Disney+ (ディズニープラス)で配信中の「マンダロリアン」シーズン3 第3話「チャプター19:改心」レビュー/トリビアチェックポイントです。
この記事では、「マンダロリアン」シーズン3 第3話「チャプター19:改心」のレビュー(感想・考察・批評)やトリビアの解説といった、このエピソードをより深く知るためのテキストを綴っています。
この記事はネタバレがございますので、「マンダロリアン」シーズン3 第3話「チャプター19:改心」本編鑑賞後にご覧ください。
「マンダロリアン」シーズン3の他のチャプターのエピソード、シーズン1、シーズン2のエピソードガイドは、以下のカテゴリーからご参照ください。
目次
- 1 「マンダロリアン」シーズン3 第3話「チャプター19:改心」レビュー
- 2 「マンダロリアン」シーズン3 第3話「チャプター19:改心」トリビアチェックポイント
「マンダロリアン」シーズン3 第3話「チャプター19:改心」レビュー
ドクター・パーシングの再起を描く、意表を突いたエピソード
「マンダロリアン」シーズン3 第3話「チャプター19:改心」は、シリーズ構成の中でも意表を突いたエピソードだ。
これまで「マンダロリアン」は基本的にディン・ジャリンを主人公としてストーリーを進めてきたが、「チャプター19:改心」の大半を占めるのはシーズン2以降のドクター・パーシングの後日譚となる。
これはボバ・フェットを主人公として進めていた「ボバ・フェット/The Book of Boba Fett」で、突然ディン・ジャリンの目線から描かれた「チャプター5:マンダロリアンの帰還」のようなシリーズ中での視点・舞台切り替えの手法のようでもあるし、過去や未来のどこかで接点はある者たちの現在を点描していった「キャシアン・アンドー」の作劇も彷彿とさせる。
大画面で見たい、迫力のドッグファイト!
この「チャプター19:改心」は、3つのパートに分かれたエピソード構成だ。
まず、やや長めのアバンタイトルでは、ディン・ジャリン、ボ=カターン・クライズが帝国軍の残党のタイ・インターセプターやタイ・ボマーの部隊とカレヴァラ上空で繰り広げる壮烈なドッグファイトを繰り広げる!
チルドレン・オブ・ザ・ウォッチの教義から許しを得るためにディン・ジャリンは鉱山の泉に入ったものの、泉の底へと沈んでしまい、ボ=カターン・クライズに助けられるという前話「チャプター18:マンダロアの鉱山」のラストの直後から始まると、泉の中に棲んでいたミソソーを目撃したのはボ=カターン・クライズのみだったことがあっさりと明確になる。
マンダロアを後にして、コムルク級ファイターでカレヴァラへと向かう一行はタイ・インターセプターの部隊と遭遇。ディン・ジャリンもカレヴァラに到着後、自身のナブー・N1スターファイターに乗り込み応戦。
大気圏内の水上でのドッグファイトは『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』などでも描かれていたが、このエピソードでは少数の機体による戦闘で、乱戦状態ではなく敵味方がすっきりとした、スタイリッシュな空中戦であることがポイントだ。
機体脇にカメラが取り付けられたようなカットや、コックピットからのアングルといった臨場感のあるショットの挿入が効果的で、峡谷や水しぶきが上がる海辺という舞台もスピード感を演出しやすく、これがドラマシリーズなのかと思うほどのスケール感で満足度の高いドッグファイトシーンとなっている!
『スター・ウォーズ』といえば…なドッグファイトシーンがドラマシリーズでここまで実現出来ていることに、自前の動画配信プラットフォームというビジネスモデルの枠組みの中で、予算面も考慮してより良い見せ方が出来るように映像技術が進歩していると感じ、実写ドラマシリーズが計画されながらも予算内で制作出来る技術がないため進行出来なかった2000年代後半~2010年代前半頃からは、隔世の感がある。
配信オリジナル作品にあまり言ってはならないとは思うが、映画館で観たいと思わせるシーンだった!出来るだけ大画面で鑑賞したいところだ。
硬直した新共和国の組織
タイトル後は一転して、コルサントで新共和国による元帝国軍人のリハビリテーションを目的とした施策、アムネスティ・プログラムに参加するドクター・パーシングの姿を追う。
もともと、心臓病で医者だった母を亡くしたことがきっかけで臓器のクローニング技術があればと立志したドクター・パーシング。「マンダロリアン」シーズン1、シーズン2で描かれてきたように根っからの悪人ではなく、気弱で善良な人間であったため、新共和国の人々にもあたたかく受け入れられる。
しかし、遺伝子工学に通じたドクターというスキルを持っているにも関わらず、与えられる仕事は帝国のゴミ処分場のリスト作りや同盟軍艦隊の退役作業。
捨てられようとしている装置が有効に使えるので保管を進言しても、帝国の技術というだけで新共和国の職員からは強い拒否反応があり、組織のしがらみの中で前例踏襲が第一という始末。
新共和国の組織は一見して平和的だ。高圧的な上官の恐怖におびえる部下はいないし、危険にさらされることもない。失敗しても、帝国のように処刑されることはないだろう。仲間たちとも談笑しながら過ごしている。
しかし、新共和国の組織は樹立してそこまで時間が経っていないにも関わらず、早くも硬直化している。ダメだと言われているものはダメだと思考停止しているし、制度を重視するあまりの各所への確認や手続きの煩わしさ、前例のないことにかかる手間の忌避など、まるで大企業病のようだ。
トップダウンで指示の通り、盲目的に動く組織か、合議的に決めてきた組織なのかという違いが、帝国と新共和国にはあるのだろう。
それにしても、アムネスティ・プログラムのメンバーはコードネームで呼ばれ、ストレスチェックの相手は無機質なドロイド、そして行動制限にマインド・フレイヤーによる文字通りの思想制限、不穏分子を暴くスパイとなるエージェントの存在など、平和と言う名の監獄を通り越した非人道的な不気味さがある。
これではまるで、「キャシアン・アンドー」でのナーキーナ5の施設のようではないか。
これがあの反乱軍が、希望を信じて戦った末に勝ち取った世界なのだろうか?
自分は正しいと強く信じる者の行いほど、やっかいなものはない。元帝国軍人は、パルパティーン皇帝の思想を強く信じ込まされているから信用ならないと言われればそれまでだが、彼らを救うという名目で、差別は顕在化されているのかも知れない。
また、戦闘や冒険ではなく、『スター・ウォーズ』ギャラクシーに生きる人々が当たり前に過ごしている日常生活にカメラを向け、その中に映像以外の媒体のスピンオフで描かれてきた世界とのつながりを感じられるアプローチという面でも、「キャシアン・アンドー」を思い起こさせる。
しかし同じアプローチであるとはいえカメラワークなどの演出や音楽の違いによって、エピソード監督である『ミナリ』のリー・アイザック・チョンによる「チャプター19:改心」と、「キャシアン・アンドー」は異なるテイストとなっているのは面白い。
それぞれの「改心」
最後の3つ目のパートでは、チルドレン・オブ・ザ・ウォッチにマンダロアの鉱山の泉へ入水したことを証明して再び部族に戻るディン・ジャリンと、自身の城を帝国軍の残党に破壊されてしまったボ=カターン・クライズがこちらの部族の仲間となり、シーズン3 第1話からのディン・ジャリンの贖罪についてのストーリーが完結する。
「改心(The Convert)」というエピソードタイトルはよく出来ていて、このエピソードでは教義により過ちを正し、許しを得てチルドレン・オブ・ザ・ウォッチに戻ったディン・ジャリン、ナイト・アウルだったが居場所を失ってチルドレン・オブ・ザ・ウォッチに迎え入れられるボ=カターン・クライズ、アムネスティ・プログラムに取り組んで新共和国のために尽くそうとするドクター・パーシングと、それぞれの改宗や改心が描かれているのだ。
新共和国の元帝国軍人のリハビリテーションプログラム名であるアムネスティ(amnesty)は、罪を赦すこと、恩赦、大赦を意味する。
では、モフ・ギデオンの元部下の通信士官イライア・ケインは、アムネスティ・オフィサーG68となっているが本当に改心して罪を償っているのだろうか?
ドクター・パーシングの杓子定規な新共和国に対する不満につけ込み、騙して、マインド・フレイヤーを高出力にし、おそらくはドクター・パーシングが持つ知識も闇に葬った。
ドクター・パーシングは、知り過ぎてしまった男なのだ。
グローグーについて研究し、ダーク・トルーパーの存在や帝国軍の残党についてよく知るクローン科学者が新共和国の元にいるとなれば、帝国軍の残党にとっては都合が悪いだろう。
ドクター・パーシングは自身の研究について、2人のドナーのDNAのストランド(鎖)を組み合わせ、双方の最高の特質を持ったレプリカを作ることだと語っていた。
グローグーの遺伝子と、他の何者かの遺伝子を組み合わせた生物を作ろうしていたのだろうか?
病で命を落とした母のような人々を救うべく、研究者を志したものの、道を踏み外してしまったドクター・パーシングは、愛する者を救おうとしてダークサイドに堕ちたアナキン・スカイウォーカーを思わせもする(スピーチする場所が、アナキンがパルパティーンから生命を作り出したというダース・プレイガスの伝説を聞いたギャラクシーズ・オペラ・ハウスであるという点も意図があるかも知れない)。
樹立されて間もない新共和国に巣食っているのは組織の硬直化だけではなく、改心したと見せかけて内部から蝕もうとする闇も存在しているようだ。
シーズン3 第1話「チャプター17:背教者」で提示された、チルドレン・オブ・ザ・ウォッチの教義で許しを得て、再び部族の一員として認めてもらうというディン・ジャリンのストーリーはひと段落となった。
アーマラーやパズ・ヴィズラ、そしてボ=カターン・クライズが加わり、再びメンバーを増やしてきたチルドレン・オブ・ザ・ウォッチとともに、ディン・ジャリンとグローグーは今後どのような道を歩むのか。
その道の中で、今回明かされた新共和国を内部から蝕む者たちや、その消息がうわさ話の域となっているギデオンと交差していくことだろう。
「マンダロリアン」シーズン3 第3話「チャプター19:改心」トリビアチェックポイント
「Mudscuffer」
自身の城をタイ・ボマーに爆撃されたボ=カターン・クライズは、「あのマッドスカッファー(Mudscuffer)どもが私の家を爆撃した!」と言っている。
この「Mudscuffer」というスラングは、「マンダロリアン」シーズン2「チャプター16:救出」でキャラ・デューンがブラスターの動作不良が起きた際に「Son of a mudscuffer」というフレーズで使っていた。
また、ボ=カターン・クライズは他にも「Scugged off(Scug off)」というスラングも使っており、これは文脈からすると怒らせるという意味のようだ。
ギャラクシーズ・オペラ・ハウス
ドクター・パーシングがアムネスティ・プログラムについてスピーチしている会場は、『エピソード3/シスの復讐』でパルパティーン最高議長がアナキン・スカイウォーカーに、死を欺いたダース・プレイガスの伝説を語っていたギャラクシーズ・オペラ・ハウスだ。
特徴的な外観、スタジアム形式の場内、そしてロビーの内装から、ギャラクシーズ・オペラ・ハウスであることがわかる。
タクシー・ドロイド
ドクター・パーシングが乗るエアスピーダーを運転するタクシー・ドロイドの頭部は、ラルフ・マクウォーリーによるC-3POのコンセプトアートによく似ている。
タクシー・ドロイドが紹介するコルサントの名所
このタクシー・ドロイドは、ドクター・パーシングに次々とコルサントの名所の話をする。これらはレジェンズの作品に登場した名称ばかりだ。
スカイドーム植物園
スカイドーム植物園は、レジェンズの小説「スター・ウォーズ ジェダイの末裔」にて登場。
マイセスの花
マイセスの花は、かつてサービスを展開していたオンラインゲーム「スター・ウォーズ ギャラクシーズ」の拡張パック「Rage of The Wookiees」に登場したキャッシークの植物。
銀河博物館
銀河博物館は、コミック「Tales of the Jedi」より登場。正史(カノン)でも、帝国博物館としてコミック「Star Wars」にて登場している。
絶滅動物のホログラムミュージアム
絶滅動物のホログラムミュージアムと少し名称は異なるが、絶滅動物ホログラム動物園は小説「スター・ウォーズ 暗黒卿の復活」に登場。
マンタボグ
タクシー・ドロイドが絶滅動物のホログラムミュージアムの中でも、特に語ろうとしていたマラステアのマンタボグは、ウィザーズ・オブ・ザ・コーストから発売されていた「スター・ウォーズ ロールプレイングゲーム」のソースブックから。
レジェンズでのマンタボグは、マラステアに生息していた絶滅した動物で、空中を飛び獲物を窒息させる捕食者だ。
イライア・ケイン
ケイティ・オブライアン演じるイライア・ケインは、「チャプター19:改心」でドクター・パーシングと顔見知りであり、モフ・ギデオンの部下だったことが明かされているように、シーズン2「チャプター12:包囲」にて初登場している。
シーズン2では「通信士官」という役名で、ネヴァロでレイザー・クレストを修理していたミンバニーズの作業員にトラッキング・ビーコンを取り付けさせ、グローグーの存在を確認させた。
「チャプター14:悲劇」では、タイソンにてグローグーを誘拐する作戦に参加。モフ・ギデオンにダーク・トルーパーの出動がまもなくであると報告しており、「チャプター15:信奉者」で軽クルーザー内にてディン・ジャリンからのホログラムメッセージの到着をモフ・ギデオンに知らせ、「チャプター16:救出」でも通信士官として救援要請を装ったラムダ級シャトルに対応していた。
このように、モフ・ギデオンの部下の中でもセリフがあって印象に残る役柄ではあったが、このような形で再登場するとは!
ドクター・パーシングを陥れたように、イライア・ケインは今後も暗躍を続けるだろう。シーズン3では一躍、主要キャラクターとなりそうだ。
トラベル・ビスケット
ドクター・パーシングは、アムネスティ・プログラムに参加するメンバーから帝国にいた頃の日常のなつかしいものを尋ねられて、配給品の黄色いトラベル・ビスケットを挙げる。
かつてサービスを展開していたオンラインゲーム「スター・ウォーズ ギャラクシーズ」では、トラベル・ビスケットがアイテムとして登場していたが、「マンダロリアン」のトラベル・ビスケットとは形状が異なっている。
エキュメノポリス
ドクター・パーシングが自室で聴いているコルサントの説明では、都市部に覆われた惑星のことをエキュメノポリスと呼ぶとされている。
コルサントに代表されるエキュメノポリスという名称は、レジェンズの小説で「ダース・モール 闇の狩人」に登場するローン・パヴァーンの息子、ジャックス・パヴァーンが主人公の「Coruscant Nights I: Jedi Twilight」にて初登場したもの。正史(カノン)では、小説「スター・ウォーズ ジェダイの継承者」で初めて用いられた。
ベンドゥデー
ドクター・パーシングは新共和国の職員から、良いベンドゥデーをと声を掛けられる。
ベンドゥデーは曜日のひとつで、銀河標準暦の5日間からなる標準週の5番目の曜日だ。つまり週末ということになり、ベンドゥデーに仕事をしているので現実世界の感覚では金曜日のようなものだろうか。
ベンドゥデーはStarWars.comの記事にて設定され、その後、デアゴスティーニの書籍「週刊スター・ウォーズ ミレニアム・ファルコン」に記述されたことで正史(カノン)となった。
その名前の由来は、ジェダイ・オーダーの前身であるダイ・ベンドゥから。もちろん、ベンドゥの由来は「スター・ウォーズ 反乱者たち」に登場するベンドゥと同じく、『スター・ウォーズ』初期脚本に記載されていた「ジェダイ ベンドゥ」だ。
タングズデー
ホバー列車内で、イライア・ケインは居合わせたバフォペルにタングズデーだと言う。
タングズデーは、標準週の3番目の曜日だ。週半ばなので、イヤになっちゃうねというようなニュアンスの挨拶なのだろう。
名前の由来は、古代のコルサントに住んでいた種族のタングから。レジェンズでは、タングはコルサントに原住し、マンダロアへ移り住んでマンダロリアンの文化の先駆けとなったとされている。
モニュメント・プラザ
ドクター・パーシングとイライア・ケインが連れ立って歩いている場所は、モニュメント・プラザだ。
小説「アフターマス」にて、『エピソード6/ジェダイの帰還』の終盤のコルサントのシーンでパルパティーン皇帝の像を引き倒していた場所がモニュメント・プラザだと設定された。
「クローン・ウォーズ」シーズン2 第14話「狙われた女公爵」では、警察に追われるサティーン・クライズ女公爵とオビ=ワン・ケノービが密かに出会う場として登場したほか、シーズン3 第11話「平和を求めて」では灯火管制下の暗闇のモニュメント・プラザで、オナコンダ・ファーが襲撃されている。
「クローン・ウォーズ」での登場にあたっては、ラルフ・マクウォーリーのコンセプトアートのデザインが用いられており、特徴的な建物の形状は「マンダロリアン」でも確認出来る。
PKシリーズ労働ドロイド
ドクター・パーシングとイライア・ケインがモニュメント・プラザを歩いている際に、竹馬に乗ってジャグリングをしているPKシリーズ労働ドロイドがいる。
PKシリーズ労働ドロイドは、『エピソード1/ファントム・メナス』に登場。トレード・フェデレーションの艦船であるサーカク艦内の通路を歩いていたほか、ナブーの戦いではバトル・ドロイドの残骸を集めていた小柄なドロイドだ。
ウメイト
モニュメント・プラザにてイライア・ケインは、ドクター・パーシングにコルサントで最も高い山であるウメイトの山頂を案内する。
コルサントで唯一、目に出来る惑星のもともとの地表であり、コルサントがここまで高層に都市を築いてしまったという証拠(地球で例えれば、エベレストの山頂にまでビルがあるようなもの)であるマラナイ山脈の最高峰であるウメイトは、前述のラルフ・マクウォーリーのコンセプトアートを出発点にレジェンズでも設定されていたが、正史(カノン)では小説「スター・ウォーズ ハイ・リパブリック ジェダイの光」にて、『エピソード1/ファントム・メナス』の200年前の様子が登場。当時の共和国議長、リナ・ソーがジェダイのアヴァー・クリスやヤレアル・プーフらと、ヘツァル星系で起きたハイパーレーンの大災害について話し合いを行った。
「ジェダイの光」の記述によると、この頃はウメイトに触るために長い行列が出来ていたが、それから230年以上の間に触ることは禁止されてしまったらしい。
レジスタンスのマーチ
ウメイトのシーンの少し前にて、音楽は『フォースの覚醒』などのシークエル・トリロジーで使われた楽曲「レジスタンスのマーチ」が流れている!
フォトン・フィズル
ウメイトに触らせようとして、ドクター・パーシングをひっかけたイライア・ケインは、フォトン・フィズルをおごると言う。
フォトン・フィズルは、レジェンズのTVアニメーション「スター・ウォーズ ドロイドの大冒険」にて言及されていた飲み物。
書籍「What is a Wookiee?」にて、『エピソード2/クローンの攻撃』のデックス・ダイナーにある飲み物がフォトン・フィズルであると設定された。
また、カリフォルニアのディズニーランドと、フロリダのディズニー・ハリウッド・スタジオにある『スター・ウォーズ』のテーマランド「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」のレシピ書籍「Star Wars: Galaxy’s Edge: The Official Black Spire Outpost Cookbook」では、現実世界の材料で作るフォトン・フィズルのレシピがある。
ちなみにゲーム「レゴ スター・ウォーズ/スカイウォーカー・サーガ」では、『エピソード2/クローンの攻撃』でデックス・ダイナーに訪れた際に、オビ=ワン・ケノービを操作してフォトン・フィズルを客に持って行く場面がある。
ホバー列車の駅のアナウンスは「スター・ツアーズ」から
ドクター・パーシングとイライア・ケインがホバー列車の駅の改札に入り込もうとするシーンで、女性の声によるアナウンスはディズニーランドのアトラクション「スター・ツアーズ」にて、リニューアル前にキューラインで流れていたアナウンスと合致する。
これはイウォーク語によるアナウンスで、聞き取れた範囲だと「bic ick gupta toto, achi-bic. Maricchi ni achi. Gunda」までは流れていることが確認出来た。
「スター・ツアーズ」での同じ個所のアナウンスは、以下の動画からご確認頂きたい。
インペリアル級スター・デストロイヤー
ドクター・パーシングとイライア・ケインが廃船置き場で侵入するのは、インペリアル級スター・デストロイヤーだ。
LAAT/leパトロール ガンシップ
ドクター・パーシングを包囲する際に、新共和国が用いていたのはLAAT/leパトロール・ガンシップだ。
ポリス・ガンシップとも呼ばれるLAAT/leパトロール・ガンシップは、リパブリック・アタック・ガンシップことLAAT/iよりも軽装で、その名の通りコルサント保安部隊が「クローン・ウォーズ」にて用いていた。
実写作品での登場は、「チャプター19:改心」が初。
マインド・フレイヤー
新共和国は捕らえたドクター・パーシングに対して、低い電圧で使用することでトラウマ的な記憶を鎮静化出来るとマインド・フレイヤーに似た装置を使用する。
マインド・フレイヤーは、「マンダロリアン」シーズン1「チャプター8:贖罪」にて、モフ・ギデオンの帝国軍の残党に包囲されたネヴァロのカンティーナで、キャラ・デューンが降伏すれば元反乱軍ショックトルーパーの自分はマインド・フレイヤーにかけられる、と言及されている。
グリーフ・カルガは、これに対して戦時中のプロパガンダでありウソだと信じていなかった。
「マンダロリアン」はDisney+ (ディズニープラス)で配信中。
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2005年より「スター・ウォーズ ウェブログ」を運営。「『スター・ウォーズ』究極のカルトクイズ Wikia Qwizards<ウィキア・クイザード>」世界大会優勝者。ディズニープラス公式アプリ「Disney DX」のオリジナル動画や記事など、様々な出演/執筆も行っています。2010年、『ファンボーイズ』日本公開を目指す会を主宰しました。