「クローン・ウォーズ」第9話「闇のマント(Cloak of Darkness)」レビューです。
1話前のエピソード「型破りなジェダイ(Bombad Jedi)」で、共和国軍に捕らえられたヌート・ガンレイ。ジェダイ評議会は、護送任務にルミナーラ・アンドゥリとアソーカ・タノを派遣し、厳重にコルサントまで警備することに。
一方、ダース・シディアスとダース・ティラナスことドゥークーは、ガンレイが尋問によって秘密をバラさないか懸念していた。ドゥークーは、アサージ・ヴェントレスを送り出してガンレイの開放を指示。
護送中のヴェネター級スター・デストロイヤーの船内では、ヌート・ガンレイがルミナーラとアソーカの尋問を受けていた。無罪を訴えたガンレイにアソーカは激怒し、ライトセーバーで脅しをかけてしまう。
ルミナーラは恐怖はジェダイの武器ではないとアソーカを戒めるが、臆病者のガンレイは怖がらせることによって口を割らせることが出来るとアソーカは考えていた。事実、ガンレイは交渉を切り出してきた。
ちょうどその時、スター・デストロイヤーが分離主義者の攻撃を受けた。上陸船がスター・デストロイヤーに突き刺さり、中からドロイド軍が乗り込んできた。ルミナーラはアソーカを残し、侵入したドロイド軍の応戦へと向かう。
ドロイドとともに侵入したのは、アサージ・ヴェントレス。ドロイド軍に攻撃させている間に、換気口を通りエンジン室に破壊工作を行い、ガンレイが捕らえられている独房へ向かう。アソーカは単身、アサージとライトセーバーで戦うが追い込まれてしまう。
その時、ドロイド軍を一掃したルミナーラが駆けつけた。2人でアサージを追い詰め、降伏させたその時、アサージがエンジン室に仕掛けた爆弾が爆発。混乱に乗じて、逃走するアサージ。
アサージを追って、燃え盛るエンジン室でルミナーラとアソーカはライトセーバーを手に立ち向かう。しかし、独房では思いもよらぬ人物がガンレイの開放を狙っていた・・・
アサージ、アソーカ、ルミナーラと、女ジェダイの戦いが見られるエピソード。ライトセーバーでの対決がメインのアクションとなっています。
また、劇場版『クローン・ウォーズ』で少しだけ登場したセネート・コマンドーがガンレイの警護に参加。一見、クローン・トルーパーのような装備ですが、彼らはクローンではなく、『エピソード1~3』に登場したセネート・ガードのようなブルーの装甲服となっています。
ドロイド軍の上陸船は、「マレボランス襲来(Rising Malevolence)」のポッドハンターや「ルーキーたち(Rookies)」のドロップシップと同じデザイン。果実を絞るジューサーに似ていることから、「ジューサー」と呼ばれているそうです。
【オマージュポイント】
・エンジン室にいたトレッドウェルドロイドに付いていた数字の「327」は、『スター・ウォーズ』で頻繁に出てくる数字。第5話「ルーキーたち(Rookies)」にも登場していました。
・『スター・ウォーズ』のオマージュではないのですが・・・エンジン室のデザインは「超時空要塞マクロス」の重力制御システムのオマージュとなっています。やはり、制作スタッフは日本のアニメも結構見ているみたいですね。
次回『クローン・ウォーズ』は「グリーヴァスのアジト(Lair of Grievous)」!グリーヴァス将軍の隠れ家へ潜入するキット・フィストー!彼らを待ち受ける罠とは?!ついにやってきた竹内敦志氏監督作品です!
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