1999年7月10日に『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』が日本で公開されてから、本日で20周年を迎えました!
この『エピソード1/ファントム・メナス』日本公開20周年を記念して、先日募集させて頂いた「『エピソード1』との出会い」についてお寄せ頂いたエピソードをご紹介していきます。
今回は、ペプシ『スター・ウォーズ』キャンペーンのグッズのコレクターであるPaipuさんの、『エピソード1/ファントム・メナス』との出会いからコレクションの道に踏み出した時のお話を伺います。
『エピソード1/ファントム・メナス』といえば、あのコーラの味、そしてボトルキャップ独特のラバーのにおいを思い出す方も多いのではないでしょうか?多くのファンがボトルキャップを集め、コーラを飲みまくっていた20年前のあの熱い夏。
Paipuさんは、ペプシ『スター・ウォーズ』ボトルキャップシリーズをコンプリートしているのはもちろん、『エピソード3/シスの復讐』キャンペーンのスペシャルボトルキャップのクローントルーパーに至っては1500体を超える数を収集。ボトルキャップだけではなく、販促品などキャンペーンに関するあらゆる物をコレクションしています。
そんなPaipuさんが、自身のコレクションの原点を振り返ります。
この他の『エピソード1/ファントム・メナス』との最初の出会いのエピソードは、以下からご覧ください。
『スター・ウォーズ』ファン、そしてペプシコレクターの「エピソード1」
『エピソード1』との出会いのエピソードとなると、やはり私としてはペプシのキャンペーンが一番の思い出です。
私は当時、小学6年生。その頃はまだ旧三部作をVHSで数度見たことがあるだけで、特に『スター・ウォーズ』のファンというわけではなく、ボトルキャップを集め始めてから映画を観に行きました。
ケンタッキーフライドチキンでアミダラのドリンクカップを買って、それを映画館に持ち込んで映画を見ました(笑)今と違ってゆるい時代でした…
最初はペプシが展開していたペプシマンのボトルキャップを熱心に集めていたため、その流れで新しいシリーズとして数個購入。
隣の家の一個下の男の子がすでに『エピソード1』を見てボトルキャップを集めており、キャラクターの名前を教えてくれました。
「週刊少年ジャンプ」の裏表紙にペプシ『スター・ウォーズ』キャンペーンの広告が出ていて、それを見て「こんなにたくさん種類があるのか…」と驚愕しつつ、ワクワクしたのと同時に、シールをめくってアタリが出ないと手に入らないスペシャルボトルキャップや、抽選で当たるコレクションステージを含めたフルコンプは夢のまた夢に思えました…
親に頼み込んで近所に新しくオープンしたスーパーで500mlを1箱買ってもらいましたが、24本買っても全40種類のボトルキャップが揃うはずは当然ありません。
それどころか、クワイ=ガン・ジンが4つも5つも出るし、C-3POは全然出ないしで、かなりショックを受けたのを覚えています(笑)
その後もコツコツと買い揃えていましたが、すぐに店頭からボトルキャップは姿を消し、そしてスペシャルボトルキャップは全く当たらず…
それからしばらくした8月、1.5Lペットボトルを対象商品として、ボトルキャップが戻ってきました。
C-3POも幾分出やすくなり、ついにノーマルコンプが近づいてきました。最後に残ったのは確か、クイーン・アミダラ(ヘッド)だったと思います。
1.5Lのキャンペーン時のダブルチャンスでスペシャルボトルキャップを2つゲットしました(ダース・モールとヌート・ガンレイ)が、最後までシールをめくって当てることはできませんでした…
中学に入って仲良くなった友達と交換をしたり(この友達は一緒にサイン会に出かけるくらいに『スター・ウォーズ』好きでした)、お小遣いをためて親にヤフオクでスペシャルボトルキャップを購入してもらって、やっとフルコンプを達成しました。コレクションステージまで手に入れたのは、中3くらいだったかな。
コレクターサイトも多数開設されていましたが、今と違ってネット上での交流のハードルが非常に高く掲示板などはROM専だったし、トレードなんかもしたことはありませんでした…
今振り返って、中学生ながら結構根気強くやってたんだなぁ…と感心しています(笑)
この頃は、まさか20年後もペプシのキャンペーンを追いかけているとは思っていませんでした。
気合の入ったキャンペーンで未だに販促品などの全貌がつかめていません。いまだに時々、新しい発見があります。いつか全貌を解き明かすことが出来る日が来ると信じて、コレクションを続けていきたいと思います。
ペプシを追い求め、飲み続けたあの夏に思いを馳せて
『エピソード1/ファントム・メナス』が、本格的な『スター・ウォーズ』ファン、そして20年後も収集しているコレクターとなったきっかけであったという、文字通りの「エピソード1」となったお話でした!
まさに、「すべての伝説には、始まりがある」ですね。
Paipuさんは今年5月に、ペプシ『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』キャンペーンのボトルキャップ、缶やペットボトル、様々な販促品のコレクションをまとめた同人誌「コーラのおまけの本 Episode1」を制作。
この「コーラのおまけの本 Episode1」は、現在中野ブロードウェイの「ROBOT ROBOT 2号店」、また同店の通販サイトで入手出来ます。
また、8月11日(日)に大崎コミックシェルターで開催される「おもしろ同人誌バザール」の3日目にも参加されるとのことです。
【告知】
次回イベント参加は8/11(日)
大崎コミックシェルターで開催される、おもしろ同人誌バザールの3日目に参加予定です。
コミケ帰りにでもいかがでしょうか。
よろしくお願いいたします。#大崎コミックシェルター#おもしろ同人誌バザール#瓶蓋書房 pic.twitter.com/YxfDTNRGhv— 瓶蓋書房 (@Bottlecap_books) 2019年7月7日
私も5月に手に入れたのですが、こんなものもあったのか!という見たことがない販促品や、細部のバリエーション違いまでがまとめられており、ペプシ片手に20年前の夏を思い出すにはうってつけの1冊です。本エントリーの写真は、「コーラのおまけの本 Episode1」に掲載されているものをご提供頂きました(クローントルーパーの写真は除く)。
もちろん、「Episode1」というだけあって2000年春の『エピソード1/ファントム・メナス』VHS発売タイアップキャンペーンまでを収録。
Paipuさんがこの本の奥付で書いているように、2000年代までにあったペプシ『スター・ウォーズ』コレクションサイトは現在ではほぼ見ることが出来ず、こうして紙の本で残しておくというのもまた意義あることだと思います。
汗を流してあちこちのお店を回り、ペットボトルにかかった袋を触ってボトルキャップを探し、冷たいコーラで喉を潤したあの夏。
時は炭酸の泡のように流れていっても、大切なコレクションと、ファン仲間との交流は広がり続けていくのかも知れません。
この他の『エピソード1/ファントム・メナス』との最初の出会いのエピソードは、以下からご覧ください。
2005年より「スター・ウォーズ ウェブログ」を運営。「『スター・ウォーズ』究極のカルトクイズ Wikia Qwizards<ウィキア・クイザード>」世界大会優勝者。ディズニープラス公式アプリ「Disney DX」のオリジナル動画や記事など、様々な出演/執筆も行っています。2010年、『ファンボーイズ』日本公開を目指す会を主宰しました。