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「スター・ウォーズ レジスタンス」ディズニーXDでレギュラー放送開始!木村昴さん/佐藤美由希さんインタビュー

スター・ウォーズ レジスタンス

© & TM 2018 Lucasfilm Ltd.

 新作テレビアニメシリーズ「スター・ウォーズ レジスタンス」のレギュラー放送が、ディズニーXDにて1月12日(土)10:30よりスタートします。

 昨年2018年12月には、ディズニーXD、Dlife同時で日本初放送された「スター・ウォーズ レジスタンス」。レギュラー放送は、まずは有料チャンネルのディズニーXDからスタートです。

『スター・ウォーズ』新作テレビアニメシリーズ「スター・ウォーズ レジスタンス」が、日本のディズニーXD、Dlifeにて12月9日(日)に同時日本初放送!邦題、日本版ポスターアートも公開。

 初回放送は、12月に放送されたパイロットエピソードである「スター・ウォーズ レジスタンス/スカウト」となっているので、年末の放送を見逃していても最初から見られます!

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 ディズニーXDでのレギュラー放送に先立ち、カズーダ・ジオノ(カズ)役の木村昴さんと、トーラ・ドーザ役の佐藤美由希さんのインタビューが行われました。

 『スター・ウォーズ』アニメーションへの出演を決めたオーディションから役作り、そして知られざる吹き替えの舞台裏までが語られた対談を、ここでご紹介します!

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カズ役木村昴さん、
トーラ役佐藤美由希さんインタビュー!

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――今回、「スター・ウォーズ レジスタンス」への出演が決まった時のお気持ちをお聞かせください。

木村さん:めちゃめちゃテンションが上がりました。言わずと知れたスター・ウォーズじゃないですか。声優でスター・ウォーズやディズニー作品に出ることを目標にしている人って多いんですよ。僕は特に目標にしていました。スター・ウォーズもそうですけど、ディズニー作品が大好きで、いつか出たいなとずっと思っていた分、とても嬉しかったです。

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佐藤さん:実はオーディションを受けた時、私史上一、二番目ぐらいの早さで終わったんです。これはうまくいかなかったパターンかなと思って、「じゃあ何が良くなかったのかな」ってしょんぼりしながら帰ったんです。それで後日事務所から「決まりました」っていう連絡がきたんですけど、正直信じられなくて。もちろんうれしかったですけど、「あのスター・ウォーズに私が出ていいのだろうか」っていう驚きの方が最初は強かったかもしれないです。

木村さん:僕もオーディションは割と緊張しました。作品を好きすぎると「何としても出たい」っていう気持ちが出すぎて、空回りするんですよ。それをなるべく出さないように抑えた雰囲気で頑張りました。

佐藤さん:それ、わかります!

木村さん:声優あるあるだと思います。好きすぎると知識もありますから、「こんな感じかな」「こういうのが求められているのかな」って狙ってしまうことがありますね。でも、実は全然違うっていうことが多いんです。

――オリジナル版の声優さんの演技は、意識されましたか?

佐藤さん:トーラの表情や言葉のニュアンスを演技のヒントとして意識させていただきました。ただ、特別にオリジナル版を重視して演じたという感じではありませんでした。

木村さん:吹き替えの醍醐味は、本来であればオリジナルであるものを日本語で伝えることなので、なるべく寄せたほうがいいだろうなとは思ってはいるんです。でも「スター・ウォーズ レジスタンス」は、各キャラクターたちがとても個性的なので、オリジナル版のものにプラスして、もっと面白くしようと思っています。

もちろんオリジナルが面白いのは当然ですけど、せっかくなら日本の人たちが観てくださるように、プラスアルファで何かしたいなという気持ちがあります。自分のキャラクター(カズ)については、よりコミカルになるように意識したつもりです。周りの皆さんもそうしていると思いますよ。

佐藤さん:そうですね。日本語版として、面白くしていこうっていう感じです。

――本作は、3Dアニメーションなのに、セル画のアニメに近いという印象でした。吹き替えについても、そういう作品に声をあてているという感覚のほうが近い感じかと思いますが、いかがですか?

木村さん:僕はそうかもしれないですね。実写の吹き替えとはまた違うし、どちらかと言うと2Dのアニメーションに近い感じのお芝居になっている気がします。

佐藤さん:(実写とアニメーションの)間ぐらいのイメージですよね。

木村さん:ただお芝居の熱量は、実写に近い感じですよね。海外のアニメーションの作り方の特徴だと思いますけど、余計な動きをあまり入れない。絵と音楽で楽しんでもらうっていうところに特化しているという意味では、実写に近いのかなと思います。アニメーションって動いてれば全部音入れるみたいな部分はあるので、そこは最初慣れるのに大変でした。音は実写なんですけど絵はアニメーションなので、動いているとついアドリブを入れたくなっちゃうんです。

――むしろアドリブを入れないよう気を付けたといった感じでしょうか?

木村さん:そうなんですよ。(笑)セリフとオリジナル版の役者さんが演じている声を忠実に、(セリフの)分量は忠実に、熱量はプラスに意識したつもりです。

佐藤さん:私は逆に、(実写の)吹き替えをやらせて頂く事が多いので、世界観にするっと入れた感じはしました。普通のアニメーションでありつつ、コミカルに作られている部分もありますけど、実写のリアリティが入っている感じがしましたね。

スター・ウォーズ レジスタンス

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――本作は、スター・ウォーズの中でも、特にレースや空中戦といった部分に焦点が当てられていますが、世界観や物語に関してはどのような印象をお持ちですか?

木村さん:すごいですよね。実写には実写の迫力があると思うんですけど、これはアニメーションで表現できる部分において一番胸アツな作り方しているというか、アニメーションの飛行機の飛び方、リングにぶつかってクラッシュする感じとか、迫力がとにかくすごいんですよ。

あとやっぱりキャラクターたちの動き方やリアクションのコミカルさが観ていてとにかく楽しいですね。でもやっぱり飛行機はすごい。レーサー用も運搬用もあって、種類がいっぱいありますからね。レジスタンスが乗ってくるものとか、ストームトルーパーたちのものとか、あとバイクみたいなのもありますしね。

佐藤さん:3Dならではかもしれないですけど、飛行機がすごい近くを通るので、スピード感とか風も感じられるような映像ですよね。

木村さん:あと実写にはない大きな特徴として、色ですね。色が本当に鮮やかなんですよ。

佐藤さん:さっきも木村さんと「ニークが思っていたよりも緑だよね」って話していたんですよ(笑)

木村さん:裏話なので、どこまで話していいかわからないですけど、アフレコの段階では(映像が)白黒なんですよ。だから今日改めてポスターを見たんですけど、ニークを白黒で見ていた時は黄色をイメージしていました。

佐藤さん:私は、黄緑くらいかと思っていました。

木村さん:黄色は服だったんですね。

佐藤さん:むしろ大正解といっても過言ではないですね。

木村さん:白黒だと変な先入観があって、それにしか見えてこなくなっちゃうんですよ。だからカズが緑のジャケットで結構びっくりしました。やっぱり色が入ると、またこのレースのシーンがいいんですよね。

佐藤さん:迫力が増して見えてすごく格好いいです。トーラも、水色とオレンジのコントラストなので、色がついているとやっぱりかわいいですよね。

――それぞれ演じられているキャラクターについてはいかがですか?どういうキャラクターで、どういう部分を出していこうか、などありますでしょうか?

木村さん:カズはとにかく純粋でピュア。戦略的で大人っぽい考え方ではなく、シンプルに「助けたい」とか「役に立ちたい」っていうところで突き動かされているところですよね。『ここにはこういう思いが隠されていて、こういう芝居をしている』というのではなく、一言一句その場でピュアに出てきたものだっていうのを意識してやるようにしています。物語を盛り上げるポジションとしてコミカルで、ヘタレだったり自信がなかったりする部分もあるけど、巻き込まれていくうちに心持ちが強くなっていく。

自分で選択できるようになったり、ひとりで立ち向かってみたりといった、成長の部分もちょっとずつ積み重ねていけたらいいなとは、最初の段階から思っています。演じさせて頂いている僕らも、回を追うごとに理解ができて、「次はこうしてみよう」と思うことはあるので、キャラクターの成長という意味では僕らも歩幅を合わせて成長させて頂いています。

――自身のお父さんからの自立もテーマになっていますよね?

木村さん:そうなんです、カズのお父さんがすごく怖いんですよ。「お前は○○で、○○はダメだ」のように、今までカズのすべてを決めていたんです。そこに初めて反発して、そしてスパイ活動を始める。今後、お父さんとの関係でも成長しているところが伝わればいいなと思っています。

――佐藤さんはいかがですか?

佐藤さん:私が演じるトーラは、自信家で(レースを仕切っている)キャプテン・ドーザの娘で、それでいてエースパイロットで才能もあり、しかも自分がかわいいって自覚していて、傍から見たら女の子から嫉妬されちゃうような完璧な女の子だと思います。でも嫌味がなくて、トーラも抜けているところが多々あるし、そこがすごくチャーミングだなと思いました。無邪気なところが、よりトーラを魅力的にしてくれている要素なのかなと思っています。これからカズと触れ合っていく中で、大人に成長していくのかなと思っています。

――デコボコだけど、足りないところを補い合っているといった感じでしょうか?

佐藤さん:そうですね。トーラは同年代の友達があまりいないからですかね。

木村さん:周りからも嫌われていますから。

佐藤さん:嫌われてないですよ(笑)無邪気さでカバーしています。

木村さん:たぶんいいコンビになっていくと思いますよ。

――コンビといえば、ドロイドが一人一体ずつ付いているのがいいですよね。

佐藤さん:可愛いですよね!すごく羨ましいです。

木村さん:BB-8って、言葉は発さないじゃないですか、でも話数を重ねていくうちに(BB-8が何と言っているのか)分かってきたんですよ。カズと会話するシーンが多くて、台本にも「BB-8:SE(効果音)」って書かれているんですけど、そう書かれているのを見ても会話できるようになってきました。

佐藤さん:さすが、回を重ねるとちゃんと相棒になっていくんですね。

木村さん:BB-8が可愛いですよ。ここも見どころの一つですね。

――トーラも持っていますよね?

佐藤さん:お世話ロボットみたいなドロイドです。

木村さん:超リアルなやつ!可愛くないって言ったらあれですけど(笑)

佐藤さん:BB-8よりも大きい(笑)でも頼りになるんです。

――最後に、本作の見どころを一言ずつお願いします。

木村さん:非常にコミカルなので幅広い年代の方に観ていただけるのではないかと思っています。お子様にも観て頂きたいですし、ご家族で観て頂いても非常に楽しめる内容になっていると思います。また、スター・ウォーズ好きからしても胸アツなシーンがたくさんありますので、楽しんで頂けたらなと思います。心を込めてやったので是非ご覧ください。

佐藤さん:すごい色合いもきれいですし、ポップだし、ドタバタでコミカルなシーンがたくさんあって、もちろんシリーズを通してアクションシーンやかっこいいシーンもありますので、いろんな方々に楽しんで頂ける作品だと思います。

アメリカでは「レジスタンス」シーズン2放送決定!

 この木村昴さん、佐藤美由希さんのインタビューですが、もともと英語でのオリジナル声優の演技がある中でどのように日本語で吹き替えをしていくか、また海外アニメは日本アニメよりも実写寄りの演技であるといった、声優としてのアプローチ方法のお話がとても興味深いところでした。

 また、モノクロ映像でアフレコ収録をしているという裏話も!演じる際に、想像力が必要になるでしょうね…

 こうしたお話を伺うと、字幕版と日本語吹き替え版の違いなどもより面白く感じられそう!

 シリーズを通してのキャラクターの成長も演技で表現されていくということで、今後の「スター・ウォーズ レジスタンス」のシリーズの進行も楽しみなところですが、ちょうど現地時間1月9日には「スター・ウォーズ レジスタンス」シーズン2が、2019年秋にディズニーチャンネルにて放送されることが正式発表されました。

 シーズン1でカズとトーラに出会った木村昴さん、佐藤美由希さん。今後もその声で、カズとトーラのストーリーを彩られていくことでしょう。

記事作成ご協力:ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社