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「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」シーズン2 第1話「戦利品」レビュー/トリビアチェックポイント【ネタバレ注意】

© 2023 Lucasfilm Ltd.

 Disney+ (ディズニープラス)で配信中の「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」シーズン2 第1話「戦利品」レビュー/トリビアチェックポイントです。

 この記事では、「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」シーズン2 第1話「戦利品」のレビュー(感想・考察)やトリビアの解説といった、このエピソードをより深く知るためのテキストを綴っています。

 この記事はネタバレがございますので、「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」シーズン2 第1話「戦利品」の本編鑑賞後にご覧ください。

 「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」シーズン2の他のチャプターのエピソード、またシーズン1のエピソードは、以下のカテゴリーからご参照ください。

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「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」シーズン2 第1話「戦利品」レビュー

久しぶりの『スター・ウォーズ』冒険活劇アニメ!

 「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」シーズン1最終話である第16話「カミーノ滅亡」の配信から約1年半、バッド・バッチことクローン・フォース99とオメガが帰ってきた!

 シーズン2の第1話である「戦利品」は、ハンター、テク、レッカー、エコー、オメガがそれぞれの個性を活かしながら繰り広げる、『スター・ウォーズ』アニメシリーズらしい冒険活劇が楽しめる、「バッド・バッチ」のカムバックを祝うようなエピソードだ。

 約1か月前まで「キャシアン・アンドー」を見ていた身からすると、矢継ぎ早に展開される危機の連続に、シーズン1で関係性をより深めたおなじみのキャラクターたちがチームワークを発揮して活躍する娯楽性あるテイストは、アニメの『スター・ウォーズ』はこうだった!と、ちょっとしたなつかしさと一周回っての新鮮さが感じられた。

 まるでしばらく行ってなかった馴染みの店で、久しぶりにお気に入りのメニューを食べた時のような…

 「バッド・バッチ」シーズン1が配信開始された2021年の後に、「ボバ・フェット/The Book of Boba Fett」、「オビ=ワン・ケノービ」、「キャシアン・アンドー」と、正史(カノン)の映像作品は多く配信され、それぞれ異なるテイストを持つ作品群が増えていった。

 アニメーション作品においては、「クローン・ウォーズ」の主要キャラクターであり共にジェダイ・オーダーから離れることになったアソーカ・タノとドゥークーを主人公とした短編集「スター・ウォーズ:テイルズ・オブ・ジェダイ」も公開。

 「クローン・ウォーズ」、ひいてはサーガ全体を補完する重厚な作品となり、「クローン・ウォーズ」本編とはひと味違うテイストだった。

 改めて、現在の『スター・ウォーズ』はひとつの世界を舞台に様々な時代の人物や物語へとフォーカスを当て、そのテーマに合わせたメディアやジャンル、描き方を選定して果てしなく広がっているシリーズであることを実感する。

 この1年半の間に、『スター・ウォーズ』映像作品はさらに多様化したのだ。

未来ある子どものための戦い

 「バッド・バッチ」シーズン1では、銀河の統治体制が一変して時代が大きく移り変わり、クローンたちの「家」である生まれ故郷カミーノのティポカ・シティが崩れ去っていく中で、仲間であったクロスヘアーが時代の流れに従って考えを変えてバッド・バッチから離別しつつ、新たにオメガとの擬似家族が描かれた(擬似と書いたが、実際に彼らは同じ遺伝子を持つ兄弟ではある)。

 シーズン2の幕開けとなる第1話「戦利品」では、家を失ってしまった彼らが、新たに見つけたオード・マンテルのシドの店ですらも安住の地ではなく、帝国が支配を強める中でどこへ行くのかという展開が示唆される。

 カミーノのティポカ・シティの壊滅後、しばらく身を潜めていたバッド・バッチが戦う動機は、オメガの未来のため。

 ザイゲリアン・クロスボウの扱いも上手くなり、様々な知識を吸収したことを感じられるオメガは、これからさらに成長していく。そんなオメガの安全と安心のために、バッド・バッチはリスクを取ることになるのだ。

 銀河の平和や正義はもちろんだが、何よりもオメガの将来のために行動を起こす姿は、「バッド・バッチ」がクローンという変わった関係性ではあるが、まさしく家族の物語であることを感じさせる。

 息もつかせぬスリルの連続と、子どもの未来のために戦うストーリーは、今の子どもたちから「クローン・ウォーズ」を見て成長したファンも含めた大人たちまで、幅広く楽しめるだろう。

「クローン・ウォーズ」直系のエンタテイメント作品

© 2023 Lucasfilm Ltd.

 バッド・バッチが訪れる舞台も、空と海の青がまぶしい砂浜から、シーズン1でおなじみとなったシドのパーラーがあるオード・マンテル、そして「クローン・ウォーズ」に登場したセレノー城と、真新しさとよく知った場所を織り交ぜている。

 オメガの自由を手に入れるための方法こそ、あのドゥークー伯爵が残した戦利品。

 「クローン・ウォーズ」で見慣れたドゥークー伯爵の玉座の間も再訪し、まさに「バッド・バッチ」が「クローン・ウォーズ」直系のアニメシリーズであることを実感する。

 初回2話同時配信ということで、第1話「戦利品」は第2話「戦争の爪痕」へと続き、この2話でひとつのエピソードとなっている。

 起承転、からのクリフハンガーという構成だが、アクション満載でストーリーと美麗なアニメーションに身を任せてサッと見ることが出来る「バッド・バッチ」は、『スター・ウォーズ』のエンタテイメント性をよく表した作品と言える。

 それこそ、マンテル・ミックスのようなスナックでもお供にしたいものだ。

「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」シーズン2 第1話「戦利品」トリビアチェックポイント

ラムダ級シャトル(インペリアル・シャトル)

 データパッドを指してハンターは、この宇宙船はラムダ級かデルタ級かとオメガに質問している。

 それぞれ帝国軍のシャトルであり、ラムダ級シャトルはインペリアル・シャトルとも呼ばれ、『エピソード6/ジェダイの帰還』などに登場したダース・ベイダーやパルパティーン皇帝などの帝国軍の要人を輸送する宇宙船である。

デルタ級シャトル

 一方のデルタ級は、デルタ級T-3cシャトルのことであろう。

 デルタ級T-3cシャトル『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』にてオーソン・クレニックが搭乗していたシャトル。

 オーソン・クレニックはデルタ級T-3cシャトルのST 149でラムーやムスタファー、スカリフへと移動していた。

クラス4コンテナ輸送船

 セレノーからドゥークー伯爵の戦利品を運び出そうとしているのは、帝国軍のクラス4コンテナ輸送船。

 クラス4コンテナ輸送船は、帝国が使用している貨物船で「スター・ウォーズ 反乱者たち」などに登場。

 「バッド・バッチ」シーズン1 第6話「ドロイドの墓場」では、レーダーを掻い潜るためにバッド・バッチの面々はマローダーをクラス4コンテナ輸送船に接地させてコレリアへと降り立った。

セレノー城の玉座の間

 セレノー城に潜入したハンターとレッカーがたどり着いたのは、今や廃墟と化している、かつてドゥークー伯爵が使っていた玉座の間だ。

 このセレノー城の玉座の間は「クローン・ウォーズ」に度々登場した場所で、黄緑色の窓を見て「ここか!」と思い出した方も多いことだろう。過去作に登場した廃墟と化した玉座の間を訪れる展開は、『スカイウォーカーの夜明け』で第2デス・スターの玉座の間でレイとカイロ・レンが戦いを繰り広げたことも思い起こされる。

 黄緑色の印象的な窓にデザインされているのは、セレノー家の紋章であるとオーディオブック「Dooku: Jedi Lost」にて設定された。

 「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」はDisney+ (ディズニープラス)で配信中。

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