「ザ・マンダロリアン」トークパネル現地レポート!会場だけで公開されたフッテージで、何を見たのか教えます【セレブレーション2019】

スター・ウォーズ マンダロリアン

 ディズニー独自の動画配信サービスであるDisney +(ディズニープラス)から配信予定の『スター・ウォーズ』初の実写ドラマシリーズ「ザ・マンダロリアン」。

 「ザ・マンダロリアン」は、10月4日(金)の「スター・ウォーズ トリプル・フォースフライデー」にて『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』とともにグッズが発売解禁されるタイトルで、この秋冬以降に映画と並んで高い注目を集めることになるでしょう。

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 アメリカ・カリフォルニアで行われるD23 Expo 2019では、8月23日(金)に「ザ・マンダロリアン」の発表が行われます。

 その前に、「ザ・マンダロリアン」について現在わかっていることをおさらいしたいと思います。

 「スター・ウォーズ セレブレーション シカゴ 2019」で現地時間4月14日(日)に行われた「ザ・マンダロリアン」のトークパネル「The Mandalorian」は、他の主要トークパネルと同様にライブ映像が配信されていたものの、会場で上映された2つの映像フッテージは配信には含まれていませんでした。

 つまり、一般には「ザ・マンダロリアン」の2つの映像フッテージは会場にいた来場者のみに公開されているという状態です。

 会場では、トークパネル中の写真撮影はスタッフによって止められており、他のトークパネルよりも厳重な態勢となっていました(そのため、ネット上にアップされている「ザ・マンダロリアン」フッテージ動画は、主催者側の意図に反した隠し撮り動画です)。

 この「ザ・マンダロリアン」のトークパネルで一体どのような映像が明かされたのか、現地で見てきた私がレポートします!

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「ザ・マンダロリアン」トークパネルの全容

映像配信会場「ツインサンズ・ステージ」にて観覧

「ザ・マンダロリアン」のトークパネルは、WEB上での事前抽選にて当選すると参加出来るようになっており、また実際にトークパネルが行われる「セレブレーション・ステージ」のほかに、「ギャラクシー・ステージ」と「ツインサンズ・ステージ」の2箇所の別会場で、その模様の映像が配信されました。

スター・ウォーズ セレブレーション

 私が当選したのは「ツインサンズ・ステージ」で、残念ながら映像配信とはなってしまいましたが、新作テレビシリーズに期待する大勢のファンとともにスクリーンを見るという、ワクワク感が共有出来る空間で見られましたし、前述のように会場でしか放映されなかった映像フッテージを見ることが出来ました。

ペドロ・パスカルは、クリント・イーストウッドを役作りの参考に

 登壇したのは、「ザ・マンダロリアン」の脚本と製作総指揮のジョン・ファヴロー、第1話の監督であるデイブ・フィローニ、キャストのペドロ・パスカル、ジーナ・カラーノ、カール・ウェザース。

 ジョン・ファヴローは『2001年宇宙の旅』のTシャツ、『スター・ウォーズ』実写作品を初めて監督することになるデイブ・フィローニはおなじみのカウボーイハットで登場です。

 『ロッキー』のアポロ・クリード役でおなじみのカール・ウェザースは、「I’m so exciting!」と叫びながら登壇し、「アポロ!」コールに対して「I want you! I want you! I want you!」とアポロの名セリフで応えるなど、ノリノリのイメージ通りの人です!

 主演のペドロ・パスカルは、ミステリアスで孤独なガンマンである主人公のマンダロリアンを演じます。

 ペドロ・パスカルは主人公のマンダロリアンを演じる上で、西部劇や黒澤映画といった時代劇のスタイルを織り交ぜており、クリント・イーストウッドの要素も加えたそうです。クリント・イーストウッドを参考にしたとなると、もしかしたらイーストウッド主演の『荒野の用心棒』のようなマカロニウエスタンの雰囲気も感じられるかも知れないですね。

ジーナ・カラーノが演じるカーラ・デューンは、元反乱軍のショック・トルーパー

 ジーナ・カラーノが演じるキャラクター名は、カーラ・デューンであることが明かされました。カーラ・デューンは、元反乱軍のショック・トルーパーであり、一匹狼で社会に復帰することに苦労しているキャラクターと語られます。

 『ジェダイの帰還』の後、反乱軍は新共和国を樹立することになりますが、カーラ・デューンはなぜそこに加わらなかったのでしょうか…

 帝国の圧政をやっとの思いで倒し、反乱軍にとっては望んだ通りの銀河となったはずですが、戦後も兵員それぞれに色々な事情があったのかも知れません。銀河内戦終了後の情勢も、カーラ・デューンを通して語られることが期待されます。

カール・ウェザースが演じるグリーフ・カーガは、賞金稼ぎギルドのリーダー

 そしてカール・ウェザースが演じるのは、賞金稼ぎギルドを運営するリーダーであるグリーフ・カーガ。

 グリーフ・カーガがマンダロリアンにある仕事を紹介することで、「ザ・マンダロリアン」のストーリーははじまります。

「ザ・マンダロリアン」メイキングフッテージ上映!

 キャストからひと言があったところで、会場では「ザ・マンダロリアン」のフッテージを上映することに。会場は大歓声に包まれますが、ライブ配信では映らないとジョン・ファヴローが発言します。

 私がいた「ツインサンズ・ステージ」の方でも、スクリーンが暗転。まさか、ライブ配信とはこの別会場のことも指しているのか…「What?」「Hey!」と、来場者がざわつき始めた中、スクリーンに映像が映って会場はたちまち大歓声!

 ここからは、フッテージの内容を紹介。

 上映されたのは、メイキングシーンと本編シーンが入り混じったフッテージで、荒涼とした雪が積もる惑星のシーンから始まります。灰色の空の下、音を発する追跡装置らしきものを持って歩くマンダロリアン。肩には、「スター・ウォーズ ホリデー・スペシャル」でボバ・フェットが持っていたものと同様のライフルをかけている。

 丸いドアがスライドして開くと、公開された場面写真と同様の構図に。そこはカンティーナのよう。

 ここからは撮影現場が点描され、ジョン・ファブローの口から『ジェダイの帰還』の5年後が舞台であることが明かされる。

※「ザ・マンダロリアン」の時代設定は、以前『ジェダイの帰還』の3年後と言われていましたが、今回のフッテージ映像により5年後ということになりました。

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 明かされたカットの中では、墜落したと思われるタイ・ファイター、スピーダーバイクとスカウト・トルーパー、宇宙ステーションのような施設などを描いたコンセプトアート、またジャワの姿も確認出来る。

 中でも印象的だったカットは、デューバックに騎乗するマンダロリアン!『スター・ウォーズ』初のテレビ特番である「スター・ウォーズ ホリデー・スペシャル」のアニメパートで、パナ・ドラゴンに騎乗したボバ・フェットを彷彿とさせる。

 そして、「ザ・マンダロリアン」の各エピソードを監督するデボラ・チョウ、デイヴ・フィロー二、ブライス・ダラス・ハワード、リック・ファミュイワ、タイガ・ワイティティ(タイガ・ワイティティで場内拍手!)が登場。

 新しい惑星、種族、宇宙船の登場とともに、完璧なつながりと親しみやすさも求めるということを話すジョン・ファヴロー。

 その間も、マンダロリアンが他のマンダロリアンと一緒にいるカットや、『帝国の逆襲』でスノートルーパーが使っていたE−WEBブラスターのような固定ブラスター砲をマンダロリアンが使っているコンセプトアートなどが登場。

 さらにローディアンの登場のほか、ジャワとサンドクローラーの付近に「レイザークレスト」が着陸しているコンセプトアートに、見たことがない新エイリアンが銃を持って走っているアートも。

501st Legionのメンバーが「ザ・マンダロリアン」撮影に参加!

 約3分ほどのフッテージの上映が終わると、場内は大興奮!

 そして「ザ・マンダロリアン」の撮影に、帝国軍の世界的なコスチューミング団体の501st Legionのメンバーが参加したことが明かされました!

 501st Legionは、6名のイギリス部隊のメンバーが『フォースの覚醒』にエキストラ出演していますが、隊員自身のストームトルーパーのアーマーとともに出演したのは、この「ザ・マンダロリアン」が初のこと!

 自身が『スター・ウォーズ』ギャラクシーの一員となり、その上自分が愛用するアーマーが撮影に使用されたプロップになるとは、うらやましい限りです…

 私は会場で、501st Legion日本部隊の方と一緒に見ていたので、隣で彼が興奮する様子にもじーんときました…

新宇宙船「レイザークレスト」は、モーションコントロールカメラと最新技術を融合して撮影!

 続いて、「ザ・マンダロリアン」に新登場の宇宙船「レイザークレスト」のメイキングが紹介。「レイザークレスト」のコンセプトアートからCGモデルを作った上で、3Dプリンターで物理的なミニチュアを作成。

 エンジン部分の光源としてLEDを組み込み、市販されているモデルの部品を流用してディテールアップするキットバッシングを行ったモデルを、ILMのジョン・ノールが自宅のガレージに作り上げた専用のモーションコントロールカメラで撮影!

 この『スター・ウォーズ』オリジナル・トリロジーが創られた手法を、最新技術でブラッシュアップした表現には非常に楽しみになりました。CGで表現するだけではなく、当時の技法を今の最新技術で高めてみたらどうなるのか…というのは常々思っていたので、オリジナル・トリロジーの手触りが残りつつも、飛躍的に表現力を増した映像を期待したいところです。

「ザ・マンダロリアン」本編フッテージの内容を公開

 Youtubeでのトークパネルのライブ配信では、この後しばらくしてから映像が終わります。

 しかし、実は会場ではこの後に「ザ・マンダロリアン」本編フッテージと、予告編の上映が行われていたのです!ライブ配信だけを見ていると上映されたこと自体がわからないようになっているのですが、トークパネルの来場者は一足先に「ザ・マンダロリアン」の一部を見ることが出来ました。

 ここからは、その「ザ・マンダロリアン」本編フッテージと予告編の内容をご紹介。

 もし最終的に配信される「ザ・マンダロリアン」本編が、今回上映されたフッテージから変わらないようであれば、以下では「ザ・マンダロリアン」本編の内容に触れることになります。

 飛ばしたい方は、その感想をフッテージのネタバレなしで述べた見出しのオリジナル・トリロジーの要素を随所に感じ、「ザ・マンダロリアン」の期待はさらに上昇!をクリックしてください。

スター・ウォーズ マンダロリアン

 カンティーナで、カール・ウェザースが演じるグリーフと、ペドロ・パスカル演じる主人公のマンダロリアンが席に着いて話している。マンダロリアンは、あのマスクをしたままで会話している。

 グリーフは、「ベイル・ジャンパー(保釈中の逃亡者のこと)」と連呼しながら、賞金稼ぎのターゲットに関するもの思われるパックを取り出し、テーブルの上に置く。

 マンダロリアンは「俺が全部もらう」と言うものの、グリーフはそれはすべて自分のもので、マンダロリアンに紹介するつもりはない模様。

 「一番高い賞金は?」とマンダロリアンが聞くと、「5000クレジット」とグリーフは返答。それを聞いて、「最近じゃ燃料代にもなりゃしないな」と言うマンダロリアン。

 グリーフによると、1つ仕事があるとのこと。「暗黒街か?」と、興味を持ったマンダロリアンが尋ねると、グリーフは彼にカードを1枚渡し、それを持ってマンダロリアンは立ち去る。

 マンダロリアンは、タトゥイーンやジェダで見られたような、雑多な屋台が並ぶ市場の中を進んでいく。このシーンは、最初に公開された「ザ・マンダロリアン」の場面写真と同じ場所だと思われる。

 市場の屋台の中には、コワキアン・モンキー・リザード(ジャバの宮殿にいたサレシャス・クラムの種族)が、あの姿のまま串刺しになり、炙り焼きされている!こいつら、食えるのか!

 カゴの中では、別のコワキアン・モンキー・リザードがあぶられる串焼きを見て、おびえたようにしている…この一連のカットで会場内は大爆笑!

 ある建物の前にマンダロリアンが立つと、ジャバの宮殿の門にいた目玉の門番ドロイド(TT- 8L/Y7 ゲートキーパー・ドロイド)と同型のものが、扉から飛び出てくる。

 このゲートキーパー・ドロイドは、グリーフから渡されたカードをスキャンし、扉を開けてマンダロリアンを中に入れる。

 扉が開くと、GNMパワー・ドロイドが先導して廊下を進む。『エピソード4/新たなる希望』で登場した時と同様の「ゴンク、ゴンク…」という効果音もあり、会場のファンは反応!廊下を通り、ドアが開いた先の部屋には、帝国の高官らしき人物とストームトルーパーたちが。

 帝国の高官らしきキャラクターを演じるのは、ヴェルナー・ヘルツォークの模様。このキャラクターは、出会ったマンダロリアンのことをこのパーセクで1番の賞金稼ぎであり、雇うと非常に高いとグリーフが言っていたと発言。

 ストームトルーパーたちは、サンド・トルーパーなどではないものの薄汚れており、こうした街でも隠れていることから、帝国が没落したことが感じられる。

 話していたところにドアが開き、オミット・アブダヒが演じる別のキャラクターが部屋に入る。

 その瞬間、マンダロリアンはブラスターライフルをその男に向ける。それに反応して同じくブラスターをマンダロリアンに向けるストームトルーパーたち。

 彼はドクター・パーシング(Doctor Pershing)だと紹介されてもマンダロリアンはライフルを向けたままで、ストームトルーパーたちとブラスターを突きつけ合うが(ストームトルーパーが「4対1だぞ」と言うと、マンダロリアンが「その確率、気に入った(I like those odds)」と『帝国の逆襲』でのハンの「Never tell me the odds」を連想させるセリフを言い、場内またも盛り上がる!)、ヴェルナー・ヘルツォーク演じるキャラクターが互いの銃を下ろさせる。

 席に着くマンダロリアン。

 ヴェルナー・ヘルツォークが演じるキャラクターは、布に包まれていたベスカーをマンダロリアンに見せる。

 ベスカーは、マンダロリアン・アーマーに使われている素材で、マンダロリアン鉄とも呼ばれる合金。ブラスターにもライトセーバーにも耐性を持っており、ベスカーで作られたアーマーは極めて強い装甲となる。

 このベスカーは頭金で、もし標的を生け捕りに出来ればさらに報酬を与えるとのこと。

 マンダロリアンはこの仕事を受け、ヴェルナー・ヘルツォークが演じるキャラクターに情報を聞くと、ID番号などを持っていると言い、標的は50才であるということを明かす。

 また、標的が最後に報告された場所をマンダロリアンに教え、これを他の情報と合わせることで、マンダロリアンの能力があれば、この依頼を終えるのに充分だろうと示唆。

 「ベスカーにとって、マンダロリアンの手に返すことは良いことだ。混乱の時代の後に、物事を元に戻すのは良い」とヘルツォークが演じるキャラクターは言い、マンダロリアンは出口から出て行く。

「ザ・マンダロリアン」予告編

 その後の予告編では、主人公のマンダロリアンの宇宙船である「レイザークレスト」が、先ほどのメイキングで見たモーションコントロールカメラで撮影した映像のように宇宙を飛ぶシーンに続き、カンティーナの席に座るジーナ・カラーノ演じるカーラ・デューンが。

 「あそこにいるのは、ビジネスしに来たんだ」というセリフの後、カーラ・デューンとマンダロリアンの格闘シーンが。さすが格闘家のジーナ・カラーノ、重みのありそうなパンチをマンダロリアンに当ててくる!

 ジャンカルロ・エスポジートが演じるキャラクターが、数人のデストルーパーとともに佇む。

 火炎放射器を持ったストームトルーパーが、建物に対して使用。その外見は、「スター・ウォーズ フォース・アンリーシュド」に登場したインシネーター・ストームトルーパーのようだ!地面には無数のトルーパーが横たわっている。

 この間に、以下のようなモノローグが。

帝国は、手に届くあらゆるシステムを改善する。 安全、繁栄といったあらゆる基準で判断する、帝国のルールと現在起こっていることを比較する。革命の後、世界はもっと平和になっただろうか?外を見ろ。死と混沌以外には何も見えない。

 モス・アイズリーのカンティーナによく似たカウンターを持つ酒場のカットも。続けて、トワイレック、ジャワ、ラブリア(カーデュサイマロック)の種族であるデヴァロニアンが確認出来る。

 屋外のシーンで、IGシリーズのドロイドが回転しながらブラスターを乱射してトルーパー相手に大暴れ!実写作品でIGシリーズドロイドの戦闘シーンが見られるとは!

 さらに、マンダロリアンが「ホリデー・スペシャル」でボバ・フェットが持っていたライフル型の武器でトルーパーに電気ショックを与えている。先ほどの本編フッテージで見たベスカーの取引をしたシーンと同じ場所に見える。

 飛んでくるタイ・ファイター。操縦しているのは、ジャンカルロ・エスポジート演じるキャラクター。マンダロリアンがスローモーションでストームトルーパーの口元を殴り、ヘルメットが砕かれる。

 最後に、ウエスタン風の楽曲とともにタイトルロゴが!

オリジナル・トリロジーの要素を随所に感じ、「ザ・マンダロリアン」の期待はさらに上昇!

スター・ウォーズ マンダロリアン

 トークパネル終了後、配信会場も含む来場者には「ザ・マンダロリアン」の限定ポスターがプレゼントされました!

 「セレブレーション」会場で公開された「ザ・マンダロリアン」のフッテージを見て、本作への期待は膨れ上がりました!

 『帝国の逆襲』に登場した、ボバ・フェットをはじめとした6人のバウンティハンター(賞金稼ぎ)。ボバ・フェットも含めてほとんど登場シーンがないものの、多くが語られないことが想像力を刺激し、その存在感は多くのファンの心を掴みました。

 『新たなる希望』では西部劇のエッセンスを汲んだカンティーナで雑多なエイリアンがうごめくシーンが、そして『ジェダイの帰還』でもギャングスタであるジャバの宮殿のシーンがあり、こうした反乱軍や帝国軍以外の「Scum and Vilanry」な第3勢力は、ファンにとって『スター・ウォーズ』の大きな魅力のひとつになっていたのです。

 『スター・ウォーズ』初の実写ドラマシリーズの題材を、ボバやジャンゴに代表されるようなマンダロリアンのアーマーを着たガンマンが主人公にして、銀河の暗黒街でのならず者たちの戦いとしたのは、上記のようにファンの間での賞金稼ぎなどの第3勢力の人気の高さを考えると、オリジナル作品のために動画配信サービスに入るようなコアなファンのニーズに合致していると思います。

 上映されたフッテージには、随所にファンおなじみのキャラクターや要素が登場しており、これまでジョン・ファブローのInstagramにて明かされた写真からも、コアなファンの心に刺さるような「わかっている」要素を多く用意していることがわかります。ネタがオリジナル・トリロジー中心なのは、『ジェダイの帰還』の後の時代設定上ということと、コアファンの年代も考えてのものでしょう。

 実際に、上映されたフッテージへの会場内のファンのリアクションは大歓声を上げるなど上々でした。

 賞金稼ぎの埃っぽくハードな雰囲気の中、オリジナル・トリロジーのエッセンスを随所に感じるキャラクターや小道具が出てくる「ザ・マンダロリアン」は、映画で例えると『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』が好きな方には合ってくるのではと思いました。

 今後フッテージ映像が大々的に一般公開されれば、人によっては『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』よりも「ザ・マンダロリアン」の方が楽しみになるということもあり得る作品だと感じます。

 「ザ・マンダロリアン」は、アメリカではDisney +(ディズニープラス)にて11月12日から配信開始。その前に、D23 Expoで「ザ・マンダロリアン」のどのような新情報が公開されるのか楽しみです…