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クローン・ウォーズ第20話「ライロスの罪なき人々(Innocents of Ryloth)」動画/レビュー

 「スター・ウォーズ クローン・ウォーズ」第20話「ライロスの罪なき人々(Innocents of Ryloth)」レビューです。

 アナキンとアソーカが率いる艦隊によって、ライロスの封鎖を突破した共和国軍。これにより、オビ=ワンとメイス・ウィンドゥの地上軍が上陸を開始した。オビ=ワンは、ガンシップに乗り分離主義者が占領している都市・ナバットへ向かう。

 ナバットでは、戦略ドロイドのコマンダーTX-20がワット・タンバーと通信を行っていた。TX-20は、ジェダイは罪のない市民を犠牲にすることは出来ないと考え、ナバットの中心地に設置した対空キャノンの周囲に捕虜のトワイレックたちを集め、生きた盾としていたのだ。

 ナバットに接近するガンシップに、プロトンキャノンからの砲撃が始まった。苛烈な砲撃のため、直接市街地に着陸することが出来ない。まずは対空キャノンを無力化しなければならなかった。

 オビ=ワンが率いる部隊であるゴースト・カンパニーは、ナバット近郊のジャングルに着陸し、進攻を始めた。
 この動きを予測していたTX-20は、あらかじめナバット近郊の塹壕にバトルドロイドを配置していた。銃撃戦にクギ付けになる共和国軍だが、クローン・トルーパーが投げたEMPグレネードをオビ=ワンがフォースで長距離まで飛ばすという連携により、防衛線を破るのだった。

 TX-20は、共和国の次の動きを読むためプローブ・ドロイドを送る。一方、共和国もコーディ、ウーレイ、ワクサー、ボイルの4人を偵察のためナバットの街に送り込んだ。

 街の中庭を偵察したコーディとウーレイは、そこでAATや対空キャノンで武装したドロイド軍と、トワイレックの人質たちを発見する。

 南へ向かったワクサーとボイルは、5歳のトワイレックの少女、ヌーマを発見する。手を差し伸べたワクサーの指に噛み付くヌーマだったが、彼女がトルーパーをドロイドだと勘違いしていることに気が付いた2人がヘルメットを外すとヌーマも穏やかになった。彼女は2人を「ネラ」と呼び、2人は彼女に食料を与えるのだった。

 ワクサーとボイルは、ヌーマの家に辿り着く。そこはすでに戦争で破壊され、瓦礫と化していた。ワクサーがヌーマの人形を見つけ彼女に渡すと、ヌーマは泣きじゃくった。彼女を慰める2人。

 共和国の動きをプローブ・ドロイドによって観察していたTX-20は、硬い甲羅で覆われた生物・ガットカーを飢えさせ、共和国軍を襲撃させるべく牢から出した。

 ワクサーとボイルはコーディからの連絡を受信し、部隊へ戻る時間に遅れてしまったことに気が付く。
 と、その時、2頭のガットカーが襲いかかってきた。ブラスターで攻撃するが、ガットカーの甲羅はブラスターを跳ね返すほど強力だ。ヌーマが地下道への扉を開け、彼らはなんとか逃れることが出来た。

 一方、オビ=ワンたちの部隊もガットカーの群れの襲撃を受けていた。大暴れするガットカーたちだったが、オビ=ワンがフォースを使って彼らを導き始めた。狭い谷間へと群れを集め、頭上の橋を破壊してガットカーたちを閉じ込めることに成功。

 ワクサーとボイル、そしてヌーマも、地下から部隊への帰還を果たした。オビ=ワンはヌーマから、人質が捕まっている場所への地下通路を教えてもらった。

 TX-20は、ガットカーの襲撃によって消耗させた共和国軍を迎え撃つべく、最後の戦いに備えていた。オビ=ワン率いる共和国軍は、ついに人質がいる中庭へと侵入。トワイレックの人質救出作戦は、無事に成功するのか?

 ライロス奪回作戦を描く三部作の第2話。今回はオビ=ワン率いるゴースト・カンパニーが活躍します。

 タイトルの「Innocents of Ryloth」は、トワイレックの少女、ヌーマのことを指しているのでしょう。
 戦争によって、住んでいた街や家、そしておそらくは家族や大切な人も失ってしまったヌーマ。瓦礫となった家で、大事にしていた人形を見つけた彼女が泣きじゃくるシーンは心に迫るものがあります。

 このヌーマがワクサーとボイルに対して呼んでいた「ネラ」という言葉は、ラストのオビ=ワンが言うように「兄弟」という意味。お互いを兄弟と呼び合うクローントルーパーにとっては、最上級の親しみを込めた言葉となったことでしょう。

 ラスト、オビ=ワンがキャノンを操作して分離主義者を攻撃するシーンで、砲台の照準がタッチパネル式ということがわかります。『スター・ウォーズ』ギャラクシーにもタッチパネルがあったのか!まさにDS感覚・・・

 ちなみに、戦略ドロイドのTX-20が指揮する指令センターのスクリーンに、オーラベッシュで「COMIC RELIEF」と出てきます。『クローン・ウォーズ』のギャグキャラはバトルドロイドにジャージャーと、ほぼ決まっていますね・・・

【オマージュポイント】
・分離主義者が使うプローブドロイドは、『帝国の逆襲』に登場したプローブドロイドを小型化したようなモデルで、効果音もあの音です。

・ワクサーとボイルが、食べ物をあげてヌーマと親しくなるのは『ジェダイの帰還』のレイアとウィケットのシーンを彷彿とさせます。

・『クローンの攻撃』でアナキンがリークをなだめたように、オビ=ワンがフォースでガットカーをコントロールします。

・分離主義者が使うディスプレイパネルは、『新たなる希望』のミレニアム・ファルコンにあるスクリーンと似たデザイン。

 次回、「クローン・ウォーズ」は「ライロスの解放(Liberty on Ryloth)」!ついにメイス・ウィンドウが戦場へ!ライロスに自由が来る時は訪れるのか・・・

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