クローン・ウォーズ第１８話「千の月の謎（Mystery of a Thousand Moons）」レビュー

　「スター･ウォーズ　クローン・ウォーズ」第１８話「千の月の謎（Mystery of a Thousand Moons）」レビューです。

　ドクター・ヌーヴォ・ヴィンディの企みを防ぎ、彼を逮捕したアナキンとオビ＝ワン。ドクターを裁判にかけるため、移送しようとした矢先、最後の爆弾に付いていたウイルスがなくなっていることにクローントルーパーが気付く。アシスタントドロイドがウイルスを取り外し、持ち出したのだ。

　アシスタントドロイドはウイルスを新しい爆弾にセットし、起動させてしまう。クローントルーパーが止める間もなく、爆弾はついに爆発。ウイルスが研究所内に漏れ出した。

　広がるブルー・シャドウ・ウイルスを遮断するべく、研究所内の隔壁が次々と閉まる中、アソーカとレックスが率いる部隊はなんとか隔壁の中に入ることが出来た。

　パドメとジャージャーは別の部屋にいた。研究所は密閉状態になっていたが、ドロイドたちはウイルスを外に出すよう試みるだろう。パドメはこれを食い止めることを決意した。

　アナキンはドクター・ヌーヴォ・ヴィンディに、ウイルスの治療法について尋問するが、情報は得られなかった。

　シード宮殿に到着したアナキンとオビ＝ワンは、最初のブルー・シャドウ・ウイルス流行時まで歴史を紐解くと、アイエゴにのみ生息するリークサの根が治療に有効だという話をキャプテン・タイフォから聞く。

　しかし、アイエゴは分離主義者が支配する宙域の奥深くにあった。それでも、アナキンとオビ＝ワンはパドメとアソーカたちを救うため、危険を冒してアイエゴを目指して、トワイライトで飛び立った。

　アソーカの部屋では、ウィルスが隔壁を通り抜けていることが発覚。パドメとジャージャーは感染し始めているアソーカたちと合流し、二手に分かれて地表への隔壁を破壊しようとしているドロイドを殲滅するべく行動を開始した。

　アイエゴは無数の宇宙船の残骸が漂っており、トワイライト以外の船はまったくなかった。宇宙港に到着すると、バトルドロイドの集団が出迎えた。アナキンはこのドロイドたちを斬りながら突破しようとするが、すぐに敵意がないことに気が付いた。このドロイドたちは、１０歳の少年ジェイボ・フッドが再プログラムしたものだったのだ。

　アナキンとオビ＝ワンはリークサのことを尋ねるが、ジェイボ・フッドはアイエゴからは誰も出ることが出来ないと言う。アイエゴを出ようとするものを精霊ドロールが破壊してしまうというのだ。

　ナブーでは、アソーカとパドメたちがドロイドと交戦していた。その最中、ジャージャーをかばったパドメの防護服に穴が開いてしまい、ウイルスに感染してしまった。

　アナキンとオビ＝ワンはリークサを求めて、峡谷の崖を降りていく。途中、空を飛び交うザンドゥの足をつかんだ２人は、無事に谷底へ舞い降りた。

　リークサの根を掘り出そうとすると、巨大な歯を持つ本体が２人に襲いかかる。アナキンとオビ＝ワンは危ない目にあうものの、なんとか根を持ち帰ることに成功する。

　しかし、アイエゴからは誰も脱出できないと住人たちは言う。アイエゴの指導者アミット・ノロフは、脱出を試みた宇宙船のパイロットの最期のホログラムを見せ、精霊ドロールについて話す。

　この話に懐疑的なアナキンはオビ＝ワンとともに、トワイライトでアイエゴを飛び立つ。しかし、突然レーザービームが岩と岩の間に現れ、網目状に広がっていった。アイエゴから出るものを襲うのは精霊ドロールではなく、分離主義者がアイエゴからの脱出を防ぐため仕掛けたシステムだったのだ。

　アイエゴに戻ったアナキンに、パドメとアソーカから連絡が入る。バトルドロイドを全て破壊し、ナブーへのウイルス流出を防いだ２人だったが、ウイルスによって弱っていた。

　早くアイエゴを脱出しなければ、２人は救えない。アナキンとオビ＝ワンはアイエゴを脱出することが出来るのか？

　ブルー・シャドウ・ウイルスを巡るエピソードの後編。パドメ、アソーカという大切な人を救うべく、アナキンとオビ＝ワンが奔走します。

　ウイルスの治療法を探しに向かったアイエゴは、ファンならば名前に聞き覚えのある惑星でしょう。『ファントム・メナス』でアナキンが、パドメと初めて出会った時に「君は天使？」と聞き、アイエゴの月に住む天使について話します。

　さらに、このエピソードにはその「天使」がついに登場！ディアシムという種族で、光り輝いています。よく見るとパドメ似？

　また、アイエゴに住んでいるメカに強いジェイボ・フッドは少年時代のアナキンを彷彿とさせますね。