「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」第2話「脱出」エピソードガイド【ネタバレ注意】

スター・ウォーズ:バッド・バッチ

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 Disney+ (ディズニープラス)で配信中の「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」第2話「脱出」のエピソードガイドです。

 このエピソードガイドは、「脱出」のストーリー、レビュー、隠れ要素(イースターエッグ)やオマージュなどのトリビアの解説といった、このエピソードをより深く知るためのテキストをまとめています。

 この記事は「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」第2話「脱出」の本編鑑賞後にご覧ください。

 「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」の他のエピソードガイドは、以下をご参照ください。

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「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」第2話「脱出」ストーリー

 バッド・バッチらが乗る改造型オミクロン級攻撃シャトル、マローダーはハイパースペースを航行していた。眠るオメガを見てハンターとエコーが彼女を連れての今後を案じる中、船はサルーカマイに到着。サルーカマイに降り立ったオメガははじめての土の感触に驚く。

 バッド・バッチが頼った友人は、サルーカマイに何年も隠れている脱走兵だった。レッカーがかかったブービートラップの元に、クローン・トルーパーの脱走兵であるカット・ロクウェインと妻のスーがやってくる。

 カット・ロクウェインによると、クローン・トルーパーのレックスも昨日訪れており、クローン・トルーパーたちがジェダイに反旗を翻したこと、そして行動抑制チップについて話をし、次の目的地を告げずにここを後にしたという。

 彼らが話し合っていたカット・ロクウェインの家に、子どもたちであるシェーアとジェックがやって来て、オメガを遊びに連れ出すも、オメガには遊びの意味がわからない。

 ハンターはカット・ロクウェインに、オメガをバッド・バッチと同じ欠陥のあるクローンだと説明するが、カットはカミーノアンが作るものには目的があるのでオメガにも何かがあること、そして子育てはドロイドとの戦いよりも大変なのだと言う。

 カットによると、サルーカマイはすでにクローン・トルーパーたちの数も増えて危険であり、レックスは避難しようと告げたという。カット・ロクウェイン一家も、町で渡航船を予約することに。

 ハンターとカットが訪れた町では、クローン戦争が終わってもクローン・トルーパーたちは駐屯し続けており、帝国軍がすべての宇宙船を没収していた。

 カットは市場で商売をしているアリーナのファウジャに、次のシャトルの席の予約を頼むが、銀河帝国の方針で旧クレジットを使うにはチェーンコードが必要であると言う。町中ではチェーンコードについて説明する帝国のホログラムが流れ、予約した乗客がチェーンコードがないことを理由に乗船拒否されている。

 帝国はチェーンコードにより、住民を管理したいのだ。

 シェーアとジェックと遊ぶオメガは、ボール遊びに慣れてきた。が、ボールがフェンスを越えてしまい、シェーアとジェックが見ていない間にフェンスの外へボールを取りに行ってしまう。その背後に、ネクスーが現れた。

 民間人の移動にチェーンコードが必要となると、カットは脱走兵であることがわかって捕まってしまう。カットとスー、バッド・バッチの面々が話し合っていると、シェーアがオメガがフェンスを越えてしまったことを告げに来た。

 オメガを狙うネクスーをスーがライフルで狙撃し、ネクスーを追い払う。ハンターはオメガを叱責するが、カットはとにかく無事であったらそれでいいと、優しく抱きしめるのだった。スーは、子どもはトラブルを見つけてしまうもので、大人は子どもを守るのが仕事なのだと言う。

 ハンターは、カットとスーにオメガを一緒に連れて行ってもらうよう頼む。

 ハンターにチェーンコードの偽造を指示されたテクは、彼らが乗って来たマローダーを帝国に押収させて保管区に入り込み、宇宙港のネットワークに侵入してコードを複製するという作戦を考える。

 しかし、押収された時にテクとエコーだけではなく、オメガが船に乗ったままだった。

 保管区へと牽引されてきたマローダー。クローン・トルーパーたちをかいくぐり、エコーは空のディスクを保管庫から盗み出す。

 ハンターとカットらロクウェイン一家も宇宙港に到着。

 データをコピーしたディスクをハンターたちに届けようとするテクとエコーだが、銃撃戦が起きれば宇宙港は封鎖されてしまうため、厳重な警備体制の中で身動きが取れない。

 しかし、2人が目を離したスキにオメガがディスクを持ってハンターらに届けに行ってしまう。

 不測の事態に、エコーはマローダーの固定具のシステムの解除を試みているところに、クローン・トルーパーがやって来る。ごまかしきれなくなり、通報されたところをテクがスタンさせ、

 結果的に多くのトルーパーがエコーとテクの元に向かったため、手薄になったスキに進むオメガ。アストロメク・ドロイドに見つかってしまったが、レッカーに助けてもらいハンターたちの元へ。

 騒ぎが大きくなる中、シャトルへの行列に並ぶハンターとロクウェイン一家のところに、ギリギリでオメガがチェーンコード入りのディスクを持って合流。

 しかし、チェーンコードはロクウェイン一家の分の他にもうひとつ、合計5枚あった。ハンターは、オメガの幸せを願ってロクウェイン一家に預けて脱出させようとしているのだ。

 ハンターといたいと言い、ためらうオメガだったが、ロクウェイン一家とともにチェーンコードのチェックへと向かい、無事にゲートを通過する。

 ハンターは銃撃戦を展開する仲間の元へ急ぎ、オメガはそんなハンターを振り返る。バッド・バッチはサルーカマイを脱出出来るのか、そしてオメガが選ぶ道は…

「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」第2話「脱出」レビュー

スター・ウォーズ:バッド・バッチ

 バッド・バッチの貴重な友人とは、「クローン・ウォーズ」シーズン2 第10話「逃亡者」に登場のカット・ロクウェインだった(ちなみに、「クローン・ウォーズ」には「逃亡者」という邦題サブタイトルが付けられているエピソードがなぜか2つあり、シーズン6 第3話も同じ邦題となってしまっている)!

 はみ出し者のバッド・バッチと交流があったのは、やはり通常のクローン・トルーパーとはひと味違う脱走兵というわけだ。

 カット・ロクウェインが登場したエピソードは、「バッド・バッチ」第2話「脱出」が配信される11年も前に放送されているので、リアルタイムで見ていた方にとってはなつかしのキャラクターの再登場といったところ。

 動画配信サービス時代となると、あらゆる年代の作品がフラットに同じプラットフォームの中に置かれているので、最新エピソードを見た後に過去の関連作品を見ることもスムーズに出来る。

 133話+劇場版という膨大なエピソード数を持つ「クローン・ウォーズ」をベースとしたオリジナル作品という「バッド・バッチ」のコンセプトは、Disney+ (ディズニープラス)で配信される上で、こうした過去作の振り返り視聴の促進も考慮されているのかも知れない。

 カットは、第1話で大きな変化の中に叩き込まれてしまったバッド・バッチの面々が、今後を生きていく上で出会うには示唆的なキャラクターだ。

 戦争の道から脱し、子どもとともに生きているカットの姿は、共和国がなくなり、オメガという慣れない子どもと旅をすることになったバッド・バッチが、これから選べる道のひとつなのだろう。

 「マンダロリアン」と同様に、戦いに生きる男と子どもとの共生を描く姿勢は第2話「脱出」においてさらに顕著で、子どもはトラブルを起こすもので、大人はそんな子どもを守る存在、そして子育てはドロイドとの戦いよりも大変だというセリフまで飛び出す。

 子育ての先輩であるカットとスーからの助言は、バッド・バッチだけではなく子どもを持つ親世代の視聴者も共感するところだ。

 一方で、帝国が成立して間もない時の市民社会も描かれており、アメリカにおける社会保障番号のようなチェーンコードと旧貨幣との交換を組み合わせるなどして、管理社会に陥れていく様子が伺える。

 カットの登場からは、「クローン・ウォーズ」がいかに長大なシリーズだったかということを感じさせられ、今後も「クローン・ウォーズ」からのゲストキャラクターはあり得そうだ。

Disney+ (ディズニープラス)
「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」はDisney+ (ディズニープラス)にて独占配信中

「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」第2話「脱出」トリビアチェックポイント

サルーカマイ

 サルーカマイは、『エピソード3/シスの復讐』にてスタス・アリーがスピーダーバイクで走行中、オーダー66に倒れた惑星。

 「クローン・ウォーズ」シーズン2 第9話「囚われたジェダイ」、第10話「逃亡者」にも登場しており、この地でキャプテン・レックスはクローン・トルーパーの脱走兵であるカット・ロクウェインと出会う。

カット・ロクウェイン

 カット・ロクウェインは、「クローン・ウォーズ」シーズン2 第10話「逃亡者」で登場。戦争に嫌気が差して共和国軍から脱走し、トワイレックのスーと結婚して2児の義理の父となり、サルーカマイで平和に暮らしていたところ、戦争の火花がこの地にも飛んで来てキャプテン・レックスと出会うことになる。

 カット・ロクウェインとレックスは襲撃して来た分離主義者のドロイド・コマンドーに対してともに応戦し、レックスは共和国軍に帰還する際にもカットの生き方を理解して脱走兵を発見した件は報告しなかった。

キャプテン・レックスの足取り

 カットによると、レックスはバッド・バッチが訪れる前日に来訪したという。「クローン・ウォーズ ファイナル・シーズン」第12話「勝利と死」にて、オーダー66をアソーカ・タノとともに切り抜けた直後に、カットの元へと向かったことのだろう。

 「反乱者たち」ではウォルフとグレガーとともに引退生活を送っているので、レックスがいかにしてこの2人と合流して行動抑制チップを取り外したのか、その過程も気になるところだ。

ヌーナ

 ヌーナは、『エピソード1/ファントム・メナス』にてポッドレースのシーンでジャバ・ザ・ハットに弾き落とされていた生物。原生はナブーだが、タトゥイーンなどあちこちで見られる生物で、『エピソード2/クローンの攻撃』ではコルサントのナイトクラブに映るディスプレイの中でヌーナ=ボールというスポーツに利用されていた。

 また、「クローン・ウォーズ」では食用されてヌーナの料理が多く登場し、シーズン2 第10話「逃亡者」ではカット・ロクウェインの家でヌーナの丸焼きが振る舞われた。

 また、「マンダロリアン」シーズン2「チャプター16:救出」では、ボ=カターン・クライズとコスカ・リーヴスがいた店のメニューにロースト・ヌーナとオーラベッシュで記載されているほか、「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」のレストラン「ロント・ロースターズ」では、ヌーナ・ターキー・ジャーキーが売られているなど、銀河ではかなりポピュラーな食材のようだ。

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アリーナ

 サルーカマイの町の市場でカットがシャトルの席の予約を頼むファウジャの種族はアリーナ。アリーナは、『エピソード1/ファントム・メナス』でポッドレースパイロットのラッツ・タイレルの種族だ。

チェーンコード

 帝国が市民を管理するため、旧クレジットを使うために必要であるとしていたチェーンコードは「マンダロリアン」にて最初に登場。個人が特定出来るIDとして、賞金稼ぎがターゲットを捜索する際に用いたり、犯罪歴が記録されたり、身分証明として使用されていた。

 シーズン2「チャプター14:悲劇」では、ボバ・フェットはマンダロリアン・アーマーが自身のものであると証明するために、ジャンゴ・フェットも含めた歴代の持ち主がマンダロア語で記載されたチェーンコードをディン・ジャリンに見せる。

 「バッド・バッチ」第2話「脱出」では、このチェーンコードが帝国時代になって制定されたものであることが明かされた。

 また、チェーンコードを引き出しに入れて提示する宇宙港のゲートは、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』でハンとキーラがコアキシウムを賄賂に提示した、コレリアのコロネット宇宙港を彷彿とさせる。

ネクスー

 ネクスーは、『エピソード2/クローンの攻撃』でジオノーシスの闘技場でアナキン、パドメ・アミダラ、オビ=ワンの処刑に現れた生物。その爪でパドメに襲い掛かった。

スター・コミューター2000

 ロクウェイン一家が搭乗し、サルーカマイを飛び立ったシャトルであるスター・コミューター2000は、「スター・ウォーズ 反乱者たち」に登場。惑星間の旅客機で、「反乱者たち」ではドロイドのRX-24がパイロットを務めていた。

 「スター・ツアーズ」でスタースピーダー3000のパイロットであったRX-24と同型である上、スター・コミューター2000は東京ディズニーランドのアトラクション「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」のモニターに登場するサクール工業が製造したものと設定されているなど、明らかに「スター・ツアーズ」を意識した宇宙船となっている!(なお、「スター・ツアーズ」は正史ではない)

8Dシリーズドロイド

 サルーカマイの宇宙港を歩いていたドロイドは、8Dシリーズ製錬ドロイド。

 『ジェダイの帰還』のジャバの宮殿にて、パワードロイドを拷問していたドロイドの8D8と同じシリーズで、「マンダロリアン」シーズン2「チャプター13:ジェダイ」にも登場していた。

ゴンキー

 レッカーがトレーニングで持ち上げているパワー・ドロイドは、StarWars.comのデータバンクにてゴンキーとされている。

 「クローン・ウォーズ ファイナル・シーズン」第2話「エコーの呼ぶ声」でもレッカーに持ち上げられており、その際には片手でゴンキーを持ち上げ、もう片手で肉を食うという、レッカーは絵に描いたような筋肉キャラであることが即座にわかる演出となっていた!

Disney+ (ディズニープラス)
「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」はDisney+ (ディズニープラス)にて独占配信中

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