6月1日(木)に商談見本市(バイヤーズデー)が開催された東京おもちゃショー2017に行ってきました。各企業ブースで発表されていた、『スター・ウォーズ』新作トイをレポート!
東京おもちゃショーは、東京ビッグサイトにて開催の国内最大の玩具見本市。今年の東京おもちゃショー2017は、6月1日(木)~2日(金)が商談見本市(バイヤーズデー)、6月3日(土)~4日(日)が一般公開日(パブリックデー)となっています。
それでは、会場内で見かけた各ライセンシー企業の『スター・ウォーズ』新商品をご紹介!
バンダイ
バンダイは、東京おもちゃショーの中でもタカラトミーと並ぶほど大型のブースを展開。様々なキャラクターを用いた玩具が並ぶ中、今年も『スター・ウォーズ』コーナーが登場です。
PERFECT GRADE 1/72 ミレニアム・ファルコン
東京おもちゃショー2017の『スター・ウォーズ』関連商品において、最大の目玉といえるのがプラモデル「PERFECT GRADE 1/72 ミレニアム・ファルコン」!
ついに、『エピソード4/新たなる希望』のミレニアム・ファルコンの1/72スケールプラモデルが満を持して登場です!
昨年の東京おもちゃショー2016で、1/72スケールのミレニアム・ファルコンが参考出品されていましたが、1年後に商品化の知らせを聞くことになるとは…
これまで、バンダイがミレニアム・ファルコンは「1/144」の「『フォースの覚醒』版」のプラモデルしかリリースしていなかった理由は、すべてこのためだったのですね!
『エピソード4/新たなる希望』のミレニアム・ファルコンの撮影用モデルには、当時のバンダイのプラモデルのパーツが使われていたということで、バンダイにより再びミレニアム・ファルコンがよみがえるのは数奇なものを感じます。
撮影用モデルに使用されていたのは、バンダイの1/48ヤクト・パンサー、1/24パンサーG型、1/15フンメル。それぞれがミレニアム・ファルコンの船体に使用され、改造を重ねた貨物船であることをリアリティをもって表現しています。
ミレニアム・ファルコンの機種サイド・中央のディテールも、入り組んでいる箇所を1.7mの撮影用モデルを取材・研究することで忠実に再現。機首の穴の壁面といった細かな箇所も、その構造物がしっかりと作り込まれています。
コクピット内部も、シートやコンソール部分のパネルや、壁面の計器類に至るまで再現。機体後部のダクト周辺のディテールも素晴らしいものになっています。
1.7mの撮影用モデルを完全再現するために、最終的には見えなくなってしまう内部構造まで作り込むことで、撮影用モデルそのものに近付けるという徹底ぶり。1/72スケールも、撮影用モデルを再現するならば多量の情報量となるため、必要な大きさだったということです。
機体後方には、亜高速エンジンのLED発光ギミックを搭載。青く光る印象のミレニアム・ファルコンの亜高速エンジンですが、『エピソード4/新たなる希望』公開当時は白く発光していたため、あえて白色LEDが採用されています。
「PERFECT GRADE 1/72 ミレニアム・ファルコン」の価格はなんと43200円(税込)!撮影用モデルのレプリカを手元に置けると考えればお安い?
販売は、プレミアムバンダイにて夏に発売される予定です。
1/144 スレーヴⅠジャンゴ・フェット機
バンダイの『スター・ウォーズ』プラモデルでは、このほかに1/144 スレーヴⅠジャンゴ・フェット機も展示。発売は、6月24日(土)。
1/12 グリーヴァス将軍
また、キャラクターのプラモデルでは1/12 グリーヴァス将軍が7月に発売。あの細く独特のプロポーションを忠実に立体化しています。
S.H.フィギュアーツ C-3PO R2-D2(A NEW HOPE)
「可動によるキャラクター表現の追求」をテーマに、あらゆるフィギュアの技術を凝縮した手の平サイズのスタンダードフィギュアシリーズ「S.H.フィギュアーツ」の『スター・ウォーズ』新商品は、「S.H.フィギュアーツ スター・ウォーズ C-3PO(A NEW HOPE) 」と、「R2-D2(A NEW HOPE) 」。
数々のギミックと、S.H.Figuartsの可動域を活かしたポージングにより、あのドロイドコンビが手の平サイズで再現されます。発売は、いずれも7月。
S.H.フィギュアーツ ベン・ケノービ、 ダース・ベイダーが参考展示
また、参考展示としてS.H.フィギュアーツのベン・ケノービとダース・ベイダーがありました。
ダース・ベイダーも『エピソード4/新たなる希望』での姿に忠実です。このほか、『フォースの覚醒』のフィン、ハン・ソロが参考展示されていました。
超合金×12 Perfect Model R2-D2(A NEW HOPE)
アクションフィギュアの最上位モデルシリーズ「12″PM」からは、「超合金×12 Perfect Model スター・ウォーズ R2-D2(A NEW HOPE) 」が登場。
実はこのシリーズのC-3POは2013年に発売されており、相棒に遅れること4年、ようやくC-3POとR2-D2が超合金で揃います。
このR2-D2は、なんと総重量1kgを超える重量感のダイキャスト製というだけではなく、6種類の音声と発光ギミックが搭載された逸品。輝きが違いますね…
発売は8月の予定。
タカラトミー
タカラトミーブースでは、独自商品であるトミカやメタコレの新商品が展示されていました。
もちろん、ハズブロのブラックシリーズの40周年記念フィギュアシリーズもディスプレイされています。
トミカ
『スター・ウォーズ』キャラクターたちが車になった「トミカ スター・カーズ」シリーズの新商品は、「SC-03 スター・カーズ R2-D2 クラシックカー」と「SC-04 スター・カーズ C-3PO クラシックカー」。
C-3POとR2-D2が、それぞれクラシックカーのデザインに落としこまれたトミカです。違和感なく、クラシックカー化されているのが驚き!いずれも7月中旬に発売。
トミカからは、「トミカ スター・ウォーズ TSW-10 インペリアル・シャトル」も登場。『スター・ウォーズ』の宇宙船のトミカシリーズも着々とラインナップを増やしています。8月下旬発売予定。
メタコレ
手のひらサイズのダイキャスト製フィギュアシリーズの「メタコレ」の新商品は、「メタコレ スター・ウォーズ #05 R2-B1」、「メタコレ スター・ウォーズ #07 R4-I9」。
いずれもアストロメク・ドロイドですが、R2-B1は『エピソード1/ファントム・メナス』でナブー・ロイヤル・スターシップに配備されており、R4-I9は『エピソード4/新たなる希望』でデス・スターにいた帝国軍のドロイドです。特にR4-I9はマニアックなキャラクターといえるでしょう…
いずれも発売は7月中旬。
タカラトミーアーツ
タカラトミーアーツからは完全な新商品とともに、これまでの人気シリーズのマイナーチェンジ版もリリースしていました。
おつまみサーバー
ダース・ベイダー、ストームトルーパーの頭部をかたどったおつまみサーバーで、マーブルチョコなどのつまめるお菓子やスナックをストックし、食べたい時に出してもらうことが出来ます!見た目が面白い商品でした。『スター・ウォーズ』シリーズを見ながら使うと、間食が止まらなくなるかも…
3D積層モデル
薄い層を積み上げると、『スター・ウォーズ』の胸像が出来る3D積層モデルも新登場。平面のパズルにはない、立体感が楽しめます。種類はヨーダ、ダース・ベイダー、ストームトルーパーの3種類。8月発売予定。
BB-8/ダース・ベイダー 危機一発ミニ
タカラトミーの黒ひげ危機一発の『スター・ウォーズ』版が、ミニサイズになって登場。高さ90mm程度と、コンパクトになっているので移動先で遊びやすくなりそうですね。
それぞれBB-8とダース・ベイダーの2種類があり、8月発売予定。
STARWARS SPACE OPERA メタリックシリーズ
メロディに反応して行進するデフォルメフィギュア「STAR WARS SPACE OPERA」に、フィギュアがシルバーに塗装された「STARWARS SPACE OPERA メタリックシリーズ」が登場。重厚なメタリックのウェザリングが施されたダース・ベイダーとストームトルーパーが、音に反応して動きます。
8月発売予定。
セガトイズ
HOMESTAR(ホームスター)BB-8 R2-D2
セガトイズのブースでは、自宅の天井に星空を投影する家庭用プラネタリウム「HOMESTAR(ホームスター)BB-8」「R2-D2」を展示。
『スター・ウォーズ』を用いた「HOMESTAR(ホームスター)」は2011年に発売されてから6年が経ちましたが、今回発売される新機種は約1万個の星が見えるというだけではなく、『スター・ウォーズ』ならではの新たな機能を搭載しています。
それは『フォースの覚醒』で、BB-8とR2-D2がそれぞれの持つ地図を重ねて「スカイウォーカーの地図」を完成させたシーンの再現!
このR2-D2の地図と…
BB-8が持つ地図を重ねて…
「スカイウォーカーの地図」が完成!これであなたもアク=トゥーに行ける!どちらも家庭用プラネタリウムなので普通は1台で良いかと思ってしまいますが、これは2台欲しくなってしまいますね…
このほか、「HOMESTAR(ホームスター)BB-8」にはジャクーの砂漠などのカラー原板が4枚付属。ジャクーの夜空はこんな感じだった?
こちらのカラー原板を使えば、Xウィングが夜空を飛んでいるように見えます。これが目に入れば一気に、はるか彼方の銀河系に思いを馳せることが出来そうです。
いずれも発売は、7月の予定。
ホットトイズジャパン
ホットトイズジャパンのブースの新商品は、フィギュアだけではなく日常生活で使える『スター・ウォーズ』グッズが幅広くラインナップされています。
POP!
ファンコのフィギュアシリーズ「POP!」からは、ビークルとキャラクターがセットになった商品が登場。こちらはレイ&スピーダー。
『スター・ウォーズ』40周年を記念して、「POP! ダース・ベイダー&TIEファイター」も登場。
プラッシーズ
『スター・ウォーズ』キャラクターがかわいらしいぬいぐるみになったシリーズ「プラッシーズ」も展示。こちらはC-3POとレイ。
ボバ・フェットとレイアなど、『スター・ウォーズ』オリジナル・トリロジーのキャラクターもぬいぐるみに。
ぬいぐるみといえば、ジャバ・ザ・ハット、トーントーン、デューバック、バンサといった『スター・ウォーズ』クリーチャーのぬいぐるみも展示されていました!『ローグ・ワン』の幼少期のジン・アーソの部屋のようになりそう…
「キャニスター」ポスター(3パック)
エンドア、タトゥイーン、ホスの旅行ポスター風のデザインのキャニスター。キッチンでの小物入れなど、様々な用途に使えそうです。
「キャニスター」R2-D2&BB-8(2パック)
こちらは同じキャニスターでも、R2-D2とBB-8をデザインしたもの。円筒形になったR2-D2とBB-8の缶は、いろいろなグッズでよく見かけますね。
まな板
これはデス・スターのまな板!きれいなデザインなので料理に使って汚れるのがもったいなく感じますが、まな板なんです。お料理の最終兵器としてどうぞ。
キッチン・タイマー
どちらも球形であることを活かした、デス・スターとBB-8のキッチンタイマー。デス・スターの方は、時間になってもスーパーレーザーは撃たないと思うのでご安心を。
トーキングおやつ入れ BB-8
BB-8のトーキングおやつ入れは、クッキーなどのお菓子をストック出来るジャー。サウンドとともにお菓子を楽しめます。
テンヨー
メタリックナノパズル
パーツを組み合わせて立体的なオブジェが出来るメタルシートパズル「メタリックナノパズル」シリーズの新商品は、インペリアル・スター・デストロイヤーとAT-ST。
いずれもメタル感がぴったりなビークルなので、完成した時の飾り甲斐がありそうですね。
また、メタリックナノパズル プレミアムシリーズとしてミレニアム・ファルコンの発売も予定されています。
全体的に縮小傾向の中、 1/72 ミレニアム・ファルコンが存在感を発する
東京おもちゃショー2017は、会場が昨年よりもコンパクトになったせいもあってか、各ブースともににぎわいを見せていましたが、『スター・ウォーズ』関連商品の数やブースでの扱いの規模は、前年と比較すると縮小していると感じました。
これは『スター・ウォーズ』商品がここ数年でかなりの数、世に出ており市場が飽和状態になっていること、また『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の関連商品は9月の「フォースフライデーⅡ」を待たなければならず、まだ紹介出来る状態ではないということが影響しているのではないかと思います。
そんな中で、「PERFECT GRADE 1/72 ミレニアム・ファルコン」は存在感を放っており、これを見たいならば東京おもちゃショー2017の一般公開日に足を運んでも良いでしょう。
前回、前々回の東京おもちゃショーの『スター・ウォーズ』商品の展示については、以下をご参照ください。
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