東京ディズニーランドのアトラクション「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」が、ついに5月7日(火)にリニューアルオープン!
2012年4月1日の「スター・ツアーズ」最終日以来、約1年振りにバージョンアップして帰って来たこのアトラクションを、リニューアルオープン初日に体験してきました!
新「スター・ツアーズ」オープニングセレモニーの様子
当日は、東京ディズニーランドの開園前にオープニングセレモニーが開催され、自前のコスチュームで選ばれた方々をはじめ、招待された200名のゲストがシンデレラ城前に集合。
残念ながら私は参加出来なかったので、その模様がわかるニュースをご紹介。
MANTAN WEBでは、オープニングセレモニーの写真はもちろん、映像があるため雰囲気がよく伝わってきます。
オープニングセレモニーには、ダース・ベイダー率いる帝国軍も登場。反乱軍のスパイを探しますが、結局見抜くことが出来ず・・・セレモニーでダース・ベイダー日本来襲プロモーション動画のオチがつくかと思っていましたが、日本全国を周った末にこんな事で良いのでしょうか・・・?
そして、セレモニーにはなんとジェダイ・ミッキーとレイア・ミニーが登場!海外のディズニーリゾートでは、「スター・ウォーズ ウィークエンド」に登場するのでおなじみですが、東京ディズニーランドには初登場です!まさか東京に現れるとは思わなかった!
ねとらぼには、ジェダイ・ミッキーとレイア・ミニーの画像が多く掲載されています。
また、こちらの記事によると日本ではジェダイ・ミッキーとレイア・ミニーは、今回がおそらく最初で最後の登場とされています・・・そんなことを言わず、今後ももっと登場させるべきでしょう!
ガジェット通信には、シンデレラ城前からの移動~「スター・ツアーズ」前でのC-3POとR2-D2の登場までの流れも紹介されています。
そして、東京ディズニーリゾート・ブログには、ジョージ・ルーカスからのメッセージ動画も寄せられています!
24年前の「スター・ツアーズ」オープニングセレモニーには来日したルーカスでしたが、東京ディズニーランドでのリニューアルオープンを忘れていたわけではなかった!
リニューアルされた「スター・ツアーズ」の外観
さて、開園時間となり、いよいよパーク内へ!目指すはトゥモローランド!
リニューアルされた「スター・ツアーズ」の外観が見えてきた!テンションが一気に上がる!
アトラクションの建物は旧「スター・ツアーズ」のグレーから、印象的なブルーを基調とした色合いに。エントランスも右手側に変更され、ガラス張りだった部分も壁面となりました。
しかし、屋上のパナソニックアンテナは健在!これではスポンサーではなくなっても、まだスポンサー効果があるのでは・・・
「スター・ツアーズ」前を素通りし、まずはファストパスの取得へ。多くのゲストが殺到し、「グランドサーキット・レースウェイ」近くまで行列が!
スタンバイの列もショーベース前まで続く人気ぶり。当日は、よく晴れていて涼しい風が吹き、5月らしい心地良い天気でした。
そして、エントランスまでやって来た!海外の「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」と同様のデザイン。
この日はスタンバイで200分以上の待ち時間も記録したものの、実際の待ち時間はもっと短かった印象。40人乗りのスタースピーダー1000が6台で運行しているので、回転はかなり早く、午前中を過ぎると圧倒的な行列はひと段落。
スペースポート・アライバルホール
アトラクション内に入るとエントランス側の壁面に、この「スペースポートTHX1138」の案内や、スタースピーダー1000などの各種設備の紹介、それぞれの行き先の惑星の広告などが映し出されており、ガラス張りで開放的だった旧「スター・ツアーズ」からガラリと変化。
スタースピーダーがハンガーに載っている点は変わりませんが、壁面に投影される映像に合わせてカラーリングが変化!
照明によって、「スター・ツアーズ」をはじめとした各旅行会社(ベスピン・ダイレクト、エア・オルデラン、タトゥイーン・トランジット、ダントゥイン・エクスプレス、ナブー・スペースラインズ)のスタースピーダーをイメージさせます。
また、「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」は『エピソード3/シスの復讐』と『エピソード4/新たなる希望』の間という設定で、旧「スター・ツアーズ」よりも前の時代であるためハンガーの柱に付いていた傷跡はなく、真新しくなっています。
ゲストがやって来たのは、「スペースポートTHX1138」という設定。ルーカスの商業映画デビュー作『THX1138』へのオマージュだ!そのまんま過ぎだろ!
「スペースポートTHX1138」の案内映像。バゲージクレームやドロイドクレーム、ベビーセンターやデューティーフリーエリアなど、空港らしく様々な設備があります。
「スター・ツアーズ」社は、Xウィングと呼ばれるエリアにあります。これも面白いけどそのまんま過ぎ!
さらにスタースピーダー1000の紹介映像では、製造した「SACUL宇宙航空」の広告が放映。こ、これは「ルーカス(Lucas)」の逆さ読みだ!
「スター・ツアーズ」関連の設定はこんなのばっかりで、まんま特撮工房な感じの「ILM機械工業(Interstellar Lightspeed Manufacturing)」、逆さにしたらそれっぽくなった「ウォーカースカイ監視ネットワーク」など、『スター・ウォーズ』関連のオマージュが満載!
セキュリティカメラは、シス・プローブ・ドロイドを連想させるようなフォルムですが、2つのカメラの位置によって、ミッキーマウスのようなシルエットに!
スタースピーダー1000が行く惑星の観光案内映像も、様々なパターンが。こちらはレイアが育ったオルデラン。『エピソード4/新たなる希望』の前の時代なので、まだ健在です。
二重太陽に砂丘、ジャバの宮殿とセイルバージと名物を余すことなく取り入れたタトゥイーンの観光案内映像。「無限の彼方」って、スペースレンジャーのおもちゃを思い出すようなフレーズだな・・・
ホスではブリザードの中、トーントーンに乗って楽しめます。下手すると観光どころではなく遭難しますね。
ナブーは、水中都市をご紹介。この写真の左手側に、なんとピクサーアニメ『ファインディング・ニモ』で人気となったカクレクマノミのようなオレンジ色の魚が泳いでいる?!
惑星の観光案内映像は、この他ムスタファーやダゴバ、ヤヴィン4などもありました。
「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」は、『エピソード3/シスの復讐』と『エピソード4/新たなる希望』の間の帝国の支配の時代なので、帝国軍への入隊広告も流れます!
「銀河を見ないか」、「いますぐ帝国軍に入隊を」、「さぁ、ストームトルーパーになろう!」と、勇ましいフレーズが「帝国のマーチ」と共に流れます!
さらに、ルークやハン・ソロ、レイア、オビ=ワンやヨーダらの帝国が追っている反逆者の告知も登場。ルーク達が追われるとなると、『エピソード4/新たなる希望』の後でなければならないような・・・
このエリアは全体的に、旧「スター・ツアーズ」が環境音ばかりでBGMがなく、いかにも空港な雰囲気の演出だった事に対し、「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」ではジョン・ウィリアムズによる『スター・ウォーズ』の名曲が大音量で鳴り響いているので、「映画の世界に飛び込む」という印象が強く、気持ちが一気に高鳴る!
また、これらの映像は東京ディズニーランド独自の演出なので、海外からも注目を集めていることでしょう。
スターツアーズ・コンコース
次のメンテナンスベイは、旧「スター・ツアーズ」から大きく変わることはなく、C-3POとR2-D2がスタースピーダー1000を点検するという構図のまま。ただ、キューライン沿いの液体が入っていたタンクは取り除かれています。
頭上のスペースにいるモン・カラマリも照明が若干異なる程度で旧「スター・ツアーズ」と同様。
巨大モニターも健在で、出発便の案内や各地の天気予報、「スター・ツアーズ」社のCMなどが流れます。「スター・ツアーズ」社のCMは、最後にアリー・サン・サンが超早口で膨大な注意事項をしゃべり、インチキくさい会社であることがわかります・・・
登場する惑星は、スピンオフなど『スター・ウォーズ』ギャラクシーの地名を総動員しておりかなりマニアック!わからない地名も多かったです・・・
セキュリティエリア
次のエリアに入ったすぐ右手に、Fシリーズドロイド2体とRXシリーズドロイドが「ホーンテッドマンション」の3人のゴーストヒッチハイカーと同じくヒッチハイクをしようとしている!
「ホーンテッドマンション」のパロディとは、ディズニーランドファンにも楽しめる仕掛け!これらのドロイドは旧「スター・ツアーズ」にも登場するので、ヒッチハイクが出来ず、このまま旧「スター・ツアーズ」の時代までここで働くことになった・・・とも想像出来ますね。
旧「スター・ツアーズ」のレアキャラ、マウスドロイドがカゴの中に!これまでなかなか見られなかったので、至近距離で見られるチャンス!
同じく旧「スター・ツアーズ」にもいたバード・ドロイドも、カゴの中に。これらのドロイドも、そのまま旧「スター・ツアーズ」の時代まで居着いてしまったのかも知れません。
各種Rドロイドやピットドロイドまで、新たなドロイドが増えています。
旧「スター・ツアーズ」ファンは感涙のRX-24、キャプテン・レックスだ!時折、旧「スター・ツアーズ」のセリフをしゃべり、旧「スター・ツアーズ」の面影を感じさせる要素を残してくれたのはうれしい限りです。
さらに、旧「スター・ツアーズ」では延々とドロイドを修理し続けていたG2-9Tは、手荷物のスキャンの仕事をしています。ここでは、ジャバの荷物にメタルビキニが入っているなどなど、様々なネタが登場しますがあまり見られませんでした・・・今後の搭乗時に期待!
壁面には、ジャワやドロイド達など様々な旅行者のシルエットが見られます。
搭乗前検査では刃物類に加え、ブラスターやライトセーバーも持ち込み禁止とされています・・・
旧「スター・ツアーズ」に引き続き、G2-4Tも登場し搭乗者の検査を行っています。右上のセキュリティカメラの形がミッキーマウスになっている!
このセキュリティカメラの前を通ると、G2-4Tの後ろにあるサーモグラフィーに映し出されます!こちらの写真では、「スター・ツアーズ」搭乗前でテンションの上がったみんなが「イエーイ!」とやっているのがわかりますね。
搭乗エリア
ついに、スタースピーダー1000に搭乗するボーディングコンコースまでやってきた!構造は旧「スター・ツアーズ」と同様ですが、照明がブルーのライティングに変更となりクールな印象に。
また「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」は3D映像のアトラクションのため、フライトグラス(3Dメガネ)のラックが設置されました。
スタースピーダー1000への搭乗タラップも、基本的には旧「スター・ツアーズ」と同様。「スター・ツアーズ」特有の油圧のにおいは1年振りだ!
「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」のボーディングコンコースのモニターでは、旧「スター・ツアーズ」と同じく出発前のスタースピーダー1000の様子や、搭乗時の注意事項を説明する映像が映し出されます。もちろん、内容はまったく新しい映像。
フライト準備中のスタースピーダー1000は、背景なども含めてCGかと思いますが、旧「スター・ツアーズ」のミニチュアの方が存在感があったなぁ・・・
パイロットドロイドのAC-38に代わり、C-3POがスタースピーダー1000のシステムチェックのため、コクピットに座ります。これが、後にとんでもないことになろうとは・・・
搭乗時の注意事項を説明するのは、アリー・サン・サン。
搭乗時の注意事項ビデオは、基本的に旧「スター・ツアーズ」と同じですが「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」の時代設定に合わせ、乗客達は『スター・ウォーズ』新三部作と同様の衣装デザインになっています。
登場する種族も、ジャワ、ビス、トワイレック、イシ・ティブ、モン・カラマリ、クオレン、ウーキーに加え、『スター・ウォーズ 特別篇』でシスタヴァネン・ウルフマンと差し替わったパシスヒップ、『エピソード3/シスの復讐』に登場したパウアンも確認出来ます。
座席の下のネットにしまわれる、イウォークのぬいぐるみがかわいい!
新しくなった「スター・ツアーズ」ロゴ。あの効果音は旧「スター・ツアーズ」と同様です!
「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」ではスタースピーダー1000がタラップまで到着しドアが開くまでを映し出しており、より搭乗までの臨場感がアップ!
いよいよスタースピーダー1000に搭乗です!
スタースピーダー1000搭乗! 「スター・ツアーズ」行き先ルートほぼ制覇も、 ホスにだけ行けず…
今回もスター・ツアーズ最終日の時のように、『スター・ウォーズ』ファン40人でスタースピーダー1000の1台貸し切りフライトを敢行!
待ちに待った「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」のオープン初日とあって、スタースピーダー1000のキャビンは出発前からボルテージMAX!
乗客全員が拍手喝采する中、スタースピーダー1000が発進し、ミレニアム・ファルコンと共に宇宙を飛び回る『スター・ウォーズ』ファンならば夢のシチュエーションに一同大盛り上がり!
ポッドレースで優勝すれば大歓声、バズ・ドロイドと戦うR2-D2をみんなで応援!
旧「スター・ツアーズ」に比べ、映画のキャラクターが多数登場し、劇中のシチュエーションの再現も多く、3D効果と相まってまさに映画の中に飛び込んだかのような体験!これは何度乗っても楽しめます!
次にどこの惑星に行くのかがわからないドキドキ感を40人全員で見守るのも、行き先がランダムで変わる「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」ならではの楽しさでした!
「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」は、以下の順番で各ルートに分かれて進行します。
1.ダース・ヴェイダー or ミレニアム・ファルコン
2.タトゥイーン or キャッシーク or ホス
3.ヨーダ or アクバー or レイアからのホログラムメッセージ
4.コルサント or ナブー or ジオノーシス(デス・スター)
そして、何回かスタースピーダー1000貸し切りフライトを行ううちに、ホス以外のルートは全て制覇。
これ以降の貸し切りフライトでは、最初のハイパースペース・ジャンプの際に「ホス!」コールが!
「ホスに行きたい!」という思い・・・タトゥイーンやキャッシークに着いてしまった時の落胆・・・この一体感はなかなか味わう事が出来ないはず!
結局、この日はホスには行けずじまい・・・いつの日か、氷の惑星のバケーションに行ってやるんだ!
「スター・ツアーズ」出口通路
スタースピーダー1000での旅が終わった後の通路には、各惑星のイメージボードが設置されています。乗った後も様々な仕掛けがあった旧「スター・ツアーズ」と比べると、かなりシンプルになりました。こちらは銀河の中心・コルサント。
美しい雲の惑星、ベスピン。
気高い人々が暮らすナブー。
「スター・ツアーズ」リニューアルオープン 初日の配布物
さて、この日の配布物をご紹介。
まずは、東京ディズニーランドのその時期のイベントやショーのスケジュールが掲載された冊子「Today」の表紙がダース・ベイダーに!冊子内でも「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」が紹介されています。
また、「スター・ツアーズ」エントランス付近ではフリーペーパー「ギャラクシー・トラベラー」が配布されていました。
これは、銀河観光ガイドの体裁で「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」を紹介する内容。スタースピーダー1000や、行き先惑星の紹介に加え、オーラベッシュのアルファベット対応表まで掲載。
『スター・ウォーズ』ギャラクシーで配布されているかのような構成なので、設定好きのファンにはたまりません!
帝国の施政下なので、こちらにも帝国軍入隊の広告が!また、一部グッズの紹介も。パン・ギャラクティック・ピザポートの広告というのも、印刷物としてはなかなかないですね。
ショップでは「スター・ツアーズ」グッズを販売 『スター・ウォーズ×ディズニーコラボグッズも!
また、「プラネットM」や「トイ・ステーション」といったショップでは「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」グッズや、『スター・ウォーズ』とディズニーのコラボグッズを販売。
『スター・ウォーズ』×ディズニーのコラボグッズは、東京ディズニーランドでは初となるため、売り場は盛況でした!
「スター・ツアーズ」ロゴと3Dメガネをかけたミッキーを重ねた、赤をベースとしたデザインのグッズは、リニューアルオープン日から販売の商品。その他、パーク外でも販売されている『スター・ウォーズ』グッズも扱っていました。
ライトアップされた「スター・ツアーズ」
夕方になると、「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」は青白いライトアップに包まれます。
エントランスも昼間の雰囲気とは異なり、ブルーのライトアップが遠くからでも目立ちます。
ちなみに、舞浜駅から東京ディズニーランドへ続くペデストリアンデッキには、「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」のアトラクションポスターが掲出されています。入園しなくても、これは見られる!
新しくなった「スター・ツアーズ」 これからも楽しい思い出を作り続ける
ついにオープンした「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」。旧「スター・ツアーズ」オープン時を彷彿とさせるような盛況っぷりで、しばらくはパークの中でも目玉アトラクションとなりそうです(しばらくすると、スムーズに乗れてしまうでしょうが)。
今回は、ホスのみ行くことが出来ませんでしたが、旧「スター・ツアーズ」は約23年間も運行し続けたことを考えれば焦る必要はない!
「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」も、これから様々な大切な人達と、たくさんの思い出を銀河に作り続けるはずです。
ホスへの旅行、また今日見きれなかったドロイド達のおしゃべりや「スター・ツアーズ」のCM映像は、また今後旅する時のお楽しみにします・・・
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