シネマトゥディより。
ニューヨーク・ブルックリンのバーで開催される予定だった、『スター・ウォーズ』シリーズ全6作を13時間にわたって上映するファンイベント「スター・ウォーズ・ムービー・マラソン」が、開催直前にルーカスフィルムより著作権侵害を理由とした警告状が送られ、イベントが中止されたことがわかりました。
上映会に入場料を設けたことが問題に
このイベントは7月2日に開催予定で、約200人の参加者が見込まれていました。問題となったのは、公共の場・営利目的での映画上映。一般に販売・レンタルされている映像ソフトは家庭内にて楽しむためのものであり、これを他の目的で使用すると基本的には著作権に触れます。
そのため、日本の場合は上映会用にフィルムレンタルサービスなどがありますが、『スター・ウォーズ』の上映は基本的に難しいです。
今回の争点は、営利目的か否かというところでイベントに入場料を設けていたこと、またお客が集まることでその他の収益が見込めることがルーカスフィルム側からは問題となりました。これはもっともな主張ですが、主催側は「同好の士が集まる場所にしたかった」、「金儲けが目的ではなかった」と反論しています。
お金が絡んでしまうと、著作者は勝手に『スター・ウォーズ』で金儲けしていると見られてしまうので、細心の注意が必要でしょう。これは、今後ファンイベントを行う上で重要なポイントかと思います。