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実写TVシリーズ「マンダロリアン」に幻の「ホリデー・スペシャル」と、知る人ぞ知るアイスクリームメーカーネタが

 ディズニー独自の動画ストリーミングサービスにて配信される『スター・ウォーズ』実写テレビドラマシリーズ「The Mandalorian(ザ・マンダロリアン)」の製作総指揮と脚本を務めるジョン・ファブローのinstagramにて、コアな『スター・ウォーズ』ファンが驚く、2枚の写真が公開されています。

 やはり確定的になった、あの幻のテレビドラマスペシャルからの引用と、知る人ぞ知るキャラクターを連想させるアイテムの2点で、「ザ・マンダロリアン」がますます気になってしまう投稿です…

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幻の「スター・ウォーズ ホリデー・スペシャル」版
ボバ・フェットと同じ武器!

 まずは、こちらのライフル状の武器の写真から。

 これは、「スター・ウォーズ ホリデー・スペシャル」のアニメパートに登場したボバ・フェットが持っていた二又のエレクトロポールと同様の武器だ!

【テレビ・マスターピース】 『スター・ウォーズ』 1/6スケールフィギュア ボバ・フェット(ホリデー・スペシャル版)

 以前のエントリー『スター・ウォーズ』実写TVシリーズ「マンダロリアン」正式発表!幻のゲームからの影響と豪華監督陣でも、最初に公開されたビジュアルに映っていたストックの部分に類似性が見られることを指摘しましたが、これはアニメパートのエレクトロポールの実写版と言って差し支えないくらいそのまんま…

『スター・ウォーズ』実写TVシリーズ「マンダロリアン」正式発表!幻のゲームからの影響と豪華監督陣
ディズニーの動画ストリーミングサービスで配信の『スター・ウォーズ』実写テレビシリーズのタイトル「ザ・マンダロリアン」が正式発表!幻のゲーム「Star Wars 1313」からの影響や、豪華監督陣も紹介。

「スター・ウォーズ ホリデー・スペシャル」とは

 「スター・ウォーズ ホリデー・スペシャル」は、『スター・ウォーズ』の大ヒットを受けて1978年にテレビで放映されたスペシャル番組。『エピソード4/新たなる希望』の後、ウーキーの祝日である「命の日」を祝うためにチューバッカが故郷の惑星キャッシークに帰るストーリーを描いた実写ドラマで、マーク・ハミル、ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャーらオリジナルキャストが出演しています。

 しかし、多くの特撮シーンは『スター・ウォーズ』からの流用で、放送時間の大半がチューバッカの家のホロテレビに映る番組(お料理番組とか)を延々と流し続けるなど、今の言葉で言うと「コレジャナイ」感に溢れた仕上がりに…

 大ヒットした『スター・ウォーズ』に、当時のバラエティ番組の手法を組み合わせればテレビ界も席巻出来る!という企画だったはずでした。企画の聞こえはいいんですが、クオリティが伴わなかった…

 結果的にあまりの出来栄えに『スター・ウォーズ』初のテレビドラマ番組は、放送後にビデオパッケージが一切発売されることのない封印作品となり、当時個人が録画していたテープ以外には見ることが出来ないものとなったのです(当時の録画映像はネット上に散らばっています)。

ボバ・フェットは「ホリデー・スペシャル」
アニメパートで初登場

 そんな中でも見どころと言えるのがアニメパート。

 チューバッカの息子であるランパワロー(ランピー)がテレビで見ている、過去のルークたちの活躍という設定で突然アニメパートが始まるのですが、この中で『帝国の逆襲』に先駆けて初めてボバ・フェットが登場するのです(実際には、「ホリデー・スペシャル」放送前にサンフランシスコのイベントにボバ・フェットが登場していたので、このキャラクターの存在自体はすでに明かされていました)!

 ルーカスフィルムもこのアニメパートについては「スター・ウォーズ コンプリート・サーガ ブルーレイBOX」のイースターエッグ(隠しコマンド)として収録したり、「ホリデー・スペシャル」アニメ版ボバ・フェットのフィギュアの商品化を許諾するなど、本編は封印しつつも「スター・ウォーズ ホリデー・スペシャル」のカルトな人気を上手く利用している節が見られます。

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 『スター・ウォーズ』実写テレビドラマシリーズである「ザ・マンダロリアン」での「ホリデー・スペシャル」アニメ版ボバ・フェットの武装の引用は、コアなファンであれば心踊るものであり、「ホリデー・スペシャル」の遺産の有効活用の最たる例となりそうです。

 何より、初の実写テレビドラマである「ホリデー・スペシャル」への大きなオマージュと言えるでしょう。

知る人ぞ知るキャラクター、ウィロー・フードの
アイスクリームメーカーに似たアイテム!

 「ザ・マンダロリアン」の製作総指揮と脚本を務めるジョン・ファブローのinstagramに投稿された2枚目の注目写真は、この大きな白いバケツ状の物体。

 これは『帝国の逆襲』に登場したウィロー・フードが抱えていた物品に似ています!

ウィロー・フードとは

 ウィロー・フードは、『帝国の逆襲』にてランド・カルリジアンがクラウド・シティの市民に避難のアナウンスを流すシーンにて、オレンジ色のフライトスーツを着用し、アイスクリームメーカーのようなアイテムを抱えてダッシュしているキャラクターです。

 このワンシーンに登場するだけにも関わらず、その強いインパクトからカルト的な人気を獲得。アイスクリームメーカーの小道具を抱えていることから、アイスクリームメーカーガイとか、アイスクリームマンなどと呼ばれています。

 そして、1997年に発売された「スター・ウォーズ カスタマイザブルカードゲーム」の「クラウド・シティ」エキスパンションに収録された「Tibanna Gas Miner」のカードにて、このキャラクターがウィロー・フードという名称であり、実は反乱軍のシンパである企業にてティバナ・ガスを反乱軍に安く売っている鉱夫であることが設定されました。

 さらに、アイスクリームメーカーの正体は反乱軍に関するデータが入ったメモリー・コアであるということに!疾走するウィロー・フードが、一気にカッコよく見える設定だ…

 ただ、上記はウィロー・フードのレジェンズ設定であり、正史(カノン)では元々スター・デストロイヤーのクルーでしたがルークたち反乱同盟軍に乗っ取られた際に脱出し、その後クラウド・シティにいたことになっています。

 『ジェダイの帰還』で第2デス・スターが破壊された後、帝国によって封鎖が行われていた中でもまだウィロー・フードがクラウド・シティに残留していることが、終了したアプリゲーム「Star Wars: Uprising」で明かされています。

 「スター・ウォーズ セレブレーション」などのイベントでは、世界各地から集まったウィロー・フードのコスプレをしたファンが集団で会場内を走り回るなど、一瞬だけ登場したキャラクターとは思えないほど多くのファンからおなじみのネタキャラとなりました(コスプレをするファンは、1970年代のドリー・マディソン製などのアイスクリームメーカーを持っているようです)。

ディテールアップされたアイスクリームメーカー

 さて、ジョン・ファブローのinstagramに投稿された画像を見ると、ウィロー・フードが持っていたアイスクリームメーカーとは異なり、フタが付いている上に家電感のあるスイッチなどが付いてディテールアップされ、かなり別物になっていることがわかります。

 このプロップの写真がinstagramに投稿されたからといって、ウィロー・フード自身が「ザ・マンダロリアン」に登場すると思うのは早計で思い込みが過ぎると思いますが、レジェンズにあったメモリー・コアという設定を再利用するのかも知れませんね。

 正直なところ、主役のマンダロリアンがアイスクリームメーカーを抱えて走って欲しい!

 まぁ、『スター・ウォーズ』なのでこうして思わせぶりにしても背景に一瞬写るだけ、という可能性も十分あると思います…

絶妙なネタの選定で、コアファンの期待値が上がる

 「ホリデー・スペシャル」アニメ版ボバ・フェットの武装にしろ、アイスクリームメーカーにしろ、どちらも『スター・ウォーズ』ファンのくすぐり方がわかっていることが感じられます。

 監督やプロデューサーなどの個人のSNSアカウントから新作に関する画像を投稿して話題を起こす手法は定着してきましたが、今回はネタの選定がコアファンならわかるというラインで絶妙です。

 「ザ・マンダロリアン」はディズニー独自のストリーミングサービスで配信される作品ということもあり、気軽に見られる映画とは異なって、ある程度コアなファンがターゲットとなっていることも考慮されていると思います。

 ますます「ザ・マンダロリアン」に期待を持てる投稿でした!

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