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「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」第4話「追いつめられて」エピソードガイド【ネタバレ注意】

スター・ウォーズ:バッド・バッチ

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 Disney+ (ディズニープラス)で配信中の「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」第4話「追いつめられて」のエピソードガイドです。

 このエピソードガイドは、「追いつめられて」のストーリー、レビュー(感想・考察)、隠れ要素(イースターエッグ)やオマージュなどのトリビアの解説といった、このエピソードをより深く知るためのテキストをまとめています。

 この記事は「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」第4話「追いつめられて」の本編鑑賞後にご覧ください。

 「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」の他のエピソードガイドは、以下をご参照ください。

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「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」第4話「追いつめられて」ストーリー

 宇宙を航行するマローダーの船内。ハンターは次の行き先として、身を隠して様子を見るため無人のアイダフロアを提案するが、燃料と食料が不足していることをテクが指摘する。

 これまで共和国軍の所属だったバッド・バッチだが、共和国が帝国となり、帝国から追われる身となったため補給を受けることができない。身を隠して時期を待つこともできないのだ。

 さらに、マローダーの信号は手配リストに載っていることも判明。スクランブルをかけるよう発信機を調整するには着陸する必要があるため、一番近いパントラへ向かうことに。

 ドッキング・ベイでは、サラスタンが船のスキャンを要求する。レッカーが凄むと、省くことはできると言うが「心付け」を求めてきた。

 賄賂を得たサラスタンだったが、ロー・ステーションのラスパー6と名乗り、オミクロン級改造アタック・シャトルを探している者に、居所を知っていると連絡を取る。

 連絡相手の女は、自身の宇宙船内でオメガのホログラムを見ながらラスパー6に座標を送ること、また逃がさないようにと言う。

 パントラに降り立ったバッド・バッチ。ハンター、エコー、オメガが船内の物品を売るとともに、買い出しへ行くことに。エコーは目立たないよう、ドロイドの変装をするのだ。

 テクとレッカーは、マローダーにスクランブルをかけるため発信機の調整作業を行う。

 街では、クローン・トルーパーの行進を拍手で迎える人々の姿が。クローン戦争が終わったことを祝っているのだが、側ではチェーンコードを告知するランパート中将のホログラムも投影されていた。

 ハンターは、グランの商人にパイロ・デントンを1800クレジットはするものだと売ろうとするが、商人は闇市場ではそうかも知れないが、真っ当な商売をしているので買えないと言う。

 グランの商人は、エコーが変装しているドロイドに興味を示し、ハンターは軍用のプロトタイプだとして2000クレジットの提案に対して4000と返し、最終的に3000クレジットで妥結。エコーは後で、ハンターの合図とともに逃げ出すのだ。

 オメガは、店のクローン・トルーパーの人形を持ったまま、荷車に載せられたヴーアパックの元へ駆け寄った。すると、ヴーアパックがクローン・トルーパーの人形をオメガから奪うと同時に、ヴーアパックを載せた荷車が前進してしまう。

 エコーをグランの商人に「売った」ハンターは、オメガがいないことに気付く。

 ヴーアパックの荷台を追いかけるオメガ。ヴーアパックはクローン・トルーパーの人形を振り回して車外に放り出すが、オメガはゴウタルにぶつかって倒れてしまう。

 そんなオメガに、赤いヘルメットを抱えた女、フェネック・シャンドがはぐれた友人を一緒に探そうと声をかけ、手を差し伸べた。

 お腹が空いているオメガに、フェネック・シャンドは果物を抱えたパントランにわざとぶつかり、盗み出した果物を分け与えるのだった。

 ブラスターを持っている理由をオメガに尋ねられると、フェネック・シャンドは銀河はひとりでは危険なため、護身用に持っているのだと言う。

 そこにハンターが追って来て、オメガにその女から離れるよう告げる。

 にらみ合いの末、先にフェネック・シャンドがブラスターを放った。近接戦闘を仕掛けたハンターは、腕力でフェネックの手からブラスターやバイブロ=ナイフを落とさせるが、ヘルメットによる頭突きを受けてしまう。

 騒ぎを聞いてパントランの保安要員が駆けつけ、フェネック・シャンドは逃げ出した。

 テクとレッカーが信号発信器を取り出した時、ハンターから手強い女から襲撃を受けてオメガを見失ったと連絡が入る。レッカーはオメガの元へ、テクはセキュリティネットワークに入って街のカメラからオメガを探すことに。

 ハンターは、出発の準備をするように言うが、マローダーは信号発信器の調整をやりかけたままの状態。整備ドロイドが必要ということで、エコーはドロイドたちを引き連れてグランの商人の元を離れる。

 テクは、セキュリティネットワークへの侵入により、追っ手から逃れるため整備トンネルに入るオメガを発見。

 整備トンネルでは、レッカーがオメガと合流。そこへフェネック・シャンドが現れ、レッカーが立ち向かうが攻撃をいなされ、倒されてしまう。

 トンネルを抜けたオメガがたどり着いたのは、整備タワーの頂上だった。突然、ドアが爆発してのけぞったオメガはバランスを崩し、辛うじてタワーにぶら下がる状態となってしまう。ぶら下がる力が尽きた時、その手を掴んだのはフェネックだった。

 スピーダー・バイクを奪い、オメガの元へと向かってくるハンターを確認したフェネック・シャンドは、オメガとともに眼下のホバー・トラックへと飛び降りる。

 追ってくるハンターのスピーダー・バイクを狙撃するフェネックを、オメガはホバー・トラックの荷台をせり上げて落とすが、フェネックは別のエア・スピーダーを奪取してなおも追いかけてくる。

 荷台のロープをつかんでぶら下がるオメガをハンターが助けに来るも、フェネック・シャンドはエア・スピーダーを体当たりさせてスピーダー・バイクを弾き飛ばし、騒ぎを見て追ってきたパントランの保安要員も狙撃して撃ち落とす。

 ハンターは、フェネックの手からオメガを救うことが出来るのか…

「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」第4話「追いつめられて」レビュー

スター・ウォーズ:バッド・バッチ

 「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」の予告映像で登場して以来、その活躍が気になるところだった「マンダロリアン」からのゲストキャラクターである、フェネック・シャンドがついに登場。

 『エピソード2/クローンの攻撃』でのコルサントでのオビ=ワン・ケノービ&アナキン・スカイウォーカーとザム・ウェセルのチェイスを彷彿とさせるような、エアスピーダーのレーンでの追跡戦を繰り広げたり、バッド・バッチのメンバーとの戦いにおいて2人もノックアウトしてしまうなど、「マンダロリアン」から28年前の時代でも恐るべき暗殺者であることが描かれた。

 第4話までの段階で「バッド・バッチ」は毎エピソードごとに新たな星を訪れ、また逃避行の旅を続けていくというフォーマットとなっているが、これは映画ではなく連続シリーズだからこそ出来る構成だ。「宇宙大作戦(スター・トレック)」のように、毎週新しい星を旅して冒険がつづられていく面白さはシリーズものの醍醐味と言えるだろう。

 その旅の軸となるのは、カミーノから外へ出たことがなかったオメガだ。居場所をなくしたバッド・バッチのともすれば暗くなりそうな逃避行は、オメガにとって新しい世界をひとつひとつ知っていく旅でもあるのだ。

 そんなオメガを狙ったフェネック・シャンドの雇い主は何者なのか。

 バッド・バッチではなくオメガが狙われたということがポイントであり、またフェネック・シャンドがオメガを殺さずに連れ去ろうとしたことから、オメガ自身に大きな価値があることがわかる。

 ラマ・スーやナラ・セといった、オメガの存在を何らかのカギとしているカミーノアンは、雇い主として動機も充分だし、クローンのオリジナルであるジャンゴ・フェットが長年カミーノに滞在しており、ドミノ分隊の訓練に傭兵がいるなど、賞金稼ぎや傭兵とのコネクションもありそうだ。

 帝国はまだオメガの価値に気付いていなさそうだが、もし帝国やその他の勢力もオメガを狙っているとなると…オメガの謎は、「バッド・バッチ」のストーリーの中でも重要な要素となるだろう。

 スピーダーでのチェイスに加え、格闘戦といったアクションシーンとともに、ドロイドに変装するエコーと整備ドロイドたちなど、コミカルなシーンも印象に残る一作だ。

Disney+ (ディズニープラス)
「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」はDisney+ (ディズニープラス)にて独占配信中

「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」第4話「追いつめられて」トリビアチェックポイント

パントラ

 バッド・バッチが今回、上陸したパントラは「スター・ウォーズ クローン・ウォーズ」にて登場。パントラ出身のパントランは、『エピソード3/シスの復讐』でジョージ・ルーカスがカメオ出演したパパノイダ男爵の種族。

 パントランは、ルーカスの娘であるケイティ・ルーカスが同じく『エピソード3/シスの復讐』でカメオ出演したチー・イクウェイのほか「クローン・ウォーズ」ではチューチー議員、パパノイダ男爵の娘であるチェ・アマンウェなどが登場している。

 「クローン・ウォーズ」でパントラは、タルズたちが住む惑星オルトー・プルトニアの衛星であるとされていたが、「バッド・バッチ」ではテクが「惑星」と発言している。

フェネック・シャンド

 「バッド・バッチ」第4話「追いつめられて」でオメガを狙うのは、「マンダロリアン」に登場したフェネック・シャンドだ。

 「バッド・バッチ」は、「マンダロリアン」から実に28年前の出来事であるにも関わらず、見た目は変わりない。おそらく、通常の人間よりも老化が遅い種族なのだろう…また、このエピソードではフェネック・シャンドの宇宙船が登場したことにも注目。

『マンダロリアン』第5話場面写真⑥

© 2020 Lucasfilm Ltd.

 フェネック・シャンドは、「マンダロリアン」シーズン1「チャプター5:ガンファイター」にてタトゥイーンに逃走中の暗殺者として登場し、賞金稼ぎギルドに入りたいトロ・カリカンと、これに協力したディン・ジャリンが追跡。

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 トロ・カリカンによってフェネック・シャンドは撃たれるが、シーズン2「チャプター14:悲劇」でサイバネティクスの体となって命を取り留め、ボバ・フェットとともにディン・ジャリンの元にやって来た。

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 「バッド・バッチ」でフェネック・シャンドの声を演じるのは、「マンダロリアン」と同じくミンナ・ウェン。ミンナ・ウェンは、アニメ『ムーラン』にて主人公のムーランの吹き替えも務めている。

 フェネック・シャンドは、2021年12月にDisney+ (ディズニープラス)で配信されるボバ・フェットが主役の新シリーズ「ザ・ブック・オブ・ボバ・フェット」にも登場するものと思われる。

ボバ・フェットが主役の新シリーズ「ザ・ブック・オブ・ボバ・フェット(The Book of Boba Fett)」が、2021年12月にDisney+ (ディズニープラス)で配信されることが発表!

 フェネック・シャンドはまだまだ謎が多いキャラなので、共和国から帝国に代わる時代に何をしていたのか、今後明かされることに期待したい。

ラグジュアリー3000スペースヨット

 ロー・ステーションのラスパー6と名乗るサラスタンの宇宙港の事務所には、ソロスーブ・パーソナル・ラグジュアリー・ヨット3000の模型が置いてある。

 ラグジュアリー3000スペースヨットは、「スター・ウォーズ 反乱者たち」にてホンドー・オナカーの船として登場したフォーチュン・アンド・グローリーと同型。

 レジェンズでは、ランド・カルリジアンの船のレディ・ラックもソロスーブ・パーソナル・ラグジュアリー・ヨット3000だ。

パイロ・デントン

 ハンターがグランの商人に売ろうとしたパイロ・デントンは、『フォースの覚醒』でハン・ソロやチューバッカらがスターキラー基地を爆破する際に仕掛けた爆発物だ。

クローン・トルーパーの人形

 オメガがグランの商人の店で見つけたクローン・トルーパーの人形は、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』で子どもの頃のジン・アーソが持っていたストームトルーパーの人形と同様のもの。

LEシリーズ・ドロイド

 アストロメク・ドロイド蛇腹状の手足が生えたような外見のLEシリーズ・ドロイドは、「スター・ウォーズ レジスタンス」で登場。「宇宙戦艦ヤマト」のアナライザーのようなシルエットのドロイドだ。

 「バッド・バッチ」では、クリンクという個体が登場した。

トゥーカ=キャット

 パントラの市場では、トゥーカ=キャットの姿を見ることが出来る。

 トゥーカ=キャットは、「クローン・ウォーズ」シーズン1 第20話「ライロスの罪なき人々」などでぬいぐるみとして登場することが多く、「バッド・バッチ」でもレッカーのトゥーカのぬいぐるみが登場している。

 「スター・ウォーズ 反乱者たち」にて登場したロズ=キャットは、トゥーカ=キャットの種類のひとつ。

ヴーアパック

 オメガが心惹かれた生き物であるヴーアパックは、「スター・ウォーズ レジスタンス」などにて登場する6本脚の生物。

 『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』のキーラは、ヴーアパックの毛皮を用いた服を着用していると設定されている。

ウォーラス・マン(アクアリッシュ)

 パントラ市街地でのチェイスシーンで、音楽を聴きながら運転しているアクアリッシュは、ケナーから発売されていたウォーラス・マン(当時の呼称)のヴィンテージフィギュアと同じカラーリングだ。

 このケナーのフィギュアと同じカラーリングのアクアリッシュは、「クローン・ウォーズ」シーズン5 第12話「生きていた兵士」でも見ることができる。

Disney+ (ディズニープラス)
「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」はDisney+ (ディズニープラス)にて独占配信中

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