11月22日(金)~11月24日(日)に幕張メッセで開催された東京コミコン2019(東京コミックコンベンション2019)の、『スター・ウォーズ』関連のブースやイベントをレポートします!
まずは、ウォルト・ディズニー・ジャパンによる『スター・ウォーズ』ブースの模様をご紹介!
目次
『スター・ウォーズ』ブース
東京コミコン2019での『スター・ウォーズ』とマーベルブースのテーマは、「世代を超えて人々をつなぐ物語」。
『スター・ウォーズ』については、1977年の『スター・ウォーズ』から42年が経ち、スカイウォーカー・サーガの完結編となる『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』公開直前にその歴史を感じられる展示が用意されていました。
ブース外壁には、C-3PO、R2-D2、BB-8、D-Oの『スカイウォーカーの夜明け』からのドロイドたちが。
ブース内の壁面には、『エピソード1/ファントム・メナス』から『スカイウォーカーの夜明け』までのポスターがデザインされており、それぞれの世代のファンの思い出を呼び起こしてくれるかのようです。
スター・ウォーズ・サーガ超特大絵巻
東京コミコン2019の『スター・ウォーズ』ブースで目を惹くのは、なんといっても「スター・ウォーズ・サーガ超特大絵巻」!
「スター・ウォーズ セレブレーション・シカゴ2019」で初登場した『スター・ウォーズ』サーガを時系列に沿って描いたアートが日本初展示!
ブース内の展示ということでもちろんサイズは縮小されていますが、その分「セレブレーション・シカゴ2019」では頭上を見上げなければならなかったところをより近くで見られるようになっています。
アートは弧を描くように湾曲しているのですが、近くでアートを見たり写真を撮ったりするとこのようにきれいに写ります。まずはすべてのはじまりである『エピソード1/ファントム・メナス』と、続く『エピソード2/クローンの攻撃』。
「選ばれし者」が見いだされる中、シスが銀河の表舞台に出始め、予言の子であるアナキンは様々な葛藤を経験しながら銀河を揺るがす光と闇の戦いの渦中に。
『エピソード2/クローンの攻撃』で開戦したクローン戦争を描くアニメシリーズの「クローン・ウォーズ」と、『エピソード3/シスの復讐』。
ジェダイの前に度々立ちはだかったアサージ・ヴェントレス、アナキンの弟子であるアソーカ・タノ、頼れるクローン・トルーパーのキャプテン・レックス、そして両作に登場のグリーヴァス将軍がブリッジする形で、アナキンとオビ=ワンの決闘が描かれます。
背景には、すべてを操るパルパティーンが…
共和国が帝国に変わった暗黒の時代の混沌の中で、正しいことをしようとする人々も銀河のあちこちにいました。
『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』では後に反乱軍の英雄になるハン・ソロのオリジンを、そしてアニメシリーズの「反乱者たち」では、小さな反乱グループがやがて大きな反乱軍の結集していくドラマがそれぞれ描かれます。
ちなみに、アニメシリーズのキャラクターを実写調に描くにあたってはこれらのキャラクターのコスプレイヤーたちが参考にされています。
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』では、帝国の究極兵器であるデス・スターの設計図を巡って希望の火花を起こしたはぐれ者たちを、そして『エピソード4/新たなる希望』ではアナキンとパドメの息子と娘、盟友であった師、そして愛用のドロイドたちが運命的な出会いを果たし、「ローグ・ワン」がつないだ希望で銀河に灯がともります。
『エピソード5/帝国の逆襲』で帝国の猛攻の中でルークが家族の真実を知り、続く『エピソード6/ジェダイの帰還』で父であるアナキンを救い、そして帝国も打倒されます。
それから時が経ち、さらに次の世代へ。
アナキンやルークと同じく、銀河の辺境で何者でもなく暮らしていたレイは、ファースト・オーダーの攻撃とそれに応戦するレジスタンスの戦いに巻き込まれ、光と闇のフォースの使い手が覚醒します。
ジェダイ・マスターのルークの失敗と、それでも銀河に残り続ける希望。その希望の火の粉は、どこまで燃やすことが出来るのか…
そう、この絵巻のストーリーはまだ完成していません。『スカイウォーカーの夜明け』が公開された時、ここにはどのようなストーリーをつづることが出来るのでしょうか?
プリクエル・トリロジー、TVアニメシリーズ、アンソロジーシリーズ、そしてオリジナル・トリロジー、シークエル・トリロジーまでが1枚に描かれた絵巻から、『スター・ウォーズ』とその銀河の歴史に思いを馳せられます。
STAR WARS: Dive Into the Galaxy
「STAR WARS: Dive Into the Galaxy」は、球体ディスプレイに映像や画像を投影する展示。
この球体がディスプレイであり、タッチパネルとしても機能し、展示を見る人が球体に触れることで操作をすることが出来ます。
用意されているコンテンツは、映像が「ミレニアム・ファルコン ギャラクシー・フライト」、「レイのスピーダー in ジャクー」、「マウス・ドロイドの視点」。デス・スターが映った状態の球体ディスプレイから、コンテンツを選びます。
「ミレニアム・ファルコン ギャラクシー・フライト」では、ミレニアム・ファルコンのコクピット内からハイパースペースへの突入の様子が球体ディスプレイに広がります。「レイのスピーダー in ジャクー」は、2015年に公式SNSで展開されていたVRコンテンツと同様の映像でした。
球体を操作することで周囲を見渡しているように体験出来る360度画像が「ミレニアム・ファルコン コクピット内360度画像」、「Xウィング コクピット内360度画像」。球体ディスプレイにタッチして指を動かすと、グリグリと画像が動くので、コクピット内のあちこちを見渡すことが出来ます。
こうした球体ディスプレイという形での展示は日本初。先端技術を駆使した目を惹く展示と『スター・ウォーズ』の組み合わせの相性は良いですね。
Evolution of The Stormtrooper(ストームトルーパー 進化の歴史)
今年2019年7月にサンディエゴ・コミコンで公開されたメイキング映像「Evolution of The Stormtrooper」が日本初公開。
『スター・ウォーズ』を通じて様々なバリエーションや変遷をたどるストームトルーパーの歴史が、スタッフのインタビューとともに振り返られます。
モニターの前には、ファースト・オーダー ストームトルーパーとキャプテン・ファズマ(演じたグウェンドリン・クリスティーは、女性的な要素がないファズマのアーマーを女性が着用するのが良い、という旨の発言を映像中でしていました)、そして『スカイウォーカーの夜明け』で初登場のシス・トルーパーのスタチューが展示。
5分で分かるスター・ウォーズ
『スター・ウォーズ』サーガの本編映像を、5分間のダイジェストでまとめたおさらい映像が放映。『スカイウォーカーの夜明け』前に追いつくきっかけに、また知っている方もサーガを俯瞰で見ることで新たな発見のきっかけになるかも知れません。
東京コミコン限定超特大絵巻ポスター付き「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」プレミアム・ムビチケ前売り券
『スター・ウォーズ』ブースでは、東京コミコン限定超特大絵巻ポスター付き「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」プレミアム・ムビチケ前売り券が発売。
その特典の魅力から多くのファンのお目当ての品となっていましたが、あまりの人気により時間指定販売をしていた初日はブースに購入希望者が殺到し、2日目からは時間が指定された販売引換券を開場時から配布する方法に変更されていました。
特典の超特大絵巻ポスターは、紙管に入れられており前売り券の特典としてはかなり大型。ムビチケは、『スカイウォーカーの夜明け』のタイトルロゴがデザインされています。
STAR WARS POP UP STORE
『スター・ウォーズ』とマーベルのPOP UP STOREも出展。常に入場のための長蛇の列が出来ており、両プロパティの人気の高さが感じられました…
コミコン先行商品各種が多数並びます。
また、東京コミコン限定『スター・ウォーズ』Tシャツ「TOKYO COMIC CON 2019 STAR WARS ART TEE」もこちらで発売。バックプリントに東京コミコンロゴが入った、ここだけの限定品です。
『スカイウォーカーの夜明け』の公開前で、この作品のことばかりになってしまう今日この頃ですが、来年2020年は『帝国の逆襲』40周年であるということに、この素敵なマグカップを見て気付きました…
来年も『スター・ウォーズ』は続いていきます!
TM & © Lucasfilm Ltd.
© & ™ Lucasfilm Ltd.
2005年より「スター・ウォーズ ウェブログ」を運営。「『スター・ウォーズ』究極のカルトクイズ Wikia Qwizards<ウィキア・クイザード>」世界大会優勝者。ディズニープラス公式アプリ「Disney DX」のオリジナル動画や記事など、様々な出演/執筆も行っています。2010年、『ファンボーイズ』日本公開を目指す会を主宰しました。
コメント
初めてコメントします。
毎日、楽しく拝見しています。
自分も初めて「東京コミコン」に行きました。
「ポスター付きのムビチケ」をどうしてもゲットしたかったのですが、愛知県から「6時41分の新幹線」に乗って行っても、入場を待つ列の後方になってしまったので、ムビチケを購入出来る「整理券」をもらうことは出来ませんでした。
コミコンの方は、スター・ウォーズ関連を見たり、写真を撮ったり楽しかったのですが、あまりの人の多さに疲れてしまって、13時30分頃には会場を後にしました。
でも、自分は「ホットトイズのフィギュア」を集めているので、発売前のフィギュアが見れたのは行った甲斐があったと思いました。
「ムビチケのポスター」ですが、現在、オークションサイトで「3倍以上」の値段で出品されてますね。
自分は「40年以上のスター・ウォーズファン」なのですが、凄く悲しいですね。
オークションサイトに出品するの自由なので、仕方が無いとは思うのですが、3倍以上の値段は酷いと思いました。
他のサイトのツイッターとかでも色々な意見がコメントされていましたが、今回のポスターに関しては、もっと上手いやり方が無かったのでしょうか。
「スカイウォーカーサーガの終焉」ということで、凄く意味のあるポスターだと自分は思っています。
本当にスター・ウォーズが大好きな人の手に入らないやり方に怒りを覚えます。
今回のやり方では地方から行く人間にはとても辛いです。
何か「救済措置」みたいな物が欲しいですね。
初めてコメントしたのに文句ばかりになってすいません。
映画の方は1ヶ月を切りましたね。
スカイウォーカーサーガの終焉がどうなるのか、映画を楽しみにしたいですね。
>ヨーダの喝さん
毎日ご覧頂いているとは、いつもありがとうございます!
東京コミコン限定前売り券について、心中お察しします。
おっしゃるように、移動するだけでも時間がかかるほど
会場内は混雑しており、これは疲れてしまいますよね…
今回のように人気の高い限定品を販売するために
必要なスペースを確保出来ないでしょうし、そろそろ会場を
より大きな場所にしなければ、快適なイベントにはならないのかなと思いました。
販売してすぐの高値での転売は、お怒りはごもっともで同感です。
自分の金銭的な利益のために動く人のために、本当に欲しい人の元に行き渡らないというのは
こうして早朝に遠方からいらっしゃる方々がいる中で、
いかに迷惑を掛けているか考えて欲しいと思います。
40年以上のファンとのことで、スカイウォーカー ・サーガの完結に感慨もひとしおかと思います。
公開間近ですが、ヨーダの喝さんにとって映画が素晴らしいものになり、
そして公開までを待つワクワク感も楽しめるものになればと願います!