよね。
時間の流れを感じますね。
投稿者:tako 2010/12/6 22:48
お亡くなりになられていたのですか・・・ご冥福をお祈り申し上げます。
帝国の逆襲公開から30年、それだけ時が流れたということなのですね・・・