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「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」シーズン2 第14話「転換点」レビュー/トリビアチェックポイント【ネタバレ注意】

© 2023 Lucasfilm Ltd.

 Disney+ (ディズニープラス)で配信中の「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」シーズン2 第14話「転換点」レビュー/トリビアチェックポイントです。

 この記事では、「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」シーズン2 第14話「転換点」のストーリーやレビュー(感想・考察・批評)、トリビアの解説といった、このエピソードをより深く知るためのテキストを綴っています。

 この記事はネタバレがございますので、「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」シーズン2 第14話「転換点」の本編鑑賞後にご覧ください。

 「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」シーズン2の他のチャプターのエピソード、またシーズン1のエピソードは、以下のカテゴリーからご参照ください。

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「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」シーズン2 第14話「転換点」レビュー

バッド・バッチの5人とオメガの道が、再び重なる

 カミーノという家を失った後、バッド・バッチと、異なる道を歩んだクロスヘアーのそれぞれの旅路を描いてきた「バッド・バッチ」シーズン2。

 その旅の果てにたどり着いた場所は、片や辺鄙で災害が起こるものの楽園のような島と、片や帝国軍の監獄と、この間にクロスヘアーが重ねてしまった罪を考えると相応とも思えるが、まさに天国と地獄かのような落差となってしまった。

 この 第14話「転換点」では、この2つの道に加えて「やるべきこと」を見出したエコーの道も再び重なり、重大な変化が起きる文字通りの転機がやってくる。

 バルモーラの帝国軍施設から、クローン・キャプテンのハウザーら3人のクローン・トルーパーが囚人としてゴザンティ級クルーザーで移送されるが、出発直後にグレガーやエコーらの宇宙船が襲撃して囚人を奪還。

 ゴザンティ級クルーザーを指揮するキャプテン・ピアースは、プロトコルを発動させて船内のデータを削除させるものの、船内は制圧される。ハウザーらクローンをどこに護送しようとしていたのか聞き出そうとするも、キャプテン・ピアースはスーサイド・ショッカーで自害。

 エコーは消されかけていたデータの残りをなんとか回収し、帝国軍軽クルーザーやVウィングが迫る中、ハイパースペースへの逃走に成功。

 ウェイランドのタンティス山の帝国軍施設では、捕らえられたクロスヘアーがドクター・ロイス・ヘムロックからクローン・フォース99をどのようにして見つけるのか、その方法を尋問されていた。

 クローン・フォース99は、ドクター・ヘムロックが必要なものを持っているという。それはオメガのことだと勘付くクロスヘアー。

 コルサントのトレース・マルテスの修理店では、エコーとライヨ・チューチー(リヨ・チューチー)議員が、助け出したハウザーから帝国によるクローン・トルーパー収監の実態を聞いていた。帝国の命令に疑問を抱いて背いたため、不服従の罪に問われたという。

 エコーは、クローン・トルーパーたちの移送先を確認するために、復元したデータの暗号を解ける者の元へと向かう。

 尋問ドロイドのIT-Oによる尋問を受けていたクロスヘアーは、相手のスキを作り出して一瞬のうちにTKトルーパーとIT-Oを排除。エメリー・カーからアクセス・カードを奪って、施設内をTKトルーパーを倒しながら逃走し「プラン88」を送信する。

 しかし、封鎖された部屋にドクター・ヘムロックには耐性のある毒ガスが流れ込み、クロスヘアーは倒れてしまう。

 パブーでは、ハンターとレッカーがこの地の人々との生活に馴染んでおり、上空ではハヴォック・マローダーでオメガがテクの指導の元、飛行訓練で腕を上げていた。

 そこへやって来たのはエコー。オメガは再会を喜び、エコーは早速テクにデータの解読を依頼する。

 ハンターは再会したエコーに、パブーに留まった方がかも知れないと本音を言う。エコーはこの間、クローンのネットワーク構築をしていた。

 暗号の解読に成功したテクによると、エコーたちが襲撃した船はドクター・ロイス・ヘムロックが部門長を務める特殊科学部門の任務に就いていた。ロイス・ヘムロックは、共和国の科学部隊時代に異常な実験を行って追放された将校だった。

 過去にも彼の元に護送されたクローンがおり、その中にはクロスヘアーがいたこと、さらにクロスヘアーから捜索者を意味する「プラン88」が発信されたことを知る。バッド・バッチは、捜されているのだ…

ターキンが糸を引く、クローン研究

 帝国軍の徴兵によるストームトルーパーの制度も発足し、クローン・トルーパーの地位が低下し、淘汰されていく様子がより鮮明に描かれてきた「バッド・バッチ」シーズン2。

 第14話「転換点」では、ドクター・ロイス・ヘムロックとターキン総督による、クローン・トルーパーを捕らえて進められる陰謀が明るみになる。

 クローン・トルーパーの不良分子を送れば、抜本的な問題解決には至らない退役ではなく別の方法で対処するというドクター・ヘムロック。共和国の科学部隊時代に異常な実験を行って追放されたという過去を考えると、これはクローン・トルーパーを何らかの形で再び忠実な兵士へと作り変えるような施策があるのではないだろうか。

 そして、帝国の策謀を操るのはやはりターキン!シーズン1ではランパート中将に命じていたが、シーズン2ではあっさりと切り捨て、今回はドクター・ヘムロックというわけだ。

 ターキンとドクター・ヘムロックが参加するサミットとは?ドクター・ヘムロックのクローンに関する研究が、「マンダロリアン」のドクター・パーシング、また『スカイウォーカーの夜明け』に至るシス・エターナルの技術へとつながっていくのだろうか?

 次回となる第15話のエピソードタイトルは「サミット」であり、ターキンとドクター・ヘムロックが集まるこの会合は重要なものとなるだろう。

 おそらくウェイランドのタンティス山の帝国軍施設はテクにより特定され、バッド・バッチや他のクローン・トルーパーも含めて乗り込まれることになるのだろうが、帝国のクローン研究の謎が解き明かされることにも期待したい。

シーズン2の終局へと収斂させていく役割のエピソード

 「バッド・バッチ」シーズン2では、生まれ故郷のカミーノ、そして中盤からはそれまで拠点としていたオード・マンテルからも去り、帰るべき場所を失ったオメガとバッド・バッチがこれからどのような道を選んでいくのかという過程と、クロスヘアーが選んだ道のその後、またクローンが迫害されていく時代の変遷をここまでじっくりと描いてきた。

 第14話「転換点」は、そのシーズン2の終局に向けてストーリーを収斂させていく役割を持つエピソードだ。

 オメガに執心するドクター・ヘムロックと捕らえられたクロスヘアーが結びつき、さらにバッド・バッチと別れ、帝国に対抗するためのクローンのネットワーク構築をしていたエコーがクロスヘアーのように囚われたクローン・トルーパーの護送先を調査し、その暗号解読をテクに依頼するためバッド・バッチの元へ向かうという、最終話に向かって役者を舞台に集めていく。

 第14話「転換点」を鑑賞すると、シーズン1終盤で提示された謎を後半まで引っ張ってきたという点はあるが、シーズン2の全16話シリーズ構成はかなりまとまっていると感じられる。

 シーズン2 第3話「孤独なクローン」、第12話「前哨基地」で、優秀な兵士としての生き方をする上で、帝国軍は仕えるに値する主なのかという疑問を抱かざるを得ない体験をしたクロスヘアーは、ドクター・ヘムロックに囚われてその目的を知った時、その身を痛めつけられながらもバッド・バッチへの警告として「プラン88」を発する(ちなみに、最終話である第16話のエピソードタイトルは「プラン99」で、おそらく「プラン88」と同じくバッド・バッチが使っている戦略コードのひとつなのだろう。伏線は順調に張られている)。

 第12話「前哨基地」で帝国へ背かなければならない決定的に出来事がクロスヘアーに降りかかる様子を見てきたからこそ、せめて昔の仲間のためにと思ったその行動は違和感なく受け入れられる。

 捕らえられて尋問を受けてもなお、一筋縄ではいかないバッド・バッチのメンバーらしい能力を見せつけたクロスヘアー。パブーという安住の地を見つけつつあったバッド・バッチ、そして様々な経験を積んできたオメガは、クロスヘアーがカギとなった帝国軍のクローン研究の謎を解き明かせるのだろうか。

 残されたシーズン2のエピソードである第15話「サミット」、第16話「プラン99」は2話同時配信で、実質的にこの2話構成による最終話となる。

 最終話に向けて興味を引っ張るという役割のエピソードも、連続シリーズならではの『スター・ウォーズ』と言えるだろう。

「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」シーズン2 第14話「転換点」トリビアチェックポイント

バルモーラ

 ハウザーらクローン・トルーパーたちが移送されようとしていた帝国軍施設があったのは、バルモーラだ。

 バルモーラは、「クローン・ウォーズ」シーズン1 第3話「マレボランスの影」にて言及されていた惑星。

 分離主義者の戦艦マレボランスを攻撃するため、アナキン・スカイウォーカーはYウィングのシャドウ中隊を率いてカリーダ星雲を通る危険な古い密輸ルートあるバルモーラ・ランを飛行して、マレボランスに先回りすることを狙った。

 バルモーラ・ランにて、シャドウ中隊はカリーダ星雲で巨大なニーブレイ・マンタの群れと遭遇するも、何とか切り抜けてマレボランスと戦闘を行った。

ハウザー

 バルモーラの帝国軍施設から移送されようとしていたのは、「バッド・バッチ」第11話「悪魔の契約」第12話「ライロスからのSOS」に登場したクローン・トルーパーのキャプテンのハウザーだ。

 クローン戦争の後もライロスにいたハウザーは、帝国軍のランパート中将からチャム・シンドゥーラの信奉者を全員捕らえるよう命令を受けるも、平和的な市民まで捕らえれば暴動の火種になると反対するなど、自身の考えに基づいて行動。

 罠に飛び込もうとしていたバッド・バッチにも手を貸してライロスから脱出させ、守ると誓ったライロスの人々を標的とする命令には従わないとブラスターを捨て、帝国に背く行動を取っていた。

 結果的にハウザーは帝国に捕らえられ、バルモーラに送られていたようだ。

ゴザンティ級クルーザー

 ハウザーらが護送のため収容されていた宇宙船は、ゴザンティ級クルーザーだ。

 ゴザンティ級クルーザーは、『エピソード1/ファントム・メナス』で初めて登場した宇宙船。「クローン・ウォーズ」などでも登場し、「反乱者たち」、「マンダロリアン」では帝国軍の船として登場しており、「マンダロリアン」シーズン2「チャプター11:後継者」では、ボ=カターン・クライズらが帝国軍の残党のゴザンティ級クルーザーを襲撃していた。 

 「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」はDisney+ (ディズニープラス)で配信中。

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