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「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」第12話「ライロスからのSOS」エピソードガイド【ネタバレ注意】



スター・ウォーズ:バッド・バッチ

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 Disney+ (ディズニープラス)で配信中の「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」第12話「ライロスからのSOS」のエピソードガイドです。

 このエピソードガイドは、「ライロスからのSOS」のストーリー、レビュー(感想・考察)、隠れ要素(イースターエッグ)やオマージュなどのトリビアの解説といった、このエピソードをより深く知るためのテキストをまとめています。

 この記事は「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」第12話「ライロスからのSOS」の本編鑑賞後にご覧ください。

 「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」の他のエピソードガイドは、以下をご参照ください。

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「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」第12話「ライロスからのSOS」ストーリー

 ライロスで捕らえられているチャムとエレニ、ゴビ・グリーらの独房にやってきたランパート中将は、ヘラの居所を聞き出そうとするが、応じる者はいなかった。

 ランパート中将は、シンドゥーラの信奉者を全員捕らえるようクローン・トルーパーのキャプテン・ハウザーに指示するが、ハウザーは彼らは反乱者ではないため、逮捕する理由が何もないと指摘。

 護送車列を襲ってオーン・フリー・ターを撃ったのだと主張するランパート中将だが、現場で見ていたが撃ったのはチャム自身でもその仲間でもなかったとハウザーは反論する。それでは議員を撃ったのは何者なのかとランパート中将は詰め寄り、ハウザーは言い淀んでしまう。

 ランパート中将は改めて命令に従うように言ってハウザーも了解するが、ヘラ・シンドゥーラの捜索は別の分隊が行っているという。

 彼らが話している側の物陰には、チョッパーが潜んでいた。

 チョッパーと通信するヘラ・シンドゥーラは、マクロバイノキュラーでシンドゥーラ邸の様子を偵察していた。シンドゥーラ邸では、クロスヘアーに率いられたエリート分隊がヘラを捜索中だ。

 これを見たヘラは、チョッパーに基地で落ち合うことと、ただちにSOSを発信することを伝える。

 マローダーでは、オメガがパワー・ドロイドのゴンキーの主電源がフル充電出来ないため修理をしていた。これを見たハンターは欠陥品だから無理だと言うが、オメガはゴンキーに、私たちも欠陥品だと励ます。

 テクは、見覚えのない周波数から通信が届いていることを報告し、ホログラムを再生。そこに映っていたのは、オメガにライロスへ戻るよう訴えるヘラ・シンドゥーラだった。

 両親が帝国に捕らえられ、早く助けて欲しいと言うヘラのホログラムを見て、オメガはすぐに行かなければと言うが、ハンターは誰かが困る度に危険は冒せないと説得する。しかし、オメガはそれが兵士のやることではないのかと言い、この言葉にハンターは決意する。

 ヘラが指定した、ライロスで以前にチャム・シンドゥーラが使っていた司令所跡に着陸するマローダー。ヘラ・シンドゥーラはバッド・バッチに、本当に他に誰も頼れる人がおらず、首都で拘束されている両親を解放して欲しいと懇願。報酬は両親が払うと言うのだ。

 ハンターは、まだ約束は出来ないと告げつつ、まず相手の様子を見ることに。

 ランパート中将は、ライロスの市民への演説の中でオーン・フリー・ターの容体は持ち直し、完全な回復に向かっていると言う。

 また、暗殺を企てた一味が捕らえられたことも告げられるが、バッド・バッチとともに偵察していたヘラは、チャム・シンドゥーラらがオーン・フリー・ターの暗殺を謀ったとされていることに騙されないよう、ハンターに言う。

 オメガは、演説が行われている広場にクロスヘアーがいることに気付く。

 バッド・バッチは、状況を分析。街へのプラズマブリッジは解除されており徒歩では侵入できず、宇宙船で突撃しようにもスキャナーで検知されてしまう。テクは、ライロスは分離主義者の惑星ではなかったにも関わらず、ラクサスと同じくらいの兵員が駐留しており、軍事占領だと違和感を覚える。

 そんなバッド・バッチの頭上では、プローブ・ドロイドが監視していた。これに気付いたハンターは、プローブ・ドロイドを破壊。帝国軍に自分たちの存在が知られてしまうであろうことから、その場を急いで離れることに。

 一方、クロスヘアーはセクター5からのプローブ・ドロイドからの映像を確認し、バッド・バッチがライロスにいることを知る。

 司令所に戻ったバッド・バッチとヘラ。テクによると、街の巡回兵は増え、手配は広まっているという。

 奇襲が通用しなくなった以上、策はないということでヘラだけをライロスから連れ出すと言うハンターに、ヘラは報酬を2倍にすると引き留めるが、いくら積まれても死んでしまったら終わりで、危険を冒す価値がないと言うハンター。

 オメガに非難されるが、限界を知ってこそ戦略は成り立つとハンターは主張。オメガはこれに対し、もしハンターが捕まったら私は救い出すと告げるのだった。

 ランパート中将は、チャム・シンドゥーラの信奉者を全員捕らえるようハウザーに指示するが、平和的な市民まで捕らえれば暴動の火種になると反対する。

 クロスヘアーは、ランパート中将にクローン・フォース99がライロスで発見されたことを報告。トルーパーの大隊ではクローン・フォース99には太刀打ちできないと言うクロスヘアーに対し、ランパート中将はヘラ・シンドゥーラを発見できていないこともあり、クロスヘアーの能力を疑問視する態度を取る。

 ヘラ・シンドゥーラとチョッパーに、オメガはあきらめず兄弟であるハンターを信じること、そしてライロスの地理に詳しいヘラとともに戦略的な作戦を立てて、ハンターを説得しようともちかける。

 チャム・シンドゥーラたちが捕らえられた監獄では、ハウザーがヘラをランパートの兵から守るため、居場所を知っていたら教えて欲しいと頼むが、チャムはこれを断る。

 オメガとヘラの作戦は、精製所を攻撃して帝国軍をおびき寄せて手薄になった隙に、首都にいる両親を救出するというもの。精製所の防衛については、チョッパーが忍び込んでオートキャノンを解除するのだ。

 ハンターはこの作戦に合意し、オメガとヘラはチョッパーの援護に、テクとレッカーはキャノンが無力化したら精製所に突入、ハンターとエコーは首都でヘラの両親の救出にあたることに。

 オメガとヘラが見守る中、チョッパーは精製所へと入るアストロメク・ドロイドの列に紛れ込んで施設に潜入すると、キャノンの解除を試みるが上手くいかない。クローン・トルーパーに囲まれてしまったチョッパーをマクロバイノキュラーで見て、オメガはコンソールの接続を使えないようにしようと言う。

 精製所にあったニュー級アタック・シャトルに乗り込んだヘラとオメガ。ヘラの操縦は最初こそ機体を制御できていなかったが、チョッパーがクローン・トルーパーから逃げるきっかけを作り、コンソールを破壊してキャノンを無力化。チョッパーを救助して離脱に成功する。

 そこにテクとレッカーがマローダーで精製所を強襲し、キャノンを破壊。

 ランパート中将は、ハウザーに首都を任せて精製所へと赴く。一方、首都の壁を登って監獄に侵入したハンターとエコーはチャム・シンドゥーラたちを救出。

 クロスヘアーは精製所へ急ごうとするトルーパーたちの中で、精製所で陽動を仕掛けたバッド・バッチの狙いに気付く。首都の扉の前にクローン・トルーパーたちを集め、自身は後方で狙撃に備える。

 その扉の中では、ハンター、エコー、チャム・シンドゥーラらが外に出ようとしていた。そんな彼らをキャプテン・ハウザーが呼び止める。帝国のやり方は間違っていると言うハウザーは、扉の外に出ればワナにかかることを教える。

 一行はオーン・フリー・ターのプライベート格納庫のシャトルで逃げることにし、自分の隊の部下は見捨てられないと言うハウザーは扉の外へと出る。

 扉から現れたハウザーを見て、クローン・トルーパーたちは武器を下ろす。ハウザーは、守ると誓ったライロスの人々を標的とする命令には従わないとブラスターを捨てる。

 帝国に背くキャプテン・ハウザーの行動は、他のクローン・トルーパーたちにも通じるのか…

「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」第12話「ライロスからのSOS」レビュー

スター・ウォーズ:バッド・バッチ

 第12話「ライロスからのSOS」は、第11話「悪魔の契約」から続くエピソードだ。前話ではゴビ・グリーに武器を売るだけだったバッド・バッチが、ヘラ・シンドゥーラの助けに応じて再び主役として活躍する。

 すれ違うだけだった前話とはアプローチが変わり、バッド・バッチやオメガと、ヘラ・シンドゥーラ、チョッパーが共闘する様子は、まさに「バッド・バッチ」と「反乱者たち」のクロスオーバーエピソードといったところ!

 「反乱者たち」そのままなチョッパーの行動や、後のパイロットとしての片鱗を見せるヘラ・シンドゥーラ。「反乱者たち」を見てきたファンにとって、そのオリジンが見られるのが「悪魔の契約」と「ライロスからのSOS」の2エピソードだ。

 エンディングではチャムとエレニ、ヘラ、チョッパーが無事にライロスを脱出するが、この後のどこかの時点でエレニは亡くなり、チャムとヘラは確執を抱えることになるという過酷な道が待っている。ヘラが同じくバッド・バッチと遭遇したことのあるケイナン・ジャラスと出会うのは、もう少し後のお話。

 チャム・シンドゥーラ率いるトワイレックのレジスタンスの戦いは「スター・ウォーズ ロード・オブ・シス」、ヘラとケイナンの出会いは「スター・ウォーズ 新たなる夜明け」と、それぞれ小説に描かれている。こうして『スター・ウォーズ』ギャラクシーはつながっていくのだ。


 「ライロスからのSOS」は、クローン・トルーパーを司るプログラムについて興味深いシーンがあったのも大きなポイントだ。

 キャプテン・ハウザーがライロスの民に銃口を向ける矛盾に気付き、その銃を捨てるというプログラムに反する行動を見せ、一部のクローン・トルーパーもこれに同調したのだ。

 行動抑制バイオチップが残されていたとしても、強い思いがあれば自分の意思を通すことができるのだろうか?これまで隣で戦い続けてきたジェダイをオーダー66で葬るほど、絶対的な洗脳効果があると思われる行動抑制バイオチップにも、何らかの抜け穴があるのか。

 「ライロスからのSOS」のエンディングにて、クロスヘアーがバッド・バッチを追跡する許可を得ることになり、シリーズ終盤戦ではいよいよバッド・バッチとクロスヘアーがぶつかることになりそうだが、キャプテン・ハウザーの帝国への反逆はクロスヘアーが転向するヒントになるか、注目だ。

「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」第12話「ライロスからのSOS」トリビアチェックポイント

ターボレーザー砲塔

 ライロスの精製所に配備されていたターボレーザー砲塔は、『エピソード4/新たなる希望』にてデス・スター上に設置されていたターボレーザー砲塔と同様のデザインだ。

プローブ・ドロイド

 バッド・バッチを頭上から監視していたのは、ヴァイパー・プローブ・ドロイド。『エピソード5/帝国の逆襲』にてホスのエコー基地を発見するなど、シリーズ随所に登場するおなじみのドロイドである。

Disney+ (ディズニープラス)
「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」はDisney+ (ディズニープラス)にて独占配信中

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