動画ストリーミングサービス「ディズニー+(プラス)」で配信される、オビ=ワン・ケノービを主人公とした実写ドラマシリーズを、デボラ・チョウが監督することが正式発表されました。
オビ=ワン・ケノービの実写ドラマシリーズは、ユアン・マクレガーがオビ=ワンを再演し『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』の8年後を舞台に描きます。
デボラ・チョウは、同じく「ディズニー+(プラス)」にて配信されるドラマシリーズ「ザ・マンダロリアン」のエピソードも監督することがすでに発表されており、『スター・ウォーズ』の実写ドラマ2シリーズを制作することになります。
デボラ・チョウのオビ=ワン・ケノービ実写ドラマシリーズの監督起用には、やはり「ザ・マンダロリアン」での働きも評価されたようで、ルーカスフィルムの社長にして本作の製作総指揮も務めるキャスリーン・ケネディは「私たちは本当に、オビ=ワンの静かな決意と豊かな神秘性の両方を、シームレスに『スター・ウォーズ』サーガに組み込む方法を探求出来る監督を選びたかったのです。 「ザ・マンダロリアン」のキャラクターを開発した彼女の驚異的な仕事を基に、デボラがこの物語を伝えるのにふさわしい監督であると私は確信しています。」とコメントしています。
ここまで抜擢されるのであれば、「ザ・マンダロリアン」でのデボラ・チョウ監督エピソードが気になるところです…
デボラ・チョウ フィルモグラフィー
カナダ出身の女性であるデボラ・チョウは大学で映画を学び、ミラノ国際映画祭で最優秀男優賞を、トリノ映画祭で最優秀短編映画賞を受賞した短編映画「Daypass」を監督。
長編映画デビュー作で、『終わりで始まりの4日間』、テレビドラマ「scrubs〜恋のお騒がせ病棟」などのザック・ブラフが出演した「The High Cost of Living」は、トロント国際映画祭で最優秀カナダ第1回作品賞を受賞しました。
その後、数々のテレビドラマやテレビ映画を監督。『屋根裏部屋の花たち』のリメイク版テレビ映画で、ヘザー・グラハムや、エレン・バースティンが出演した「Flowers in the Attic 」のほか、「MR. ROBOT/ミスター・ロボット」などのテレビドラマの1エピソードを担当。
またゾンビ(ウォーカー)による終末を描いた「ウォーキング・デッド」のスピンオフ「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」にて、2本のエピソードの監督を務めています。
さらに、クリステン・リッターが主演の「ジェシカ・ジョーンズ」と、フィン・ジョーンズ主演の「アイアン・フィスト」でも各1本ずつエピソードを監督しており、マーベルのテレビドラマ2シリーズにも携わっています!
2018年は「ジェシカ・ジョーンズ」のほか「ブレイキング・バッド」のスピンオフ「ベター・コール・ソウル」、Netflixの「ロスト・イン・スペース」、Amazonの「高い城の男」など、5つのシリーズに参加しており、売れっ子であることを感じます…
配信サービス向けのドラマも多く手掛けていますが、これに「ディズニー+(プラス)」の「ザ・マンダロリアン」とオビ=ワン・ケノービのドラマシリーズが加わることになります。
ユアン・マクレガーも製作総指揮に!
脚本は、『ドライヴ』や『47RONIN』のほか、ドラマ「エイリアニスト」で脚本と製作総指揮を手掛けたホセイン・アミニ。
製作総指揮には、デボラ・チョウとホセイン・アミニ、キャスリーン・ケネディとともに、ユアン・マクレガー自身も加わります!
また、『クイーン』(2006年)のトレイシー・シーウォード、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のジョン・スワーツ、ルーカスフィルムのプロダクション部門のエグゼクティブ・ヴァイス・プレジデントであるジェイソン・マクガトリンが共同プロデューサーであると発表されました。
製作発表から1ヶ月、早くも主要スタッフが発表されたオビ=ワン・ケノービの実写ドラマシリーズ。
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』に登場のキャシアン・アンドーを主人公にしたシリーズよりも早く主要スタッフの発表に至っており、これから撮影に伴ってその内容なども明かされることになるでしょう。リリースされる時期や、キャシアン・アンドーのシリーズとどちらが先かという点も気になるところです。
2005年より「スター・ウォーズ ウェブログ」を運営。「『スター・ウォーズ』究極のカルトクイズ Wikia Qwizards<ウィキア・クイザード>」世界大会優勝者。ディズニープラス公式アプリ「Disney DX」のオリジナル動画や記事など、様々な出演/執筆も行っています。2010年、『ファンボーイズ』日本公開を目指す会を主宰しました。